知事記者会見の概要(平成17年1月4日(火))

最終更新日 2008年3月11日ページID 002795

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平成17年1月4日(火)
10:00~10:45
県庁 特別会議室

記者会見

 


 

【司会】

 それでは、年頭に当たりまして、知事定例記者会見を始めさせていただきます。まず、知事のほうから発表事項がございますので、よろしくお願いいたします。

【知事】

 昨年は、皆様方には大変お世話になりまして、ありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。新年の最初ということで、今年の抱負といいますか、いろんなことを申し上げたいと思います。

 きょうは、あまり想定はないんですね。御質問等は、あまり、ということで抱負を申し述べたいと思います。

 まず、昨年12月30日に天皇家の御長女であります紀宮様と黒田慶樹さんの御婚約の内定が発表されたということで、まことに喜ばしいところでございまして、県民を代表いたしまして謹んでお祝いを申し上げます。

 さて、昨年は、災害や事故など、文字どおり多事にして多難多忙といいますか、そういう1年だったかと思いますが、おかげさまで、いろいろな県政の重要な、そして大きな課題については、それぞれ道筋、方向をつけることができたかと思います。この中には、新幹線、高速道路などをはじめとする高速交通体系、あるいは原子力に対するいろんな対策や福井県としてのいろんな対応など、また教育など小人数学級の問題、観光あるいは雇用・景気対策など、そういうことかと思います。

したがって、今年は、これらを実行に移す年といいますか、行動の年としていきたいなという念願といいますか、つもりをしております。

 また、任期の折り返しの時期になりますので、政策公約でございます「福井元気宣言」について、これまでの実施状況について、具体的な時期や手法については今検討中でございますが、何らかの方法でいろいろ見ていただいたり、評価していただくような機会を設けさせていただいて、それをもとにさらに職責を全うしたいなと思っております。

 さらに、現在、県庁の若手職員から成るグループによる、2030年、25年後の姿、この背景には人口減少という大きな経験のない、いろんなトレンドといいますか、そういうものがございますけれども、そういう中で福井県の将来像、できるだけ夢や希望の持てる、また、それぞれの立場の皆さんが、それぞれの立場で夢あるいは未来といいますか、こういう希望の持てる姿を描けるように努力したいと思っております。

 さて、今年の県政の重要課題について個別に申し上げたいと思います。

 まず、産業関係でございますが、知事就任当初は、本県の景気・雇用等、大変厳しいものがございまして、「挑戦(チャレンジ)ふくい」ということで、産業の活性化を最優先に施策に取り組んでまいりました。現在、本県の経済については、製造業、特に機械工業を中心に回復の動きが広がっておるわけでありまして、昨年の10月からは有効求人倍率が7年ぶりに1.2倍を超すということで、おかげさまで改善傾向が続いております。こうした中でしっかり定着をしていくためにも、引き続き企業誘致活動などを着実に進める必要がございます。

 また、本県の「健康長寿」というのをテーマにいろいろな事柄を進めたいと思うんですが、特に農業については福井の「健康長寿」あるいは雇用の受け皿にもなりますし、生きがいや心身の健康といいますか、こういうものには深くかかわるわけでございますので、「健康長寿」を支える重要な産業として、今年は農業振興、農業が魅力的になるように特に力を注いでまいりたいと思います。

 お米、コシヒカリあるいはイクヒカリ、いろいろあります。あるいは福井野菜、こうしたいろんなブランド、また、それぞれの県内の地域に新しい農業の動きというのもございますから、こうした動きを積極的に支援していくということに努めてまいりたいと思います。

 また、観光の振興につきましては、年末に「ビジット“ふくい”推進計画」というのを明らかにしたところでございますが、特にいろんな政策、多方面にわたりますけれども、こうした観光戦略、観光地の活性化とかあるいは魅力づくり、人づくりなどを進める必要がございますが、観光協会などの実動組織の活性化、人材を結集するというところ、そして、観光対策を進めなければならないなと思います。

