福井大学と「がん専門医育成推進講座」の設置に関する協定締結

福井大学と「がん専門医育成推進講座」の設置に関する協定を締結しました

　福井県内では、年間約6,100人が新たにがんに罹患しています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　県では、県民が県内どこでも質の高いがん医療を受けることができるよう、５つのがん診療連携拠点病院を整備し、機能強化を支援しています。がん医療のさらなる向上には、病理専門医、薬物療法専門医、放射線治療専門医といった専門医の役割がとても重要です。

　しかし、この３分野の専門医は、全国的にも、県内において不足している状況です。そこで、今回、専門医の育成確保を目的とした寄附講座を国立大学法人福井大学に設置することになりました。講座では、県内の拠点病院が協力し、県全体で専門医を育成するための研修体制やプログラムの研究・構築を行います。これにより、専門医を目指す医師が、短期間で効率的に資格取得ができ、拠点病院を中心に活躍できる体制を整備し、がん医療の推進を図ります。協定締結に当たり、下記のとおり調印式を行いました。

　

１　日時・場所　　平成２７年３月１７日（火）　福井県庁

２　主な出席者　　福井大学医学部長　　　　　　山口　明夫

　　　　　　　　　福井県健康福祉部長　　　　　山内　和芳

３　寄附講座の概要

　　（１）目的

　　　　　福井県内で働く、がん診療に必要な病理専門医、がん薬物療法専門医および放射線治療専門医を育成確保するための研修体

　　　　制、研修プログラムおよび派遣体制についての研究・構築を行い、県内のがん医療の推進に寄与することを目的とする。

　　（２）名称

　　　　　がん専門医育成推進講座

　　（３）期間

　　　　　平成２７年４月１日から平成３２年３月３１日まで

　　（４）内容

　　　　　1.がん専門医を育成確保するための研修体制の研究および構築

　　　　　2.がん専門医を育成確保するための研修プログラムの研究および構築

　　　　　3.がん専門医を育成確保するための派遣体制の研究および構築

　　（５）就任予定教授

　　　　　福井大学医学部小児科学准教授　谷澤　昭彦