県内市町別将来推計人口(平成20年12月推計)【統計スポット情報 No.153】

最終更新日 2013年4月3日ページID 012113

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平成20年12月、国立社会保障・人口問題研究所から、市区町村別の将来推計人口(平成17(2005)~平成47(2035)年)が発表されました。                                                
今回、政策統計課では、このデータをもとに、県内17市町の将来推計人口の状況についてグラフを用いてわかりやすくまとめました。

目 次

1 推計方法の概要
 

2 推計結果の概要

 (1)2010年頃以降、県内の全市町が人口減少過程に入る
 (2)拡大する市町間の人口格差
 (3)さらに進行する少子高齢化
 (4)県内の多くの市部において、今後も急増する75歳以上人口
 (5)生産年齢人口は2005年頃以降、県内全市町で減少

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1 推計方法の概要

(1)推計期間

 平成17(2005)~平成47(2035)年まで5年ごとの30年間

(2)推計方法

 5歳以上の年齢階級の推計においては、コーホート要因法が用いられています。コーホート要因法は、ある年の男女・年齢別人口を基準として、ここに人口動態(生残)率や移動率などの仮定値を当てはめて将来人口を計算する方法です。一方、0~4歳人口については出生率に関する仮定値が必要ですが、市区町村別の出生率は年による変動が大きいことから、子ども女性比(0~4歳人口/15~49歳女子人口)の仮定値によって推計されています。
 なお、上記の方法により各市区町村別に推計値を求めた後、男女・年齢別推計人口の都道府県内全市区町村の合計が、「日本の都道府県将来推計人口(平成19年5月推計)」による各都道府県の男女・年齢別推計人口の値と一致するよう一律補正を行ったものを、最終の推計結果としています。

*推計方法の詳細は国立社会保障・人口問題研究所のページをご覧ください。

2 推計結果の概要

(1)2010年頃以降、県内の全市町が人口減少過程に入る                         

 県内各市町の2005(平成17)年人口を100とした場合の人口指数の推移をみると、鯖江市、坂井市では2005年から2010年にかけて人口(指数)が増加するものの、2010年から2015年には減少に転じ、県内17市町すべての人口(指数)が減少すると予測されています。

(図1)人口指数の推移(2005年人口を100とした場合)

人口指数の推移

(2)拡大する市町間の人口格差

 県内市町の2005(平成17)年人口とそれを100とした場合の30年後(2035年)の人口指数をみると、人口の多い市町では人口(指数)の減少率が少なく、人口の少ない市町では人口(指数)の減少率が大きい傾向がみられ、今後、県内市町間の人口格差(人口の多寡の差)は拡大すると予測されています。

(図2)2005年人口および30年後(2035年)の人口指数

30年後人口指数

(3)さらに進行する少子高齢化

県内各市町の総人口に占める年少(0~14歳)人口割合は、多くの市町において2005年の15%前後(約7人に1人)から2035年には10%前後(約10人に1人)に低下すると予測されています。

(図3)年少人口割合の推移

年少人口割合

県内各市町の総人口に占める老年(65歳以上)人口割合は、多くの市町において2005年の20%~30%(約4人に1人)から2035年には30%~40%超(約3人に1人)に上昇すると予測されています。

(図4)老年人口割合の推移

老年人口割合

(4)県内の多くの市部において、今後も急増する75歳以上人口

 県内各市町の2005(平成17)年の75歳以上人口を100とした場合の人口指数の推移をみると、福井坂井、丹南地区の市および敦賀市では、75歳以上人口(指数)が2030年頃にかけて引き続き急速に増加する一方、奥越地区の市および小浜市や多くの町では、今後、75歳以上人口(指数)は緩やかに増加もしくは横ばい傾向で推移すると予測されています。
 なお、2020年から2025年にかけて、団塊の世代(昭和22~24年生まれ)が75歳以上となることから、多くの市町で指数が大きく上昇するとみられています。

(図5)75歳以上人口の推移(2005年人口を100とした場合) 

75歳以上人口割合

(5)生産年齢人口は2005年頃以降、県内全市町で減少

 県内各市町の2005(平成17)年の生産年齢(15~64歳)人口を100とした場合の人口指数の推移をみると、鯖江市、坂井市では2000年から2005年にかけて増加がみられましたが、2005年から2010年には減少に転じ、県内17市町すべての生産年齢人口(指数)が減少すると予測されています。
 地域別にみると、奥越、嶺南地区の市町等において、生産年齢人口(指数)の減少率が大きくなっています。

(図6)生産年齢人口の推移(2005年人口を100とした場合)

生産年齢人口割合

(表)市町別総人口の推移(人)

  1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年
福井県 826996 828944 821592 807179 787606 763198 736067 707208 676110
福井市 272970 269557 269144 266467 261848 255247 247218 238246 228452
敦賀市 67204 68145 68402 67763 66448 64628 62514 60207 57601
小浜市 33496 33295 32182 30754 29267 27650 26009 24403 22817
大野市 41069 39632 37843 35873 33826 31650 29481 27387 25289
勝山市 29162 28143 26961 25625 24253 22817 21385 19972 18547
鯖江市 62890 64898 66831 67707 67681 67150 66245 65081 63638
あわら市 32432 32178 31081 29826 28518 27062 25546 23997 22356
越前市 85533 87699 87742 87092 85878 84200 82224 80008 77480
坂井市 86870 91173 92318 92362 91544 90088 88287 86158 83582
永平寺町 20183 21182 20764 20301 19763 19113 18403 17659 16880
池田町 4032 3759 3405 3091 2790 2500 2244 2026 1825
南越前町 13616 13221 12274 11396 10591 9784 9024 8322 7648
越前町 25158 25017 23995 22883 21745 20524 19310 18098 16835
美浜町 12362 11630 11023 10353 9695 9025 8353 7691 7032
高浜町 12201 12119 11630 11117 10614 10082 9556 9040 8524
おおい町 10251 9983 9217 8510 7892 7268 6696 6164 5648
若狭町 17567 17313 16780 16057 15252 14410 13569 12749 11959
(地域別)                  
福井坂井 412455 414090 413307 408956 401673 391510 379454 366060 351270
奥越 70231 67775 64804 61498 58079 54467 50866 47359 43836
丹南 191229 194594 194247 192169 188685 184158 179047 173535 167426
嶺南 153081 152485 149234 144554 139168 133063 126697 120254 113581

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