 昨年後半にかけてアジア地域へのいろんな働きかけも行いまして、台湾からの来客も年末には既にみえているという状況であります。また、11月には小松-上海便の定期航路ができましたので、いろんな周遊コースなど、アジア地域を視野に入れた広域的な観光振興にも力を注がなければならないと思います。

 特に中国との関係では、これまで浙江省といろいろ交流を進めておりますけれども、もちろん交流もベースに、観光あるいは学生さんや技術者の交流、いろんなことがあると思いますが、より具体的な協議を浙江省の責任ある立場の人たちと相談して、方向付けをして、実効性の上がる政策を進めなければならないなと思っております。

 それから、「元気な社会づくり」の関係、2点目でありますが、特にお子さんたちのいろんな課題がございます。

 まず、昨年は女性会議の提言なども踏まえて、お子さんたちの安全安心の問題をいろいろ御相談させていただいたところでございますが、県、県警察、教育委員会、住民の皆さんと連携して、県下全域の小学校区あるいは町内会を単位に自主的な防犯団体を結成するとともに、登下校時の見回り活動などを進める必要があります。そして、いろいろ各地域に悲惨な事件がありますが、こういうことを福井県からは出さない、こういうことを目指した対策に取り組んでまいりたいというふうに思っております。

 それから、長期的には、子供を安心して産み育てることのできる環境づくりということが大事でございます。いわゆる「ふくいっ子エンゼルプラン」の3次の計画、少子化対策、また、小人数学級など、教育問題、子育て問題にも取り組まなければなりません。その大きな前提として、福井県を魅力のある、あるいは人が集まるという地域にしなければ、長期的に、子育てといいますか、福井の少子化対策というのは進まないというふうに思いますので、そういう幅広い立場からもこの問題に取り組まなければならないと考えております。

 先ほど、「健康長寿」の問題を農業部門から申し上げましたが、医療部門では特にがん対策が重要でございます。全国調査によりますと、本県病院のがん治療の水準は全国的にも極めて高い水準にございまして、さらにこうした福井の医療のよさを充実する必要があります。現在、エネルギー研究開発拠点化計画を進めておりますが、本県の持つ陽子線治療、先端医療、がん医療、こういうもののレベルアップをさらに図っていきたいなというふうに思います。

 そして、「健康長寿」を多方面から研究するといいますか、あるいは調査する、あるいは政策として実効性が上がるようにするという意味で、県民の皆さんに役立ててもらえるような「健康長寿」研究拠点といいましょうか、センターと言ってもいいのかもしれません、こういうものを検討してみてはどうかなと今思っておりまして、これは、今、環境衛生あるいは食品関係、いろんな試験場などもありますけれども、そういうものを1回見直して、「健康長寿」研究あるいは調査、これを政策あるいは産業に生かせるような、そういういろんな拠点なりシステムが考えられないかなと、こういうことを今、お正月に思っているということであります。

 一石何鳥といいますか、酉年ですから鳥にものをあわせて言いますと、一石数鳥の「健康長寿」のそういうものを何か考えられないかと、また、皆さんのお知恵もいろいろいただきたいなというふうに思います。

 それから、これに関連して、熟年対策といいますか、対策というと変ですが、熟年者の皆さんのいろんな活躍の場でありますが、民間の協力も必要でございますが、県の産業、物づくり、文化、教育など多方面にわたって、これから熟年者の皆さんの活躍というのは、ここ5年、10年、特に重要な局面を迎え、また、まさに、そういう課題を進める時期かなと。日本の人口構成、また、団塊の世代の問題など、いろんなことを考えますと、まさにそういう機が熟している時期かなというふうに思います。そうした動きを総合的に支援するいろんな施策に、そういうことを絶えず考えながら行うといいますか、そういう努力を進めてまいりたいなと思っております。

