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特別展

家事・家電・家庭のうつりかわり

〜 「主婦」の近代 〜

2019年 7月20日(土)〜9月1日(日)
会期中無休

特別展料金 :一般400円 大学・高校生300円 小・中学生・70歳以上200円
         ※20名以上の団体は2割引
 家庭での炊事洗濯などの家事は、明治時代以降、女性によって担当されるものという考えが主流となり、「主婦」という言葉も「家庭での家事・育児を担当する女性」を指してきました。
 従来、家事は重労働であり、そのため、洗濯機や掃除機など、さまざまな家庭用電気器具(家電)が考案され、改良されてきました。そうした家電は「主婦」をターゲットとして雑誌などで盛んに宣伝されています。また、そうした雑誌では、期待される「主婦」像や家庭のあり方も語られてきました。
 そのような女性向け雑誌や家電などの生活用品を通して、明治から平成にかけての生活の様子や家族のかたちの変遷を、またそれとともに女性の就業率が高く、共働きも多いとされる福井県のようすについても紹介します。

図録掲載資料一覧(pdfファイル。別ウィンドウが開きます)
展示コーナー
1 「主婦」以前の仕事
 家事には様々な作業が含まれ、それぞれに道具があります。時代によって姿が変わるものもあれば、変わらないものもあります。ここでは近代に入る前から使われてきた暮らしの道具を紹介します。あわせて当時の女性に対する考え方や、男女のたしなみとされていた事柄を紹介していきます。
2 「主婦」の誕生
 明治時代、家政学関係の書籍から「主婦」という言葉が家事と関連づけられて登場しました。その後、大正時代以降に発行され始めた女性向け雑誌で広く使われるようになっていきます。こうした書籍や雑誌などを含めて「主婦」像の広まりを紹介します。
3 戦後の高度経済成長
 戦後の高度経済成長期において、「主婦」と家事を取り巻く環境は大きく変化していきます。その背景には、戦前からの生活改善運動(生活の合理化を図る活動)が「新生活運動」となって継続されたことが挙げられます。また、とくに高度経済成長期には各種家電が開発、改良され、決して安価でないものの、徐々に普及していきました。そうした様子を含めて、生活の変化を紹介します。
4 これまでとこれから
 技術の発展とともに家電は改良を重ねられ、家事の負担も軽減されてきました。こうしたことを踏まえて、今後の家事と家族のあり方を考えます。
関連イベント
7月21日(日)  14:00〜 展示説明会
7月27日(土)  14:00〜 ふくい歴博講座「家事と家電」
7月28日(日)  14:00〜 展示説明会
8月 3日(土)  14:00〜 コラボ企画・ミニ講座 2階ロビーにて
講師:高橋暁美氏(消費生活センター主任研究員)
8月 4日(日)  14:00〜 展示説明会
8月11日(土)  14:00〜 展示説明会
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