知事記者会見の概要(令和5年1月26日(木))

最終更新日 2023年2月9日ページID 052060

印刷

 

令和5年1月26日(木曜日)
10:30~11:35
県庁 大会議室

知事写真230126

 

【知事】

 よろしくお願いいたします。

 まず、大雪の関係です。一昨日、大変な低温と風がひどくなりました。そして大雪ということで、県内の交通が一時、北陸自動車道、国道8号、舞鶴若狭自動車道、国道27号といった幹線道路も同時通行止めになったということで、混乱をしたところです。

 結果的にJRも8時間程度の停滞ということもあり、県民のみなさんにとっては、夕方の退勤、そして通学で学校から帰る時間帯だったため、大変なご苦労をおかけしたかと思っています。

 同時通行止めのとき、私も土木部や安全環境部と一緒に、近畿地方整備局長やJR金沢支社の、当時支社長は会議中でしたので副支社長さんとも直接やりとりもさせていただいて、オペレーションをやっていました。タイミング的には5時の段階で通行止めということになりましたので非常に難しいところでして、私は、まだ除雪もしてない、雪が積もっていなかったので、もう少し後にしていただけませんかという話もさせていただきましたが、結果的に、ご案内のとおりあの時間帯は本当に猛吹雪でした。近畿地方整備局の渡辺局長も、何とか考えてみますと言われましたが、現場が非常に吹雪いていて、ホワイトアウトの状況で、一番ひどいときでしたので、結果的には5時の通行止めもある程度やむを得なかったと私も感じています。

 その後も、できるだけ早く開通してほしいということを伝えながら、オペレーションをさせていただいて、ああいうことになった。一方で、やはり現実の問題として、国道158号は開いていましたが、スタック車両が出て、実質通行止めの期間が7、8時間あったり、また、新名神高速道路などでは多くの滞留ということもありましたので、結果的から見てもある程度やむを得なかった。また、JRが8時間程度滞留して、食事が大変滞ったなどの話もありましたので、これからもこういったことはいつでも起きますので、我々も今回のことも反省しながら、至急、いつまた降るかもわかりませんので、こういったことも活かして、次につなげていきたいと考えています。

 もう一つ思うのは、事前にメディアのみなさんにもご協力いただきながら、今回は大雪になる、低温になるということもお伝えしていたので、それなりにみなさんも対応していただけた。例えば宅急便などを見ていても、早い段階から今届けられませんということもあったり、そういったご協力もいただけたと思っています。こうした発信の仕方、当日も2時ぐらいから、5時ごろから通行止めの可能性がありますということもお知らせしながら、最終的には4時過ぎに5時に止めるということを決めていますが、こういったことも、今までの経験を活かしながらやらせていただいた。その成果もそれなりには出てきていると思いますので、こうした発信、とにかく、入ってきてしまった車両を戻すことは本当に大変だと痛感しています。早い段階で遠くのところから、まだ雪が少ないところで迂回していただくということの大切さも感じていますので、そういったことも引き続き、また活かしていきたいと思っています。

 

 続きまして、発表の中身についてご説明をさせていただきます。

〔配布資料:一般県道 常神三方線「常神トンネル」の開通について

 まず、工事中でした県道常神三方線の常神トンネルの開通についてです。1.1km区間672mの常神トンネルについて、令和4年度中に開通させていただくと申し上げていましたが、3月11日の17時に開通をさせていただきます。

 区間は常神~神子の1.1km区間で、整備効果といたしましては、やはり常神半島のみなさんにとっては、道路は生命線。もともとはただの細い道路がつながっているだけでした。以前、私が総務部長のころは、まだこれほどトンネルはなかったので、行くのに時間もかかりましたし、何度も災害が起きました。平成25年9月16日も、遊子のところで土砂崩れがあり、1か月ぐらいは仮の橋をかけて、船などで行ったり来たりしながらやっていたということもあったというところが、非常に便利になってきたと思います。

 効果としては、レインボーラインの入口の海山から常神まで行くのも、20分が13分ぐらいになるということで、大変短くなります。

 やはり、レインボーラインと三方五湖は、非常に風光明媚、しかも自然の綺麗なところですので、そこと常神半島の間は親和性も高いということで、発信力も強まると思います。この半島の先まで行けば、御神島や青の洞窟、日本最北限のソテツといったところもありますし、山桜の綺麗なところもあるわけでして、こういったところを三方五湖と一緒にセットになって売り出すと、また、新幹線に向けた大きな弾みになると考えています。