 次に、「元気な県土」といいますか、いろんな高速交通体系などの問題であります。

 高速交通ネットワークの整備については、昨年末にめどをつけることができた部分がたくさんありました。今年はこれらの流れをさらに確実なものにしてまいりたいと思います。

 新幹線につきましては、県内での一日も早い開業、さらなる延伸を実現させるために、引き続き最大限の努力をしてまいります。

 なお、JRの高架事業ですね、既に4月18日に開業ということを申し上げておりますが、開業当日は完成式典、また列車出発式、これをJR、市、県と共同して実施する予定でありまして、また、開業時には、県といたしましても、高架の部分をウォークするとか、いろんなことを考えて、イベントといいますか、事柄を実施したいと、このように思います。

 また、舞鶴若狭自動車道については、小浜、敦賀の両サイドから工事が進むことができたわけでありまして、全線の早期完成に向けまして引き続きの努力をしたいと思いますし、中部縦貫自動車道につきましては、ルート帯、大野-油坂峠間が国交省より発表されましたが、整備計画の組み入れが一日も早く行われるように働きかけてまいります。

 次に、原子力の問題でありますが、美浜原発の事故により今なお闘病を続けておられる方々があるわけでございますし、一日も早い回復をお祈り申し上げますとともに、事故により失われました県民の信頼、安心の回復を最優先に取り組む必要がございます。

 特に、今年はアインシュタインが1905年に特殊相対性理論というのを発表した100周年に当たると理解しております。物理学の偉大な成果というのが、この100年間あったわけでございます。この100年の後半は、物理学というのが、生物学やあるいは化学といいますか、そういうものとの関係で少し盛衰があったように思いますけれども、この100年を経過して、新たにこの物理学というのが、量子力学とか、そういういろんな議論が非常に活発化しているように思いますが、これは原子力との関係で大いなる関係のある学問分野であり、科学技術の業績かと思うのでありますが、原子力と地域が共生といいますか、こういう共生という言葉はともかく、ほんとうの意味で、互いに生かし合うといいますか、こういうことが必要でございまして、エネルギー研究開発拠点化計画の策定作業を精力的に進めてまいらなければならないと思います。

 若狭湾地域が原子力発電所の工業地帯といいますか、そういうことではなくて、エネルギー研究開発の拠点として発展していくということがこれからさらに大事だと思っているものであります。「もんじゅ」などもその一環といいますか、そういうことで考える必要があると思います。

 次に、「元気な県政」、いろんな事柄があるわけでございますが、司馬遼太郎「街道をゆく」というのに越前の諸道というのがございまして、お読みいただいた方もいらっしゃるかとは思うのでありますが、福井県の古い農家、民家、これが非常に美しい、越前の大工といいますか、技能というのがよく生かされているというくだりがあったように思いますが、こうした古い家屋、木造住宅等々、農村を含めて、本県の町並み、景観、環境は高く評価されると思います。特にこれらの伝統民家の景観、町並みを保存していく取り組みを、いろんな工夫をして進めてまいりたいと思っております。これはまさに福井の古きよきものであります。これを生かしたいろんな仕事の仕方といいますか、こういうことを検討したいと思います。

 昨年末のスマトラ沖あるいはインド洋津波ということで、自然の驚異をまざまざと見たところでありまして、本県における豪雨災害の経験とともに、危機対策の重要性を改めて認識したところでございますが、そのほか、身近な治安回復などの問題も大きな課題でございます。おかげで治安問題は全国的に高い成績を上げているところでございますが、このプログラムは本年の3月末を期限にしておりまして、身近な知能犯罪面は進めておりますが、さらに子供の安全安心、先ほど申し上げたところでございますが、こうした事柄について、新しいプログラムを新年に向けて対応する必要があるだろうと思っております。

 さらに、今年は10月に「第20回国民文化祭・ふくい2005」が開催をされるわけでありまして、継体天皇以来、さまざまな歴史文化、伝統文化、精神文化、いろんな文化が数多くある福井でありますので、こうした問題を福井県民が再認識し、かつそうした上でこれを全国にも知ってもらうと、また全国からも来ていただくと、こういうきっかけにしたいと思うものであります。

