開催日:平成21年3月6日
1 個別決裁
(1)平成20年度県下留置施設「実地監査」実施結果「刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律」第18条の規定に基づき、平成20年度における県下留置施設に対する実地監査の実施結果報告があり、これを決裁した。(2)平成21年2月中の警察あて苦情の受理・処理状況平成21年2月中に警察に寄せられた苦情の受理及び処理状況について報告があり、これを了承した。
(3)風俗営業者に対する行政処分に係る聴聞の実施福井市内の風俗営業に係る行政処分(営業取消処分)について、被処分者に対する聴聞を原案のとおり実施することを決裁した。(4)自動車運転代行業の認定申請認定申請者に対する調査結果の報告を受けて、申請者を自動車運転代行業として認定することを決裁した。
(5)公安委員会宛苦情の対応公安委員会宛苦情(2月3日付け受理)の対応等について説明を受け、これを決裁した。
2 包括的案件
〈報告事項〉
(1)帰宅途中の女性を狙った暴行事件の発生・検挙
県警察から、昨年4月に福井市内で発生した帰宅途中の女性を狙った暴行事件については、その後の捜査により、奈良県下に居住する被疑者2人を特定し逮捕した旨の報告があり、犯行状況、逮捕経緯、今後の捜査方針等について説明があった。
委員から
「通常逮捕について伺いたい。」
旨の質疑があり、県警察から
「通常逮捕は、捜査機関が所要の捜査を行い、被疑者を特定して裁判所に逮捕状を請求し、その発付を受けて被疑者を逮捕するものであり、犯罪が明白なため逮捕状を得ないで逮捕する現行犯逮捕とは違って、相当の証拠固めが必要になる。」
旨の説明があった。委員から
「女性捜査班SWINGの功績は、大きい。」
旨の発言があった。
(2)福井市舟橋町における放火未遂事件の発生・検挙
県警察から、本年1月4日に福井市内で発生した放火未遂事件については、その後の捜査により、同日、福井市内のスーパーマーケットで発生した強盗未遂事件で現行犯逮捕された被疑者の容疑が固まったことから、2月27日に同被疑者を現住建造物等放火未遂で再逮捕した旨の報告があり、犯行状況、逮捕経緯、今後の捜査方針等について説明があった。
各委員から、事件概要等について確認があった。
(3)三方上中郡若狭町における強盗傷人事件の発生
県警察から、本年3月4日に若狭町で発生した集金中の女性銀行員を狙った強盗傷人事件の概要等について口頭報告があった。
委員から、事件概要等について確認があるとともに
「今後の捜査をよろしくお願いしたい。」
旨の発言があった。
(4)銃砲刀剣類業務の推進状況
県警察から、銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律が本年1月5日に施行されて以降の銃砲刀剣類業務の推進状況報告があり、所持が禁止されたダガーナイフ等の引取り状況(3月2日現在でダガーナイフ6本、その他の刃物17本を引取り)、猟銃所持者に対する立入検査の実施状況(県内の猟銃、空気銃所持者825人を対象に実施)、狩猟期間中における取締り状況等について説明があった。
委員から、猟銃所持者に対する立入検査の実施状況及び狩猟期間中の取締結果等について確認があった。
また、委員から
「所持が禁止されたダガーナイフ等は、現在、県内にどれくらいあるのか。」、「ダガーナイフ等の製造は、どこで行っているのか。」
旨の質疑があり、県警察から
「インターネットの普及等により実態を把握することが困難な状況にあるため、広報・啓発活動を推進して自主返納を促している。」、「ダガーナイフ等は、県外や海外からも輸入されている。」
旨の説明があった。委員から
「今後は、販売数が分かるような仕組みにする必要があると思う。」、「福井県のダガーナイフ等の回収率は、全国に比べて良い方だと思う。」、「継続して広報啓発活動を推進願いたい。」
旨の発言があった。
(5)機動隊庁舎建設計画
県警察から、平成22年12月に完成予定の機動隊庁舎の建設計画について報告があり、建設理由(現有庁舎は築後36年を経過し老朽化が著しく、耐震診断において最も危険性が高いと判定)及び庁舎概要等の説明があった。
3 運転免許の処分関係
本日(3月6日)実施した道路交通法違反に関する意見の聴取の実施結果と処分内容に関する説明を受け、原案のとおりこれを決定した。
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