電子くじ制度の導入について

• 入札において、落札となるべき同価の入札をした者が２名以上いる場合は、くじ（抽選）をおこなうこととなります。
• 入札が電子入札システムによって行われても、同様にくじを行います。
  しかしながら、電子入札の場合はその場に入札者がいないので、従来の物理くじは使用できません。
• そこで、福井県ではＪＡＣＩＣコアシステムで標準装備されている電子くじ機能を、一部改修して「電子くじ」を行うこととしました。
• この機能の活用により、くじ引きのために来庁を求めることなく、速やかに落札者を決定できます。

入札書提出時にあらかじめ電子くじ用の３桁の任意の数値を入力することで参加することとなります。
（注意１）くじの対象者となった場合にのみ、この数値を用います。
（注意２）紙入札による参加者で電子くじ用の３桁の任意の数値が記入もれの場合、金額の上３桁の数字とします。
　　　　　<100円未満の場合の例>　76円→760　　8円→800　　1.257円→125
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　0.25円→250　　0.04円→400　　0.007円→700

電子くじの仕組み

電子くじのしくみは以下のようになっています

1. 入札書提出時、入札参加者は任意の３桁のくじ番号を入力します（入力くじ番号）。
2. 入力くじ番号と入札書提出日時の秒(1970年1月1日 00:00:00 GMT（グリニッジ標準時）からの経過秒数の下３桁を使用）の和を、計算に使用する実際のくじ番号（決定くじ番号）とします（和が４桁になる場合は、下３桁をくじ番号とします）
3. 開札の結果、落札となるべき同価の入札をした者が２名以上おり、その全てが電子入札システムでの入札参加者の場合は、電子くじにより落札者を決定します。
4. 電子くじ対象者を抽出し、その中から入札書提出日時順に０、１、２と順に番号を割り当てます。入札書を紙で提出する受注者については、電子での入札者以後の番号となります。
5. 次の数式で得られた余りの数字を当選番号とします。
   　　　くじ対象入札参加者の決定くじ番号の和　÷　くじ対象入札参加者
6. 上記　４）で割り当てた番号と５）で求めた余り（当選番号）が一致した入札参加者が落札者となります。

 電子くじの計算の例

電子くじは下記のような計算を行っています。一例としてご確認ください。

１）開札状況：Ａ社、Ｂ社、Ｃ社、Ｄ社、Ｅ社、Ｆ社の入札参加者が次のような入札を行ったとします

入札参加者	入札金額	入力したくじ番号	入札書提出日時	通算秒	決定くじ番号	くじ対象
Ａ社	5,000,000	343	H16.11.1 12時00分12秒	1099310412	755(343+412)	○
Ｂ社	6,000,000	566	H16.11.1 16時12分25秒	1099325545	111(566+545)
Ｃ社	5,000,000	887	H16.11.2 　9時05分55秒	1099386355	242(887+355)	○
Ｄ社	5,500,000	001	H16.11.2 15時13分30秒	1099408410	411(001+410)
Ｅ社	5,000,000	909	H16.11.4 16時09分33秒	1099584573	482(909+573)	○
Ｆ社	5,000,000	776	H16.11.5 15時10分00秒	1099667400	176(776+400)	○

 

 

 

 

 

 

 

 

 

２）くじ対象入札参加者の抽出と到着順の割当：同額の入札をした入札参加者がくじ対象となり、各々の入札書到着順序番号は次のとおりとなります。

入札参加者	入札書提出日時	入札書到着順番号
Ａ社	H16.11.1　12時00分12秒	０
Ｃ社	H16.11.2　9時05分55秒	１
Ｅ社	H16.11.4 16時09分33秒	２
Ｆ社	H16.11.5 15時10分00秒	３

３）当選番号の計算

入札参加者	決定くじ番号	入札書到着順番号
Ａ社	755	(755+242+482+176)÷４ =413余り　３
Ｃ社	242
Ｅ社	482
Ｆ社	176

４）当選番号（余り）＝３となり、入札書到着順番号＝３であるＦ社が落札者となります。

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