 

〔配布資料:新アンテナショップ「ふくい食の國291」オープンについて

 続きまして、銀座に今準備をしています「ふくい食の國291」のオープンについてです。

 今まで日は決まっていませんでしたが、今回、2月24日にオープンさせていただこうと考えているところです。

 銀座1丁目ということで、お隣に「おいしい山形館」があって、広島もすぐ近くにあったり、この辺はアンテナショップの銀座通りというか、本当に集中した地域でして、山形の通りの前を歩かれる方も本当に多いということで、売り上げも今の銀座店と南青山店をあわせたものの1.5倍ぐらいに膨らむのではないかと期待しています。角地ですし、人通りがあって、53万人、なおかつ売り上げも3.2億円と今の1.5倍ぐらいを期待しているところです。

 1階は、食品などを中心に物を売る場所です。例えば、水ようかんや揚げ、地酒など、福井の食べ物も本当に今、だんだん東京でも評判になってきています。そういうものや、今まで、あまり東京では食べたことがないようなものも、ここで販売させていただいたり、地下1階はイートインでして、越前そば、また海鮮丼もおいしいでしょうし、ソースカツ丼も、結構食のマニアの中では福井のソースカツ丼が有名になってきていますので、そういったものなども、サラリーマンの方にランチでも食べていただくということもいいのかなと思っています。そういう意味で、東京に福井とつなげる拠点にしていこうと、東京にそういうものを作っていこうと、目指しているところです。

 また、新しいロゴを作りまして、ふくい食の國291と文字が入って、ロゴは少しわかりにくいように見えるのですが、実は、漢数字で二、九、一です。曲線が二でイメージとしては川、九が山で、一は里というイメージ。二九一で川と山と里という、福井らしさもイメージしているそうでして、紙袋などにもデザインするらしいので、また評判になっていただくといいなと思っています。

 

〔配布資料:ふくいポークの生産・販売の再開について

 続きまして、ふくいポークの生産・販売の再開についてです。

 私が知事になった令和元年の夏に豚熱が発生しまして、ふくいポークの農家がそれに見舞われた。また、高齢でふくいポークの生産をやめられるということがあり、出荷が止まっていました。しかし、種は残していまして、今回、睦美ファームさんが大きな豚舎を建てられましたので、ここでふくいポークを復活して販売していただけるということになりました。

 今、子豚が入ってきて、育て始めたというところでして、今年の8月ぐらいに販売が開始されます。今年度から2,000頭をまず出荷をしていこうということで、平成30年と同程度ということです。また、睦美ファームさん以外でも、新しく参入していただくところや、または外から来ていただくなど、いろいろな方法をとりながら4,000頭を目指していきたいと考えています。

 特に、睦美ファームさんは、餌の中に乳酸菌を加えるとおっしゃられていまして、そうすると非常にお腹の中が健康になる。また、悪玉菌を退治していくので、獣臭さもなくなっていくそうですし、美味しくて、健康的な豚が食べられるということです。

 これから新幹線に向けて、若狭牛、福地鶏に、さらにおいしい「ふくいポーク」を加えて、福井の食をさらに発信ができるようにしていきたいと考えています。

 

〔配布資料:新型コロナウイルス感染症対策について

 そして、新型コロナです。

 これにつきましては、今月中を警報期間としていました。今日は亡くなられた方はいらっしゃいませんが、473人の新規の感染者がいらっしゃるということ、また、169床と病床の使用率も目安の30%を超えているということもございますので、2月28日まで1か月間、警報期間の延長をさせていただこうと考えています。しかし、この1週間でも感染者の数は7割弱に減ってきているという状況ですので、途中でもさらに減ってくることになって落ち着いてくれば、注意報ということも出てくるのかなと考えています。

 新規感染者数は、今順調に、全国的にもそうですが、福井県もかなり大きく減ってきているという状況です。

 年代別の感染者数の推移についてです。すべての年代で減っているということですが、やはり65歳以上の方々の減り方が少し低いという状況にあると思っています。

 その上で、入院患者の中身を見ますと、70代以上が約9割という水準になっていますので、特に高齢のみなさんには十分に感染について、もしくは感染したらできるだけ早く病院に行っていただいて、治療していただくということを気を付けていただきたいと思っています。