 昨年、福井県出身の立命館大学の名誉教授でいらっしゃいます白川静先生が文化勲章を受章されました。また、正月のどこの新聞でございましたか、御自身の若かりし頃のいろんな思い出というものをお書きになっておられたと思いますけれども、アジアの漢字文化圏の誇れる学問的業績を上げておられる方でございますし、研究者としての不屈の生き方といいますか、あるいは、文字の大切さといいますか、こういうものを我々に教えていただいている先生だと思います。ぜひ、これを、先生の御努力はもとより、我々としても福井の立場で後世代に伝える義務を自然に感ずるものでありまして、これら大事な心を、先生の業績なども県立図書館に展示をし、いろんな方法を通じて広く普及し、こうした漢字文化といいますか、こういうものを理解し広める必要があるだろうと思っています。

 特に、これに関連いたしまして、本県は書道の非常に盛んな県でありまして、最近知ったのでございますが、勝山市ご出身で西脇呉石さんですね、西脇は西脇市の西脇であります。呉石は呉越の呉、そして石、西脇呉石さんですけれども、呉石流という書家でありまして、戦前、文部省の小学校の書き方の手本の筆者にも選ばれた方のようでございますが、書道人口も伝統もございまして大変多いわけでございます。漢字文化、そして書道など、いろんなつながりを深める必要があるかなと思っておるものでございます。

 なお、三位一体の改革が昨年いろいろ行われたところでございますけれども、今まさに地方分権は転換期にございます。補助金の削減、税源移譲など、三位一体の改革の方向性がなお不十分な内容でありますが、具体化をしておるものでございます。いろんな改革につきましては、我々が思う速さよりも大体は少し遅くいろいろ物事が実現するというのが世の流れだと思います。しかし、いろんな改革は、特に地方分権等々については、これは迅速に行う必要がございます。国家としてもそういう時期に立ち至っていると思います。まさに過渡期でありますけれども、一つ一つ、スピード、そして着実に全国の自治体と力を合わせてこうした問題に取り組む必要があると認識をいたしているものでございます。

 地方公共団体の役割がますます大きくなるわけでございますが、こうした新しい時代にふさわしい福井県の政府といいますか、こういうことを進める立場でさらにリーダーシップをとりながら、県民皆さんと力を合わせてこうした問題に取り組みたいと思います。

 きょうは、年初に当たって職員に対しましても、県民の皆さんが何を求め、そのために何をそれぞれなすべきか、そして、1年を経過したときにどういう結果をそれぞれ自身として認識し、そうした問題を喜び合えるかということを1つ目標にして仕事を進めてほしいということを申し上げたところでございますが、引き続き、「元気宣言」の実現に向けまして、誠心誠意取り組んでまいりたいと思っております。

 最後になりますけれども、きょうは報道の皆さんとの年初の話でございますが、年末、12月30日、福井新聞の吉田耿介社長が亡くなられました。本県の報道、あるいは産業、文化面で大きな御功績とまた御協力もいただいたところでございます。本県にとりまして大きな損失でございまして、まことに残念でございます。心より御冥福を申し上げるところでございます。

 以上、いろんなことを申し上げましたが、どうか皆様方には本年もよろしく御指導をお願い申し上げまして、年初の発表にかえさせていただきたいと思います。

【司会】

 以上で発表は終わりにしたいと思います。続きまして、質問をお受けしたいと思います。

【知事】

 年初の話題をいろいろまたおっしゃっていただければありがたいと思います。何でも結構ですけれども。

【記者】

 すみません、私のほうからよろしいですか。

【知事】

 はい、どうぞ。

【記者】

 ざっくばらんに、まず、年初の過ごし方と、英気をなかなか養なえるかどうか、ちょっとお忙しいお立場なのでわかりませんが、また新たに今年、子供の安全安心というお話もありましたけれども、思いを新たにされたことがあれば、教えていただきたいと。

【知事】

 そうですね、お正月は新聞がたくさんありますので、仕事になりますから、ざっといろいろ読ませていただいたり、テレビを見ましたり、あるいは本も1冊ぐらい読みましたり、あとはのんびり、ぶらっとしておりましたけれども、いずれにしても、いろいろ、ただいま申し上げましたような抱負といいますか、企てを予定しておりますが、1年たちますと、昨年もいろんな災害・事故がございました。どんなことが起こるかわからないこともありますけれども、それはそれとして、今は大事な時期でございますし、まさに職員一丸となって行動に移すべき年だと思います。

