知事記者会見の概要(平成17年10月22日(土))

最終更新日 2008年3月11日ページID 002775

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平成17年10月22日(土)
19:05~19:30
あわら市 開花亭「日之出」

記者会見
 

 

  【司会】

 お待たせをいたしました。

 ただ今から宮内庁東宮職と福井県の合同記者会見を開催させていただきます。

 昨日に引き続きまして、宮内庁東宮職から堀江行啓主務官にご出席をいただいております。また、福井県からは西川知事が出席をいたしております。

 それでは初めに、堀江行啓主務官のほうから発表をお願いいたします。

【堀江行啓主務官】

 東宮侍従の堀江です。昨日に引き続きまして、今日の皇太子殿下、一日の行啓につきまして御感想を今、お預かりしてまいりましたので、朗読いたします。

 「第20回国民文化祭が、全国各地から、また諸外国からも多数の参加者を迎えて開会したことをうれしく思います。国民文化祭の諸行事には毎年のように出席していますが、この行事も20回という節目の年を迎えたことに感慨を覚えます。

 今日は、午前中、オープニングパレードを見ましたが、子供たちの太鼓やマーチングバンド、組み紐パフォーマンスなど、どれも楽しいものでした。ただ、雨の中で演じられた皆さんも大変だったことと思います。

 続いて訪れた国際交流会館では、留学生の人たちが日本文化に対して深い関心を持っていることをうれしく思いました。

 午後には、福井県の重要な産業の一つである眼鏡の工場を訪れ、眼鏡の製造工程を見学しました。製作に携わっている方の思いが一つ一つの眼鏡に込められていることが印象に残りました。

 続いて国民文化祭開会式・オープニング・フェスティバルを見ましたが、今年もとても趣向の凝らされたオープニング・フェスティバルだと思いました。出演者一人一人の熱演も心に残るものでした。国民文化祭が次の10年に向けて、さらなる発展を遂げることを心から願っています。

 今日は、時折激しい雨も降りましたが、その中でもたくさんの県民の方々に迎えていただいたことをありがたく思います。」

 

 (もう一度朗読)

 

 以上、皇太子殿下の御感想でございます。ご紹介いたしました。

【司会】

 ありがとうございました。

 それでは、西川知事のほうから発表をお願いいたします。

【西川知事】

 それでは、私のほうから申し上げます。

 今日は、第20回国民文化祭が開会をいたしたところでございまして、期間は今日から11月3日までの13日間でございまして、県内全域でいろいろな行事や文化活動が開催されます。

 皇太子殿下には、午前中オープニングパレード、午後にはサンドーム福井での開会式、オープニング・イベントに御臨席を賜ったところでございます。県民を代表いたしまして、謹んでお礼申し上げます。

 午前中は雨の中での行事でございましたが、殿下には熱心に御覧をいただき、大変良かったと思います。演技をしました団体も練習のしがい、また、殿下に御覧いただいて大変励みになり、良い思い出になったのではないかと私も感じているところでございます。

 それから、サンドームでの開会式でございますが、お言葉で本県の自然や歴史、伝統文化のすばらしさ、また、殿下ご自身研究されておられます中世の海上交通などに言及をされまして、福井県が重要な役割を果たしていたというお言葉もいただきまして、大変ありがたく思ったところでございまして、福井県民も福井の歴史、これまでの伝統などについて、自分たちの県に対して自信と誇りをさらに、おかげをもちまして、強く持つことができたのではないかと思っております。

 交響合唱詩「ふくい物語」につきましては、どういう人たちが参加しておられるのか、また、どういう民謡なのか、あるいは楽器についてはどんなふうになっているのかというようなお尋ねなどもございまして、大変楽しんでおられるようなご様子でございました。 

 午後からの国際交流会館では、留学生との懇談もしていただいたところでございまして、日本と外国の違いなど、また、将来の問題などについて、優しくお言葉をかけていただいたところでございます。

 また、サンドームの会場にお着きになった時、また、ご出発をされる際、小中学生に対してお一人お一人、多くの子供たちにお声をかけていただきまして、子供たちは大変喜んでおりました。大変良い思い出になり、また、将来の子供たちのがんばりに繋がるのではないかなと私も感じたところでございます。