 また、インフルエンザについても注意報のレベルになってきました。インフルエンザ注意報は、定点当たり1週間で10人を超えてくると注意報ということで、先般発表させていただいていますが、そこを超えてきています。新型コロナとインフルエンザの同時流行が心配されていますが、形の上では、同時というよりは、コロナが落ちてきてインフルエンザが上がってきているという状況です。その水準が今どういうことかと言いますと、これはいつものコロナの数え方と違いまして、どちらかというとインフルエンザの数え方で、定点当たり、決められた病院における一週間の数を調べています。そのやり方でコロナとインフルエンザを合わせると今34人ぐらいになります。これを少しコロナと見比べていただくと、12月の第8波の一番多い時期のピークよりは少し低いということで、この辺りはコロナで見ると、大体毎日1,500人ぐらいの患者さんが出る、1,500~1,600人が出るころの数が、両方で出ているという状況になります。

 以前からお話しておりますように、福井県内は、医師会としっかりと連携を組ませていただいていまして、1日5,000人程度は、風邪のような症状、コロナやインフルエンザやその他の病気になりますが、この治療が可能な体制を整備しています。そういう意味では、水準的に言えば1,500人~1,600人ということですから、今のところ、特段医療ひっ迫という状況にはなっていないというところですが、インフルエンザは、よく言われているとおり、久しぶりですので、免疫が弱まっているということもあります。また、コロナも初めて感染される方、特に高齢の方は重症化する可能性がある。特に、喉が痛くて水が飲めない、食事が摂れないというようなことで、病状を悪化される方がいらっしゃいますので、十分ご注意いただきたいと思います。

 インフルエンザも含めた感染対策につきまして、特に今回、付け加えさせていただいているところは、体調がすぐれないときには、症状悪化を防ぐために早期に医療機関を受診していただきたいということです。オミクロン株になって、症状に気付かないまま、病院に具合が悪いですと行ってみたらコロナ陽性でしたというような、後からわかるということが多くて、結果として70代以上の方、持病を持っている方が重症化するということが、多くなっていますので、そういったことに気を付けていただくことをお願いしたい。少し具合が悪いと思ったら、それがコロナなのかどうかということよりも、まず病院に行っていただくことが大事だと思っています。

 その上で、いつもの体調管理の徹底、おはなしはマスク、換気、さらに早期のワクチン接種をお願いしたいと思います。

 私からは以上でございます。

 

~質疑~

【記者】

 新型コロナについてお尋ねします。コロナの警報を1か月延長するということですが、延長した理由について改めて伺います。コロナ自体は少し下降傾向にあると思いますが、一方で、インフルエンザが注意報レベルに上がってきました。コロナとインフルエンザ両方の感染状況の兼ね合いを見ての延長なのか、理由をお聞かせください。

 

【知事】

 そういったことも今後考える必要が出てくるかもしれませんが、指標を見ていただくと、現状でも全体で見た場合の病床使用率が33%と警報レベルを超えているので延長するということです。

 その上で、インフルエンザも流行してきているということもありますが、先ほど申し上げているとおり、まだまだ県として準備している1日当たりの感染者の数から見れば、特に今医療ひっ迫というような状況にはないということです。コロナとインフルエンザを見ていますと、感染力はやはりインフルエンザよりもコロナのオミクロン株の方が強いように見られますので、そういう意味では、コロナの感染対策をしっかりとっていただくことが、インフルエンザの流行を抑えることになるのではないかということで、今は警報を継続と考えています。

 

【記者】

 先ほど、コロナに関しても、1医療機関当たりの定点数を示していただきました。インフルエンザが流行っていることについてまずお伺いしたいのですが、今後、定点あたりの数値をコロナの警戒レベルの上下、引き上げ引き下げの参考になさるお考えなのでしょうか。

 

【知事】

 このやり方は、コロナのように全数調査をしていれば自動的に同じことができるので、このようにわかりやすく示させていただいているということです。我々はどちらかというと、去年の8月から、こういうことをやったらどうかということを申し上げていたところですので、そういう意味では、これからもいつでも比較はできるのですが、一方で、コロナについては、やはり一番は病床ひっ迫。今、2類相当でやっている限り、専用の外来、そして専用の病床を確保しなくてはいけない。そこから医療ひっ迫が起きるということが多いので、コロナはコロナで十分に今までやってきたようなことの見方をしていく必要がある。