 特に、きょうは十分職員の皆さんにも申し上げ尽くさなかった分もございますけれども、互いにいろんな意見や提言を遠慮なく言い合うといいますか、場合によっては、助言あるいは苦言でも、そういうものを言い合っていろんな皆さんと切磋琢磨して仕事を進めると、こういうことを評価すべき時代だと思っておりまして、そういう思いで県庁の仕事は進めたいなと、こんな気持ちを抱いておるものであります。

【記者】

 原子力の問題なんですけれども、今月号の『Voice』をお読みになったかどうかわからないんですが、自民党の与謝野政調会長を紹介しているわけですね。ちょっと読み上げますと、「そもそも日本のエネルギー事情全体に影響を与える重要な事柄が、ある地域の首長の決断にかかっていること自体に問題がある。地方分権や地方自治というのは美しい言葉ですが、地域の首長が国の運営にかかわる問題に果たしてどこまで責任を持てるのかが疑問です。」というように、与謝野政調会長ですけど、おそらく中央にこうした声が、「もんじゅ」がやり玉に上がっているので、こうした声が一部で出はじめているということについて、どのようにこれをとらえますかということなんですが。

【知事】

 どういう御趣旨でおっしゃられたのか、直接お伺いしていませんので、どうかと思いますが、基本的には、国が責任を持っていろんなことをお進め願う事柄ですね。しかし、そうした問題が十分やり尽くせない部分があるから、我々が地域の立場で問題のいろんな対応に苦慮しているというのが現実かなというふうに実際は思いますね。

 それから、物の見方はいろいろございますし、あると思いますけれども、要は国家プロジェクトでありますから、国家が責任を持ってまずいろんなことをお進め願うということが基本にあると思いますね。そして、我々は、地域の立場でいろんな問題をあわせて解決するということかと思うんですね。そういうことで進むわけでありますから、どっちがどうだということではないかなと、私は思っております。

 また、「もんじゅ」の問題も、先ほど申し上げましたように、そういう個別の問題、いろいろございますけれども、全体の姿がしっかり出れば、事柄は進むということだと思いますね。

【記者】

 今年、いろいろ取り組んできた内容をいくつか挙げられたんですけれども、特に防災の話はですね、昨年は危機対策の重要性を非常に痛感されたということですが、防災対策として、まあ、今、去年から引き続き取り組まれていると思うんですけれども、今年、どのような取り組みをしていく必要があるとお考えなんですか。

【知事】

 特に防災については、昨年、風水害あるいは地震等々いろいろございましたが、もちろん県内のいろんな教訓、それから県外のいろんな問題点が明らかになっていると思いますので、それを精査して、福井県の地域防災計画にすべて反映するようにしなければならないというふうに思います。これが1点ですね。

 それから、国民保護法制については、年末に全国に先駆けて基本的な計画をつくりました。そして、3月に向けて、今いろんな提言もし、最終的な手続は了解というのかな、法令用語がちょっと定かでありませんが、そういうことで決定をするというふうに思いますが、そして、国民保護計画の具体化、確定、これをいかに県民の皆さんにわかっていただくかというのが重要かなと思いますね。

 それから、3点目は、ボランティアの皆さんといいますか、そういうシステムというのは福井県は幸いにして皆さんのおかげで非常に進んでおりますし、また、そうした背景もございまして、全国からも注目を浴び、また応援もたくさんしていただいたということですので、こうした自主的な、他人のためといいますか、ほかの人のために尽くすといいますか、こういう動きをさらに幅広く進めるということが大事かなと思います。国際的にいろんな動きもございますから、そういうものへの関心なども加えながら、大きな防災の面では以上3点ぐらいかなというふうに…。地域の治安の問題はまた別途あるというふうに思いますけれども。