 それから、福井めがね工業株式会社につきましては、いろいろな製造過程、眼鏡の歴史について、また、眼鏡フレームを直接手に取られまして、いろいろ製作をしている人たちに対してもお声をかけていただいたところでございます。大変ありがたく感じているところでございます。

 今回の行啓も明日一日となったところでございます。明日は、殿下には松岡町の御陵小学校というところで、国民文化祭の一つでございます人形劇カーニバルを御覧いただく予定であります。また、昨年水害のございました一乗谷では、一乗小学校等で復興の状況などについて御視察を願うということでございます。

 いずれにいたしましても、今回の国民文化祭、また福井県の実情を、明日も含めてつぶさに御覧いただき、福井の元気な印象を心に留めていただければありがたいなと、このように思うところでございます。

 簡単ではございますが、私のほうからは以上です。ありがとうございます。

【司会】

 それでは、質問をお受けしたいと思います。

 質問は、まず挙手をしていただきまして、社名とお名前を言っていただきまして、そして質問をお願いいたします。

【記者】

行啓主務官にお伺いしたいんですけれども、今日、ちょっとあいにくの雨でちょっと寒かったんですけれども、殿下のご体調は。例えばお風邪をひかれるとか、そういうことは大丈夫でしょうか。

【堀江行啓主務官】

 確かに雨が降る中で、窓を開けて奉迎の方々に、車の中でお応えになっていらっしゃいまして、お服が濡れたりしないか私も休憩ごとに大変気を遣ったところですが、お元気そうでございました。そして今帰られて、少し濡れられたようでしたので、帰ってすぐにお風呂に入りましたとおっしゃっていました。ですからお元気だと思います。雨には濡れられましたが。

【記者】

 会見が遅れたというのは、お風呂に入っていたからと、そういうことではないですよね……。

【堀江行啓主務官】

 いや……。まずいことを申し上げましたか。お考えいただきながらご準備いただいたものと存じます。5分遅れたことはお許しください。

【記者】

 それに関連して、知事にご質問なんですけども、今日ちょっと朝のパレードなんですが、中止という選択肢もあったかと思うんですけれども、子供とか結構寒そうにおへそを出して歩いていたりなんかして。パレードを決行した理由とか、パレード決行を決めた時間とか、ちょっとお聞かせ願えればと思うんですが。

【西川知事】

 天候につきましては、いろいろな情報を予めいただいて、最終的には今朝決定というか、予定通り行うことにしたところでございます。

 いずれにいたしましても、せっかくの機会でございますし、参加する皆さんもぜひ殿下に見ていただきたいという気持ちも持っておりますし、少し雨が降りましたが、予定通り行ったということでございます。

 幸いにして、途中ちょっと雨が強くなりそうなときもありましたが、後半はほとんど雨が止むような状況で、恐竜ダンスの小さいお子さんたちのときには演技もやりやすかったのではないかと思っております。

 いろいろ紐を使った組み紐のところでは少し雨で、重いような感じもいたしましたが、皆さんがんばってもらったので良かったかなという認識を持っておりまして、そういう感想でございます。

【記者】

 記者はバスに戻らなければいけなくて最後まで見られなかったんですが、合同庁舎の発が5分ほど遅れた理由は何かあるんでょうか。

【堀江行啓主務官】

 プログラムが終わって、予定の休憩時間を少し短くしたかもしれませんが、特別な理由はなかったかと思いますが。

【記者】

 眼鏡工場のところなんですけれども、若干、ちょっと遠くからだったので様子が伺えなかったところもあったので、もし補足して教えていただければ、特に何か笑い声が上がっているような場面があったようなんですけれども、なぜその笑いが起きていたのかというあたりを教えていただければと思うんですが。

【西川知事】

 後半のところでございましたか。

【記者】

 はい。何か笑い声が上がっていたんですけども、遠くからだったんで。2回ほど大きな笑い声が上がっていたんですけども。

【西川知事】

 いろいろご説明されていたのが社長の奥様だということで、「ああ、そうですか」というようなお話が一つ、そのときにちょっと皆さんがニコニコされたようなことがありました。そのほかはどうでしょうね、ちょっと私……。もう1回はよく分かりません。どういう場面で……。大分、入口のところのお話ですか、様子でしたかね。