 今、これをお示ししているのは、先ほども少し申し上げましたが、全体としてどの程度同時流行に備えなければいけないかということで、どの程度の状況なのかを把握するために今回作らせていただいて、今のところ許容の範囲内だろうと申し上げました。参考までに、今のところ作っているということです。

 

【記者】

 政府でコロナの5類議論が次第に加速していると思います。一部でマスクは屋外屋内問わず、着用しなくてもいいという議論も出てきているようですが、そうなった場合、「おはなしはマスク」、福井県がこれまで進めてきた会話時のマスク着用の方針は転換されるおつもりはありますでしょうか。

 

【知事】

 これは状況次第だと思います。「おはなしはマスク」というのは、何もコロナだけのことではなくて、感染症、特にインフルエンザもたぶんそうだろうと、今回コロナの経験を踏まえてわかってきたことという意味では、直接飛沫を浴びることが感染を拡大するということですので、これからも、まずは5類になったからといって、たぶん今のコロナがオミクロンのままであったとしても、なくなるわけではない。これからインフルエンザも含めたいろいろな感染症があると思いますので、そのときの状況で、今、感染は拡がらないほうがいい、もしくは人の単位で見たときに、さっきもご覧いただいたように高齢者の方の入院の比率が高いということや、亡くなられる可能性、特に持病のある方が多い。そして施設。例えば高齢者福祉施設ということもありますし、病院もそうですが、院内感染や施設内感染が拡がらないほうがいいなど、いろいろな個人のご都合や施設の状況など、こういうこともいろいろなバリエーションで、特に今は拡大させないほうがいいというような状況はあると思いますので、そういうときになれば、いろいろ柔軟に、「おはなしはマスク」をしていただくのがいいわけです。

 福井県内でどうするのかは、また春に5類になると言われていますが、このときの状況を見て、すぐに全員が外すとたぶん一気にまた増えるので、少し様子を見ながらでも、社会の動きを見ていても、みなさんがだいぶ安心できてくると外す場面も増えてきますから、ある日突然外すのではなくて、徐々に外す人も増えてきて、それを社会が許容していって、感染がこの程度になったらいいかということで、忘れていくという感じが普通想定されるパターンかと思っています。そういう意味では、マスクの有無というものをあまり過剰に、感情的にああしろ、こうしろとお互いに言い合うというのではなく、何とか軟着陸できればいいと考えています。

 

【記者】

 県として、マスクを外してもいいというような号令をかけることは、今のところは考えていないということでしょうか。

 

【知事】

 それはそのときの状況ですが、国がこれからのいろいろな審議会なども通じて、どういう状況になったら外していいという検討もされると思いますので、その辺の検討をしっかりしていただいて、エビデンスを含めて国民のみなさんにご説明いただいて、それで我々も自然と県民のみなさんに対する声かけが変わっていくということなのかと想像をしていますが、今そういう状況ではないと思っています。

 

【記者】

 感染者の推移についてお伺いします。今、幸い感染者は徐々に減ってきているという状況ですが、知事としても第8波のピークは超えたというご認識でしょうか。それともまだこれからという状況なのか、お聞かせください。

 

【知事】

 一言で言えば、よくわからないというところです。よくわからないというのは、何で減っているのかと言うと、コロナ対策チームの中で議論をしていても、お正月明けにバッと増えて、そのまま増えていくことが今までの傾向からいうと少し心配されたところなのですが、しかしその後は、第1週や第2週、直後は増えましたが、その後は減ってきています。

 そういう意味では、本当に社会生活はどちらかというと緩和の方に動いているので、必ずしもなぜ減っているかということはよく理解できませんが、傾向としては、やはり第8波は年末年始のところをピークにかなり下がってきていると思っていますので、いずれにしても、私どもはまた増えてきても対応できるように、常に準備はしていきたいと思っています。

 

【記者】

 医療ひっ迫の関連でお伺いします。全国的には医療ひっ迫の傾向が強いという都道府県も数多くある中で、知事は先ほどもお話あったように、熱があった場合、体調不良があった場合には、病院を受診してくださいと呼びかけを続けていらっしゃいます。福井では病床ひっ迫が起きていないというご認識なのか改めて伺います。また、その要因についてどのようにお考えか、改めてお聞かせください。

 

【知事】

 先ほど来申し上げているとおり、まず、診療を受けていただける医療機関について、県内は内科・小児科の約8割、334の医療機関に、受診いただけるような発熱外来を用意していただいているということ。そして病床についても、通常時でも403床、最大503床まで拡大できるという体制を整えているということで、医療機関との間でインフルエンザとあわせて1日で5,000人程度治療ができる状況の中で、1,500人程度が今のところのピークだったということですので、そういう意味では医療ひっ迫というような状況にはないと思っています。