【記者】

 子供の安全安心という話がありましたけれども、それについて具体的に知事が今お考えになっているところをもう少し詳しく教えていただけますか。

【知事】

 これは、いろんなレベルの対策があると思いますし、日本のといいますか、福井の地域実情といいますか、そこに合ったものが必要だと思います。ですから、警察などとのいろんな協力、連携、それが大事ですし、どれくらいお互いにこの問題に対する取り組みをするかというのと同時に、先ほど申し上げましたように、女性会議などでも、地域で何か事件があったときにすぐそういうものを察知するとか、あるいはご近所にすぐ駆け込むとか、いろんな地域的な対応、こういうシステムをよりきめ細かく進めていくといいますか、こういうことが大事かなというふうに思います。と同時に、警察などのいわゆる治安の取り締まりといいますか、こういう方面からのアプローチもさらにいろいろ御研究を願うということかなと思っております。これから予算などいろいろな時期がございますので、具体的にできるだけ明瞭な政策として打ち出せたらいいかなと思っている状況です。

【記者】

 先ほど「健康長寿」のお話で、研究センターのようなものを検討したいとおっしゃったんですけれども、これは具体的にはどういうことをお考えですか。

【知事】

 これから具体化します。今思ったことを申し上げました。お正月といいますか、年末年始、いろいろ、前からも少し思っておったんですが、それを申し上げたんです。またアイデアを下さい。

【記者】

 観光振興の面で、観光戦略で、観光協会などの実動組織というお話があったんですけれども、もう少し具体的にどういうものか…。

【知事】

 今、観光の大きな問題としては、行政がいろいろ考えますけれども、しかし、やはり、実際観光のいろんな仕事をされるのはそれぞれの市町村であり地域であり観光に関連する産業なんですね。そういう人たちに対して、あるいはそういう人たちがより活発的に、自主的にいろいろ仕事を進められるということに対して、行政があれこれものを申し上げるという時代でもなく、また、あまり効果が上がらないのではないかなと。逆に、そうした観光協会であるとか、あるいはいろんな民間の特殊な専門の人たち、そういう人たちに実際そこに集まっていただいて、そういういろんな動きをやったほうが、より機動的ですし役に立つような組織あるいは活動体になるのではないかなと、実動部隊といいますか、そういう考えなんです。

【記者】

 その実動部隊を今年度中に何か立ち上げる…。

【知事】

 ええ、いろいろ予算もありますし、予算の関係もありますが、いろんなそういう観光事業者との相談事にもなりますが、そういう方向を強化したいと。そういうことで、これからの新しい観光のエンジンといいますか、進める、そういう部分にしなければならないのではないかなと思います。進めていく力です。

【記者】

 子供の防犯の関係なんですけれども、県下全域に防犯団体みたいなものをつくるイメージなんですか。

【知事】

 かなり、今、あるんですが、さらに、民生委員、児童委員の皆さんとか、あるいは防犯とか、いろんな組織をもう少し、そうした子供の安全のための組織、役に立つように、現にあるものも活性化したり、あるいは、いろんな人材といいますか、人選なり、そういうことをする必要があるだろうというふうに思っています。

【記者】

 例えば、イメージ的には小学校区ごとぐらいですか。

【知事】

 そうですね。さらにかなり細かいエリアで議論しなければならない部分があると思います。

【記者】

 既存の防犯組織を…。

【知事】

 例えば、何か事があるときに、お子さんたちが大変だということで近所のおばさんとかおじさんの家へパッと入れるというようなところも、非常に狭い範囲でたくさんそういうお宅があるんですが、いざそのときにその方がいらっしゃるかとか、そこのおばさん、おじさんたちの顔をよく知っているかとか、そういうきめ細かないろんな話が出てくるんです。そういうものが実効性が上がるようにやる必要があるだろうと。組織、それからその運用、地域でそれをやる必要があるだろうと。

 一方では、警察といいますか、治安の立場でのいろんな、法律上、それから条例も関係するかもしれませんが、そういうことも強化する必要があるだろうということなんです。これも新年度の予算等々でまた議論をする必要があると思います。

