座ぶとん集会(福井県青醸会の皆様)

最終更新日 2016年7月5日ページID 033024

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意見交換風景 集合写真

<実施日>
平成28年6月23日(木)16:40~
<会場>
AOSSA(福井市手寄)
<参加者> 
福井県青醸会の皆様
<主な活動> 
福井県酒造組合の若手組合員の会。県内外で、地酒と食を楽しむイベントを開催し、本県の豊かな食文化を発信
<参加された皆様から出された意見>
・ 昔は日本酒しか飲まなかったが、今はビールやワインが登場し、また、若者のアルコール離れなどにより、酒造業界は厳しい環境に置かれている。福井は酒造りに適した風土であり、原料の水、米、酵母すべてが福井産の酒であることをPRすれば、東京など都会の酒屋は興味を持ってくれると思う。そのためにも、酒蔵それぞれの味を守っていきたい。
・福井の酒は、県外でも美味しいと評判がよいが、日本酒だけのイベントを行っても集客は難しい。例えば、カニなど福井の食材や伝統工芸など他の業種とコラボしたイベントを開催すれば、集客にもつながると思う。
・福井には美味しい酒や食材がたくさんあるので、県外でもっとイベントを開催しPRに力を入れたい。
・海外では、福井が酒どころであることはあまり知られていないので、福井の酒と食を合わせてもっとPRしていきたい。なお、ニューヨークでPRイベントを行った時は、福井の食材が手に入りにくくて苦労した。
・県内での酒のPRイベントは、フェニックスプラザで開催している。他の大きな会場でも、交通の便が良くなると開催しやすい。また、ゆっくりお酒を飲めるよう、電車やバスの終了時間が遅くなるとよい。
・海外の方と話していると、昔ながらの土蔵や製造機械など、伝統を守り続けることがいかに大切であるかを感じる。本県には何百年も続く造り酒屋が多いため、耐震化やひびの補修など維持費もかなりかかる。白壁を塗る技術者の育成も必要。
・酒造りには多くの酒米を使用するため、酒米を作る契約農家の高齢化により、今後、酒米が確保できるか不安に思っている。現在、高温障害にも負けない酒米を開発中である。県外産の山田錦や五百万石にも負けない、県内産の良質の酒米が早く栽培できるようになるとよい。
・酒造りは主に冬期間の仕事なので、蔵元の下で働く蔵人を1年を通して雇えずに、毎年違う人を雇わなければならない。例えば、農家の方は米に詳しく酒造りも理解しやすいと思うので、農家の方を農閑期に雇えれば、毎年継続して働いてもらえるようになると思う。
・福井の居酒屋には、福井の地酒を置いているところが少ないように感じる。地酒の消費拡大のため、「地酒で乾杯する条例」の導入に取り組んでいる。
・北陸新幹線敦賀駅開業を控え、今後、県外や海外から多くの観光客を迎えることになるので、点在する観光地を線で結び、福井に長く滞在できるような魅力的な観光地づくりを進めてほしい。多くの観光客に福井の酒を味わってもらえるよう、一緒に盛り上げていきたい。

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