 これはいつも申し上げていますが、オミクロン株になってから、医療機関の医療従事者のみなさんに、あまり怖がり過ぎないように対応していただくということが大事なのではないかということで、医師会もいろいろとお声掛けをいただいたおかげで、先ほど申し上げたように、8割の病院等が診療所も含めてご参加いただけているというところは、やはり全国的に見ても一番高い水準だと思います。こういう状況の中で、やはり幅広くインフルエンザの様に多くの病院や診療所が扱っていただければ、自然と落ち着いて、ひっ迫という形にならなくて、なおかつ、福井県は亡くなられる方は一番少ない。死亡率で見ても全国1、2の低い水準にあります。これはやはり特に高齢の方、持病を抱えていらっしゃる方が早く病院にたどり着くことが、その持病を悪化させないということにも繋がっていますので、コロナを怖がりすぎることで、他のことが遅れることの影響も少しあるのかなと思います。

 ですから、やはり5類相当にしていくという方向性は正しいと思います。あるいは5類相当にしていけば医療機関側も、インフルエンザと同等に扱って患者さんを迎え入れて治療していくという方にベクトルが動きますので、そうすると今のコロナ関連で亡くなられている方、こういった方の重症化・死亡といったことも、やはり未然に防ぐことができる方向に進むのではないかと考えています。

 

【記者】

 アンテナショップについて、角地で、他県のアンテナショップもたくさんあるということですが、差別化など、新幹線時代に呼び込む拠点ということで、何か具体的にやっていきたいということがあればお聞かせください。

 

【知事】

 まず一つは、このアンテナショップを作るということで、私なりにいろいろと話を伺いました。お店が儲かる最大の秘訣は、お店の前を歩いている人の数が多い所にお店を出すことですと伺っていました。遠くの方に少し入っただけでも、人を呼ぶことはとても難しいと伺っていますので、先ほど申し上げましたが、実態として、ここを通る人達の数は今まであった2店舗を合わせた数より1.5倍ほど多くなっている。これは非常に商機があると思っています。

 また、やはり福井のものが美味しいということを、食べていただいたり、味わっていただければ、本当にみなさんおっしゃっていただけます。今、何が最大の課題かというと、知名度が低いということです。福井県の知名度も低いし、それぞれのものを食べていただく機会も今まで少なかったと思いますので、こういう所にお店を出して福井のことを認知していただく。福井ということをわかってもらって、食が美味しいことを理解していただくことは、とても大事だと思っています。

 ここは1階の販売だけではなく、イートインができる。しかもイートインはランチ営業等もして、たぶん若いビジネスマンの方にはソースカツ丼はとてもウケると思いますし、福井のそばはアンケートをとれば日本一ということも出ていますので、こういう所でまず味わっていただく機会を作っていくことがとても重要かなと思います。

 また、1階のコーナーも今まで見たこともないような、厚揚げなどもそうですが、ああいうものを見ていただきながら販売するということをまた工夫をしていくと、さらに評判になるのかなと思っていますので、今まで有名ではなかった分、発見するという楽しみをここで発信していきたいと思います。

 

【記者】

 ふくいポークの出荷再開について伺います。とても喜ばしい話だと思いますが、これに関して県の果たした役割がどのようなものがあったのか、また、再開に対する知事自身の思いをお聞かせください。

 

【知事】

 豚熱のときに、本当にこれまでふくいポークは美味しい豚肉で、大切に育てて売っていただいた農家さんが辞められたということで、とても残念に思っていましたし、その当時から、何とかしてこれを復活させたいという思いはJAも含めて農家さんの中にはあったと認識をしています。

 今回、こうして復活できることはとても嬉しく、さらに、睦美ファームさんは、ご覧いただいてもとても近代的な豚舎を作って、感染対策もしっかり気をつけた形で復活させていただけるということなので、期待もしています。

 県としましては、ふくいポークは美味しいということでしたので、当時、豚熱が流行っていましたが、種豚をとにかく隔離をして複数の場所で育てる、うまくはいきませんでしたが精子や卵子も残しながらやったりなどして、何とかここまで来ているという状況です。