【記者】

昨年、奈良の事件をはじめとして、長崎とかで少年事件とかが相次いだりした部分なんかをお受けになられたということですか。

【知事】

 そういうことですね。ああいうことが福井県で決して起こらないように、いろんな取り組みが必要かなと思っております。

 一方で、道路を明るくするとかいろんなことも、昨年来、いろいろ進めたりしておりますけれども、学校の先生方のいろんな取り組みも必要ですよね。そういうことは総合的にやる必要があるだろうと思います。

【記者】

 先ほど、マニフェストの検証の話、折り返しですという話がありましたけれども、これ、例えば6月がちょうど2年ですよね。ということになると…。

【知事】

 春やね。

【記者】

あ、4月で2年ということなんですが、そうすると、それ以降にということを考えていらっしゃるんですか。

【知事】

 その時期に。

【記者】

 それぐらいに合わせてということですか。

【知事】

 ええ。

【記者】

 例えば、これまで全国のマニフェスト検証大会なんかにも出席されていますけれども、ああいう形だと思えばよろしいんですか。

【知事】

 どうでしょうか。なかなか技術的に例のないことですし、マニフェスト自身もそんなに多くの知事がやっておられるわけではないし、そういう検証というのもあまり例がないのではないかと思うんです。ですから、どんなやり方をするかというのはかなり難しいかと思いますが、県民の皆さんの御意見、あるいはマニフェストを外から眺めるといいますか、行政的な、あるいは学問的と言うとちょっと言い方がまずいかもしれませんが、そういう専門の皆さんからのチェックといいますか、昨年、早稲田大学で行われました、ああいうものを併用して何かできないかなということなんです。評価そのものが目的というより、これはさらに後半の2年につなげるために必要だと。私自身といいますか、県庁の仕事がうまくいくための目的ですので、何かそれに役立つようなやり方ですね。評価自体を最終目的にしているわけではありませんので、よりよく運用できるといいますか、そういう工夫を何かしたいと思っております。

【記者】

 先ほど、景気の回復の流れを定着させるために、引き続き企業誘致などを進めたいというお話がありましたけれども、これ、現在の企業誘致等の活動などで、何かまた新たな動きとかがあれば教えていただきたいんですが。

【副知事】

 特に新たな動きということではなくて、着実にやっていきたいなと思っておりますけれども。御存知のように、企業の国内回帰という動きもありますし、それから中部圏では今、ものすごい人手不足が大きな問題になっているんですよね。ですから、そういう面で福井のいい企業立地の条件をもっともっと有効に活用したいなと思っております。

【記者】

 景気の回復というお話がありましたけれども、実際、副知事ごらんになって、県内の景気の動向とかはどのようにごらんになっていますか。

【副知事】

 いろいろ意見があるんですけれども、昨年度は前半がちょっとよかったんです。後半、ちょっと伸びは鈍化してきておるというのが一般的な傾向ですよね。そういう面で、今年、どのぐらい鈍化傾向が続くのか。それでも、多くの方が、まだまだ減衰する、後退するというところまでは行っていない気がしますので。特に福井県に限って言いますと、去年、知事をはじめ皆さん方が努力されました新幹線問題とか、それから高速道路の問題とか、エネルギー開発拠点問題とか、我々にとって大変新しいプロジェクトが、しかもまた大きなプロジェクトがあるものですから、その辺の経済の基盤といったら語弊がありますけれども、ベース、支えるものは大変いい傾向にあるんじゃないかと思っております。

 江守会長が、福井に機があるんだということを表現されておりますけれども、私も大変同感でございまして、何か経済界にとっていい機運、そういうものが出てきているような感じがいたしております。また、そういう機運をうまく盛り立てていかなければいかんですよね。それがどの程度我々ができるか、行政ができるのかなんですけれども、行政だけじゃなくて、マスコミの方もぜひそういう機運を盛り立るように、ひとつお願いしたいと思っております。

【司会】

 ほか、ございませんか。ないようでしたら、これで記者会見を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

── 了 ──

 

 


 

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