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特別展

皇室とふくい

〜行幸・行啓の記録と記憶〜

2020年 10月24日(土)〜11月29日(日)
会期中休館日:11月11日(水)

特別展料金 :一般400円 大学・高校生300円 小・中学生・70歳以上200円
         ※20名以上の団体は2割引
 天皇が各地へお出かけになることを「行幸」、皇太子や皇后等が各地へお出かけになることを「行啓」、天皇・皇后おそろいのお出かけを「行幸啓」と言います。行幸や行啓は、天皇や皇室と国民とのつながりを考える上で、一つの重要なできごとです。
 行幸や行啓では、地場産品を天皇や皇太子に差し上げたり、お目にかけたりしました。また、功績のあった人物等も拝謁しました。行幸や行啓は、福井の人が地元を捉え直し、訪れた人々に地域をアピールする機会となりました。
 また、行幸や行啓を記念して記録集や感想録が出版されたり、訪れた場所に石碑が建てられたりして、行幸・行啓の記憶が人々に共有されていきました。
 この展示では、福井県への行幸・行啓に関する資料から、近代以降の福井の人々と天皇・皇室の交流の歴史を振り返ります。
展示コーナー
1 明治天皇の北陸巡幸
 明治維新後の近代化の中で、明治天皇を新たな君主として国民の前に示すこと、そして天皇自身が国民や国土を知ることを目的として「六大巡幸」と呼ばれる日本各地への行幸が始まります。明治天皇の福井への行幸は、明治11年(1878)10月のことでした。ここでは、明治天皇が福井を訪れた際の資料や昭和になってからの関連史蹟の顕彰に関する資料を展示します。
2 皇太子時代の大正天皇の北陸行啓
 明治42年(1909)9月、嘉仁皇太子(後の大正天皇)の福井県への行啓がありました。その際、行啓の様子がグラフ誌で報じられたほか、郷土の風景や人物を掲載した写真帖が数多く発行されました。ここでは、これらの写真帖や絵葉書等から嘉仁皇太子の北陸行啓を振り返ります。
3 昭和天皇の福井行幸
 昭和8年(1933)10月には、昭和天皇の行幸がありました。前年末の行幸決定から10ヶ月をかけて県をあげた準備が進められ、多くの献上品や天覧品、児童らの成績品等が集められました。ここでは、行幸に際して作成された標本や昭和8年の行幸に関する資料も展示します。
4 昭和後期・平成の行幸・行啓
 その後、昭和37年(1962)の全国植樹祭、昭和43年の福井国体に際して、昭和天皇・香淳皇后による本県への行幸啓がありました。
 上皇陛下も皇太子時代の昭和43年に福井国体をはじめとして、昭和55年の全国植樹祭、同61年の豊かな海づくり大会に行啓されました。御即位後も、平成3年(1991)、同21年、同30年に行幸啓がありました。こうした昭和後期から平成にかけての行幸・行啓についても、県が発行した記念誌等を中心として、当時を振り返ります。
関連イベント  ライフ・アカデミー連携
11月21日(土)  14:00〜
 
ふくい歴博講座
「昭和8年の陸軍特別大演習とその時代」
講師:橋本紘希(当館学芸員)
参加無料・事前受付(電話申込、先着順)・定員80名・筆記用具持参
※10月21日から電話受付開始
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