 また、今回、こうした豚舎を作るにあたっては、地元の越前市とも協力をして、新しいものを作ることへの補助制度もさせていただいていますし、また、以前、豚熱が流行っていた頃には、以前の豚舎のような所を上手に囲っていくといった補修経費などの補助もさせていただきました。こういうことが、ずっと続けてきて新たな挑戦に結びついたということだと思いますので、とてもうれしく思いますし、今後はJAなどいろいろな系統のみなさんとも協力をしながら、このふくいポークを、福井の美味しい豚肉ということで発信ができるようにしていきたい、育てていきたいと思っています。

 

【記者】

 ふくいポークについて、ブランドとして今後の生産販売の展望をお聞かせください。また、生産者が1軒ということで、不安定な部分もあるかと思いますが、どう進めていくのかについてお聞かせください。

 

【知事】

 今までは、こうした豚を飼っていらっしゃる組合のみなさんが、このふくいポークを認証しながら作っていただいていました。これを今回できるだけ客観性、認証の仕方をもう少し今風というか、信用度を上げるという意味で、流通業者、食肉事業者、JAなどで「ふくいポーク流通推進協議会」というものが設置されました。単に作る側だけで物事を認証していると自分勝手になるといけないということで、流通させる側やJAのみなさんにも入っていただいた形で、流通推進協議会を作って、そこで認証していくということで、まずは永続してふくいポークが守られるような体制を作る。そのうえで、やはり1社だけでは何が起きるかわからないことはおっしゃるとおりだと思いますので、新しく、今豚を飼われている方などにふくいポークを飼っていただく、また、新たに県外からこういった方がいないかといった誘致も含めて、できるだけ永続できるように幅広くして、安定して供給ができるようにしていくことについては、今後とも努力をしていきたい。

 とりあえず2,000頭ですが、今後4,000頭を目指していくと、睦美ファームさんも2,000頭をもう少し増やしていただくということですが、過去最高が3,400頭ということでしたので、それを超えてふくいポークを発展させていきたいと考えています。

 

【記者】

 常神トンネルについて伺います。この近くの半島には美浜原発が立地しており、常神トンネルは原子力災害時の避難道路としての効果も期待されるのではないかと思いますが、防災面でのトンネルの機能について、知事はどのように捉えていらっしゃいますでしょうか。

 

【知事】

 ここに原子力発電所があるということではありませんが、もちろんその場合に、常神半島の先にいらっしゃる方が当然避難しなければならないという事態もないとは言えません。こういうときには、今までの道路は、時間もかかっていましたが、大変曲がりくねっていて狭いということもありましたし、少しの大雨などが起きてくると、非常に不安定な、土砂崩れがあったりということもありましたので、そういったものは回避できる。短時間で安定的に逃げることもできるということもありますので、大変そういった意味での期待もしています。

 基本的には、ここは観光地、食べるものも美味しいですし、夕日も本当に綺麗です。私も何度も行ったことがありますが、とても便利になります。三方五湖との親和性もとても良いところですので、少し広域になって、良いところを見ていただけるような道路としての活用も十分に日頃から行っていきたいと考えています。

 

【記者】

 大雪の関連で、冒頭でもご発言がありました今回の道路の通行止めについて、思い切った早めの対応をとられたと思います。結果として、道路での立ち往生は国道8号といったところで発生しなかった一方で、国道158号に特にトラックが集中して、スタックによる立ち往生が起きてしまいました。

 先ほど、今後の対策について、今回の教訓を活かしながらというご発言もありましたが、その具体的な方向性、例えば今後もこうした早めの通行止め実施していくのか、また、今回はトラックを中心としたスタックでしたが、そういったところへの呼びかけなども含めて、現在の知事のお考えをお聞かせください。

 

【知事】

 まず、今回いろいろと起きていることについて、我々としても振り返りというか、反省もしていかなくてはいけないと思っています。そういう中で、気付きについては次に活かしていくことを行いたいと思います。

 国道158号は、確かに停滞がありましたが、現実には、多く並んだときで20台程度ということではございました。とはいえ、あのように1台大きいものが停まると、行き来ができなくなるわけですので、そういう意味では、ひどくなる前にUターンして戻っていただくような措置をすぐしたおかげで、7~8時間ということになりましたが、何とか解消もできたと思っています。

 また、もう一つあるのは、これは本当に難しいのですが、県民のみなさんの感情からいうと、まだ雪が積もっていないのに何で止めるのかというお話もよく伺いました。これと、もしものときには大停滞になるという、滞留するということの狭間で、どういう判断するかだと思っています。