【記者】

 一番カメラの側だったと思うんですが、あれは記者から一番見にくいところで。

【西川知事】

 皆さんで一緒に写真を撮らせてもらった時かもしれません。ちょっと分かりません。

【記者】

 その前です。

【西川知事】

 ああ、そうですか。恐縮です。

【記者】

 記念撮影なんかは、社長さんから是非ということで行われたんですか。

【堀江行啓主務官】

 そうですね、私も驚きました。一応、カメラはあそこでだいたい何分ぐらいだということで一旦終わっていただいて、私もあまり殿下の御負担が大きくなるといけないということで終わっていただいたんですけども、私が戻りましたら何か始まっておりました。全体を通して、非常に強いリーダーシップを持って、あちらの社長が御案内いただきまして、そういう中でたくさんの笑いも出てきたんじゃないかと思います。

【記者】

 お二方それぞれに伺いたいんですけども、眼鏡でふっと思ったんですが、殿下の眼鏡をかけられる必要性というのは全く今ない?視力はどうだったのかなと。笑い声が湧いた時にですね、どの眼鏡が似合うかなと御覧になったのかなと想像していたんですけども。その辺どうなんでしょうということが一つ。

 それから知事に、昼食のときなどでですね、特に印象に残るような殿下のお話が何かあったかどうか。

 それからお言葉の中に盛り込んでいた、北前船やなんかの水運の関係で、殿下がこの福井県辺りについても何か昔の資料に当たったりしたような思い出がおありだったのかどうか、つまりあの言葉に表れた福井県の水運上の役割みたいなものが、殿下のどういう御研究の中の、どういうところからああいうお言葉になったのか、もし何か話題として出ましたら、教えていただきたい。

【西川知事】

 特に昨日でございましたか、22年前に福井、主に若狭地域を御視察願ったんでありますけれども、今回、小浜というところに歴史民族資料館というのが、県立でございますが、今ちょうど若狭湾の中世の海の交易といいますか、海の道といいますか、そういう特別展をやっているんでありますが、その特別展の状況について、多くの話題の中で申し上げまして、さらに殿下のいろいろな瀬戸内海などを中心としました、また琵琶湖も含まれてくるんだと思いますが御研究、若狭湾、日本海、こういう交易などの分野について御関心をお持ちかなということで、資料なども御覧いただいたということがございました。そういう話題がございました。

【堀江行啓主務官】

 私のほうは、最初の眼鏡の必要性についてですけれども、近視ということについては、全く殿下はご必要はないという視力をお持ちでございます。それから私は今、うっかり近視眼鏡をはずしてしまいましたが、殿下はまだお若いですから、そのような高齢者の眼鏡もまだ必要な御年齢ではいらっしゃらない。実際、サングラスか何か以外は、ご必要は全くないと存じます。

 それから歴史関係の話でこちらも補足いたしますと、何か知事からご紹介いただいた小浜のほうでの100年の歴史の展示でございますが、殿下は「これについては知っていました。」ということで、その頂戴した資料を、これをお預かりしましたのでとお届けしましたところ、「ああ、これは見たかった展示会だったんです。」というお話しをなさっておりました。

 それからお言葉の中にありましたものについても、殿下もご自身できちっと中世の海運史ですか、何かそのような資料をご確認になった上で、ご自身でお読みになった部分というふうに思います。ちょっと内情かもしれませんが、ご自身のお言葉でございます。

【司会】

 ほか、ございませんか。

【記者】

 聞き忘れてしまったんですけども、沿道の人出というのはどちらに聞けばよろしいんでしょうか。

【西川知事】

 ご質問のご趣旨が……。お出迎えをしている状況ですか。

【司会】

 沿道の奉迎者の方ですか。

【西川知事】

 人数とか、そういう意味ですか。

【記者】

 県警さんとかは……。

【堀江行啓主務官】

 これまでほかの県では、沿道の奉迎者数を累計で発表されたところもあります。

【西川知事】

 そういうお尋ねがあったということで、お伝えしておきますので。

── 了 ──

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