開催日:平成21年12月25日

1 個別決裁

(1)県外特別派遣部隊の援助要求
 原発警備に係る第109次県外特別派遣部隊の援助要求を原案のとおり決裁した。
(2)福井県公安委員会の事務の専決に関する規程の一部改正
 「福井県公安委員会の事務の専決に関する規程」を一部改正することについて、原案のとおり決裁した。
(3)公安委員会委員長あて取材協力依頼の対応
 公安委員会委員長あて取材協力(12月14日付け受理)について審議の上、対応等について決定した。
(4)公安委員会あて文書の対応
 公安委員会あて文書(12月15日付け受理)の対応等について説明を受け、これを了承した。
(5)公安委員会あて苦情の対応
 公安委員会あて苦情(11月4日付け受理)の対応等について説明を受け、これを決裁した。

2 包括的案件

〈報告事項〉

(1)第363回(12月)定例県議会の開催結果
 県警察から、本年11月18日から12月18日までの22日間の会期で開催された12月定例県議会の概要報告があり、可決成立した提出議案、公安委員会(警察)関係の主な質問事項及び警察本部長の答弁状況等について説明があった。また、今議会では、小浜警察署における地域警察官の殉職事案を受けて、その事故原因や反省点、再発防止策を問われるなど、警察官の交通事故防止対策についての質問が相次いだことなどについて説明があった。
(2)平成21年度第2四半期監察結果
 県警察から、平成21年度第2四半期に中部管区警察局長が行った総合・随時監察及び警察本部長が行った総合監察の実施結果報告があり、各監察の実施概要及び監察項目毎の評価事項及び指摘事項等について説明があった。
 委員から
「全国的に不祥事案が発生しており、これを防止するためには、厳正に監察を実施することが重要である。ただし、一方的に悪いところばかりをあら探しするのではなく、良いところは適正に評価することも大切だと思う。」
旨の発言があった。
(3)平成22年「110番の日」に係る広報活動
 県警察から、来年1月10日の「110番の日」に向けて各種広報活動を実施する旨の報告があり、統一標語のほか、警察本部及び各警察署の主な広報活動内容等について説明があった。

  【統一標語】    (1)    (1)         (0)
   ○ メイン標語〜『いち早く いそがず慌てず 冷静に』
   ○ サブ標語〜『悩むより かけて安心 #9110』

  【1月8日の主な取り組み】
    ○ 一日通信指令室長の委嘱
     [被委嘱者]
       全日本ソフトボール代表選手(ピッチャー)
        北京オリンピック金メダル
         坂井 寛子 氏(福井県出身)
    ○ 高校生に対する110番通報体験教室
     [場所・参加者]
       県立福井商業高等学校・同校生徒
    ○ 街頭広報キャンペーン
     [場所・概要]
       JR福井駅コンコース及び構内でのリーフレット・チラシ配布
 委員から
「110番の正しい利用等について広報を徹底し、いたずら電話等を少なくする必要がある。」
旨の発言があり、県警察から
「110番の中には、相談に関するものも少なくないことから、警察相談専用電話(#9110)の存在と活用等について広報を徹底する。」
旨の説明があった。委員から
「大野署ではケーブルテレビや有線放送を利用して広報を実施するとのことであるが、他の地区に対しても奨励してはどうか。」
旨の発言があり、県警察から
「各地区のケーブルテレビや有線放送に対しても働きかけるよう各署に指導したい。」
旨の説明があった。委員から
「県民にとっては、110番に通報すれば何とかしてくれるとの思いが強く、頼りにしている。110番通報の正しい利用等について広報をよろしくお願いしたい。」
旨の発言があった。
(4)年末の交通安全県民運動の実施結果
 県警察から、本年12月11日から12月20日までの10日間行われた年末の交通安全県民運動の実施結果報告があり、期間中の交通事故発生状況、交通指導取締り状況、特異・強制事件の捜査状況及び主なイベントの実施状況等について説明があった。
 また、年末まで引き続き飲酒運転取締りを強力に推進する旨の説明があった。

   【期間中の交通事故】
     ○ 総事故件数  599件(対前年比84件減少)
     ○ 人身事故件数  94件(対前年比31件減少)
     ○ 死者数        1人(対前年比1人減少)
      ○ 傷者数      115人(対前年比36人減少)

   【子供が死傷した事故】
     ○ 事故件数     3件(対前年比2件減少)
     ○ 死者数       0人(対前年比±0人)
      ○ 傷者数       3人(対前年比2人減少)

   【高齢者が死傷した事故】
     ○ 事故件数    22件(対前年比6件減少)
     ○ 死者数       0人(対前年比1人減少)
      ○ 傷者数      24人(対前年比7人減少)
 委員から
「期間中における交通事故件数が減少して良かった。しかし、残念なことに飲酒運転の検挙件数が増加していることから、今後も徹底した取締りをお願いしたい。寒さが厳しい折、健康には十分注意して頑張っていただきたい。」
旨の発言があった。
(5)APECエネルギー大臣会合に向けた右翼対策
 県警察から、APECエネルギー大臣会合に向けた右翼対策として、本年11月16日、福井警察署及び本部公安課等の合同捜査により、自動車の購入意思がないにもかかわらずマイカーローンを悪用し、同融資金を騙し取った右翼団体構成員の被疑者2人をマイカーローン融資名下の詐欺事件で逮捕した旨の報告があり、事件概要及び効果、被疑者所属の右翼団体の概要等について説明があった。
 各委員から、右翼団体の活動状況等について確認があるとともに、
「APECエネルギー大臣会合に向けて、悪質な政治団体に対する取締りを引き続き徹底して欲しい。」
旨の発言があった。
(6)総理大臣の伊勢神宮参拝に伴う右翼動向及び警察措置
 県警察から、来年1月4日に予定されている総理大臣等の伊勢神宮参拝に伴う右翼動向及び警察措置等について説明があった。
 委員から、
「正月明け早々から大変だと思うが、健康管理には十分注意して対策に当たるように伝えて欲しい。」
旨の発言があった。
(7)警察総合指揮室の整備
 県警察から、本年12月に完成した警察総合指揮室の概要報告があり、整備目的及び効果、主な施設整備内容等について説明があった。
(8)警察官の特別採用募集の実施
 県警察から、来年4月採用予定の警察官(大卒男性)の特別採用募集を実施する旨の口頭報告があった。
 委員から、
「優秀な人材を確保願いたい。」
旨の発言があった。

3 個別的案件

〈報告事項〉

・ 運転免許停止処分に対する審査請求
 運転免許停止処分に対する審査請求(平成21年10月受理)について審理し、「棄却する」旨の裁決をするとともに裁決書(案)を決裁した。

4 運転免許の処分関係

 本日(12月25日)実施した道路交通法違反に関する意見の聴取の実施結果と処分内容に関する説明を受け、原案のとおりこれを決定した。

5 業務視察

県警察の案内により、警察総合指揮室の視察を実施した。

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