 私も、近畿地方整備局長さんに当時申し上げていたのは、やはり除雪もまだそれほどしてないような状況で、これから降るからといって止めるというのは、実は一昨年の1月29日のときは降ると言われていて北陸自動車道を止めたのですが、現実は本当に降らなくて、除雪もほとんど必要ないけれど、今度は、まだ降るという予報が続いている間は開けられないということで、ずっと閉じていました。その結果、国道8号が混むということにもなるわけでして、こういうことをある程度経験を積みながら、やはりある程度積もってきた上で、今後の予報などとの組み合わせという観点も重要だということで、これからまたよくご相談させていただこうと思っています。

 いずれにしても、やはり人命が第一なので、事業者さんも最近はだいぶわかっていただけているようで、事前の周知がしっかりできて、なおかつ確率度、いつごろどうなるということを明確に発信すると、結構早い段階で迂回もしてくれるということもわかってきていますので、こうしたことについても心がけていきたいと思っています。

 

【記者】

 新幹線についてお伺いします。前回の知事の定例会見でもありましたが、一部で京都駅の地上駅化や京都北部に新駅というアイデアも出ているようです。前回も、知事はあくまでもこれは平成29年に決めた内容とは違うというお話でしたが、こういった案が出ていることについて、これ自体、検討に値するかどうかについて知事の考えをお聞かせください。

 

【知事】

 先日も申し上げましたが、いろいろな課題がありますので、そういったものを解決する上でいろいろな議論があるということ自体は、私は全く否定しているものではありません。特に今、京都府内はじめとして、いくつも施工上の課題がありますので、こういったことをどう解決するのか、より良くしていくということの議論がされるということ自体はあっていいのではないかと思っています。

 しかし、私が申し上げているのは、お一人おひとりが言われているからどうだということではなくて、そういったことは、やはり与党のプロジェクトチームなど、いろいろな場があるわけです。政府の中もあるわけですので、そういったところでよくご検討いただくということが大事かと思っています。

 そういう意味では、これからも大切なことは、もともとこのルートに決まった昭和48年の整備計画の決定のときにも「小浜市付近を通り」ということが書かれていますし、この小浜・京都ルートは平成29年3月に与党PTで決定いただいていますが、このときには、速達性や利便性といったことを言っていただいています。速達性ということは、より早く大阪に着ける。そして利便性という意味で言えば、乗り換えがない、安いということもあるわけです。早いということは、近いから安いということにもなるわけです。

 その上で、最近は、1日も早く大阪への全線開通ということが沿線全体の総意ということだと思っています。こういったことを踏まえた上で、しっかりと議論すべきことはしながら進めていただくことが大事なのではないかと考えています。

 また、JR西さんの意見も、今の小浜・京都ルートというものに強く働いていると思いますので、やはり運営者側の考え方も重要かと思っています。

 

【記者】

 雪の関係で、今回、幹線道路等を止めたということですが、それによって主に敦賀、美浜の二州地区が孤立するような形になりました。嶺南といいますと原発もある。なかなか起こりえないと思うのですが、同時発災のような形で広域避難ということになった場合の観点からすると、今回のこの通行止めはどのような振り返りになるのか、お聞かせください。

 

【知事】

 おっしゃられるとおり、万が一ということですが、原子力災害等が起きたときの気象条件というのはこちらが選べるものではありませんので、そういう意味では、しっかりと日頃から避難路の確保、経路を複数化する、そして手段を陸だけではなく海や空も含めてなど、いろいろなことを用意していく必要があるということだと思います。

 しかし、今回、このように通行止めになっていっていたことで、すぐに発災のときに逃げられなかったのではないか、とはならないのではないかと思います。というのは、今回、もしもそういうことが本当に起きているとすれば、そのときはまたやり方を変えるというか、逃げ道のところだけはしっかりと確保するように集中してやるということもあるわけです。先ほど申し上げましたが、現実の問題として、まだ雪が積もっていない段階でああいうことをやっていますので、広域的にみなさんの生活活動を見たときのポジションのとり方と、そういう発災したときにどうするかは、またその場で十分に議論して、最適な方法をとるということになるのかなと認識していますので、今回のことはすぐに、今おっしゃったことで、もう逃げられないのではないかということは、少し違うのかなと思っています。

 

