北陸新幹線の整備に向けた組織体制については、2 4年度に設置した新幹線用地対策室の体制を強化し、用地取得など事業の一層の進捗を図ります。

あわせて新幹線の延伸に向け、今年度策定した「県都デザイン戦略」を速やかに実行に移すほか、各市町のまちづくりを進めます。

　また、2 4年度に観光営業部に移管した文化施設については、県民がより文化や芸術に触れる機会を増やすための体制強化を図ります。さらに、

本県の誇る「恐竜」については、研究機能を強化し、さらなるブランドカの向上を目指します。

　5年後に開催する「福井しあわせ元気国体」については、競技会場の計画的な整備や競技力の向上などの準備を着実に進めていきます。

また、本年9月に本県で開催される「SATOYAMA国際会議」を契機として、本県の里地里山の魅力を調査研究し発信する体制を整備します。

　さらに、将来の本県の発展を支えていくためには、「人づくり」が最も重要であり、高校教育の改革など「福井型1 8年教育」をさらに充実し、

日本一の教育力を次の段階へ進めていきます。

　これらの政策を着実に実行していくため現在の組織体制を基本として、スリム化、効率化を進め、全国最少水準の職員数を維持しながら、

継続性と専門性を重視した人事配置を行います。

　以上のような考え方に基づき、平成２５年度の機構改革および人事異動を実施します。