開催日:平成21年3月13日
1 包括的案件
〈報告事項〉
(1)コンビニ強盗未遂事件の発生・検挙
県警察から、本年3月7日に越前市内のコンビニ店で発生した強盗未遂事件については、被害店舗の防犯ビデオ映像から容疑者を割り出し、検索中の捜査員が同人を発見して緊急逮捕した旨の報告があり、犯行状況、逮捕経緯、今後の捜査方針等について説明があった。
各委員から、事件概要等について確認があるとともに
「怪我がなく、事件も早期に解決できて良かった。今後の捜査をよろしくお願いしたい。」
旨の発言があった。
(2)平成21年2月末における刑法犯認知・検挙状況
県警察から、平成21年2月末の刑法犯認知・検挙状況報告があり、罪種別、警察署別、手口別の主な特徴点等について説明があった。
委員から
「手口別で見た場合、県民の体感治安向上に最も影響があると思われる犯罪は何か。」
旨の質疑があり、県警察から
「前回実施したアンケートでは、『空き巣』に不安を感じている県民が最も多かった。『空き巣』は、連続して発生する傾向があるので、注意しなければならない。」
旨の説明があった。委員から
「『空き巣』と『事務所荒し』の違いは何か。」旨の質疑があり、県警察から「同じ侵入窃盗犯罪だが、『事務所荒し』の場合は、会社等の事務所に侵入し金品を窃取するもので、昼夜を問わない。また、『空き巣』の場合は、昼間に住宅に侵入し金品を窃取するもので、居直りの危険性がある。」
旨の説明があった。委員から
「振り込め詐欺の発生状況について伺いたい。」
旨の質疑があり、県警察から
「残念ながら振り込め詐欺の認知件数は、昨年の同時期と比較して増加した。特徴点としては、認知件数7件のうち6件が架空請求詐欺であった。先日、多発警報を発令して注意を呼び掛けた。」
旨の説明があった。また、委員から
「振り込め詐欺の手口が巧妙になってきているので、なかなか減少しない。」、「定額給付金に絡む振り込め詐欺被害は、発生していないか。」
旨の質疑等があり、県警察から
「高齢者に対する啓発活動を推進している中で、架空請求詐欺や融資保証金詐欺等は、若い年齢層の被害が多い現状にある。」、「定額給付金に絡む振り込め詐欺被害は、現在のところ発生していない。」
旨の説明があった。委員から
「刑法犯認知件数は、現在、昨年同期と比べ88件減少しており、良い傾向である。引き続きよろしくお願いしたい。」
旨の発言があった。
(3)国の平成22年度予算に対する提案及び要望事項
県警察から、本県の施策を国の平成22年度予算の概算要求に反映させる国に対する提案・要望事項の報告があり、県警察の提案及び要望事項、今後の予定等について説明があった。
【県警察の提案および要望事項】
@ 原子力発電所の警戒警備の強化(ヘリ搭載用テレビカメラシステムの整備等)
A 通信指令機能の強化(通信指令基本システムの整備)
各委員から、県警察の提案及び要望事項内容等について確認があるとともに
「県警察の要望が実現できるよう、頑張っていただきたい。」
旨の発言があった。
2 個別決裁
(1)ストーカー行為者に対する「警告」実施の報告平成21年2月28日、福井市内の男性に対し、ストーカー行為等の規制等に関する法律に基づき「警告」を実施した旨の報告があり、これを了承した。(2)福井県少年指導委員の委嘱福井県少年指導委員の委嘱替えに伴い、各警察署長から推薦のあった各候補者を審査した結果、いずれも委嘱基準に適合している旨の報告があり、平成21年4月1日付けで委嘱することを決定した。
(3)福井県道路交通法施行細則の一部改正福井県道路交通法施行細則第3条の2(交通規制の対象から除く車両)別表及び第13条の2(その他の自動車の積載の高さの制限)第1項表を一部改正する旨の説明があり、これを決裁した。
(4)県外特別派遣部隊の援助要求及び同意原発警備に係る第99〜101次県外特別派遣部隊の援助要求及び第98次県外特別派遣部隊の援助同意について決裁した。
(5)集団行動に関する許可事務専決状況報告書平成21年2月中の集団行動に関する許可事務の専決状況の報告を受け、これを了承した。
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