【記者】

 関西電力の森社長が年始のあいさつに来られた際、中間貯蔵施設の具体的な進捗に関して言及がありませんでした。改めて知事の受け止めをお聞かせください。

 

【知事】

 その場で申し上げましたが、具体的にどの地点ということや、いつかとの話もなかったので、大変残念だということも申し上げましたし、また、国とも十分に協力して一日も早く計画地点の確定をしてほしいということも申し上げました。

 その席で森社長からも、自分が先頭に立って関係者のトップとやり取りもしているとの話もありましたし、国とも連携をとりながら一日も早くそうした表明をしていきたいとの話がありました。これからも、国に対しても前面に立って事業者とともに、一日も早く計画地点の確定の報告をいただきたいと考えています。

 

【記者】

 その面談の中で、知事は中間貯蔵について年末まで引っ張ると物事は進まないので、一日も早く示してもらいたいと言われていました。具体的にいつまでに報告してもらいたいと考えているのでしょうか。また、その理由について伺います。

 

【知事】

 年末まで待つことなくというのはもう、まさにこれまでの経験知として申し上げているわけで、ぎりぎりになるといろいろな動きが出てくるので、そういう中でタイミングを逸することも、多く経験してきたと思っています。

 そういう意味で一日も早く、年末まで待つことなくと申し上げたのであって、いつということを今私が申し上げる状況にはないということです。

 いずれにしても今申し上げたとおり、年末の時期が迫ってくると、いろいろなことが起きるということを踏まえて、少しでも早く、こうした表明をしてもらいたいと考えています。

 

【記者】

 資源エネルギー庁と原子力規制庁から原子力政策について県に説明がありました。県議会議員からは立地県に説明がないまま物事が決まっていくことに対する苦言がありましたが、両庁の説明を受けて、立地自治体の知事としての受け止めを伺います。

 

【知事】

 県議会で議論が出たと言われている立地地域を置いたまま、いろいろな議論が進められているということについては、ある意味、同感であり、常に私からは大臣に会ったり、県議会でも発言させていただいているところです。

 国においては、エネ庁であれ、規制委員会であれ、しっかりとコミュニケーションをとりながら、十分に説明をしていただきながら、安心な状況で議論を進めていただくということは、その場でも申し上げていますが、引き続きお願いしたいと考えています。

 その上で先般、両庁に来ていただいて、説明いただいて、これまで私どもが言ってきましたが、利用する側と安全規制側の両者が別々に物事をしているではないかといったことについては、両者が最終的には、例えばGXの基本方針であるとか、もしくは関連法案を閣議決定していくということがあるので、そういう意味では閣内では一致して取り組むということをしっかりと進めていくという話が両方からありました。

 また運転延長期間中の安全性の確保について、規制委員会もしっかりとした厳しい安全基準を設けて認可等を行っていく。これは時期もあるので、今すぐそれが迫っているわけではないということなので、これから早急に基準、具体的な中身も示していただきたいと思いますが、そういった方向性は示されたのかなと考えています。

 やはりこういうことを地元、もしくはメディアを通じて発表というか、話をしていただく、説明していただくことはとても大事だと認識したところです。

 

【記者】

 高浜3、4号機の蒸気発生器について、関西電力が交換に向けた事前了解願いが提出されてから2か月が経とうとしています。県の事前了承を待っている状況だと思いますが、今後県が意思決定するまでのスケジュールを伺います。

 

【知事】

 今、安全専門委員会など、議論を伺いながら進めていこうとしています。遅くする、遅らせようということはないので、必要な安全確認、県としてとれる部分をしっかりとしながら、我々としても進めていきたいと考えています。

 

【記者】

 関西電力は事前了解願いと同時に、高浜3、4号機の40年超運転の意思を報告しました。蒸気発生器の交換に関する事前了解と40年超運転に対する県としての同意なり、スタンスなりというのは、別々に議論する考えでしょうか。

 

【知事】

 40年超は40年超の問題で通常のように手続きを踏んでいただきながら、我々として必要な意見を言うとか、特段今のところ、それの結果について何かを持っているわけではありませんが、必要があれば安全専門委員会にも諮りながらやっていくことと思います。

 その前の段階で当然、事業者側としては申請をしなくてはいけない、または投資をしていくということになりますが、こういったところは通常どおり、今までもそうですが、事業者側のリスクというか、自分の経営判断としてやっていくことだろうと思いますので、我々は適宜、必要なタイミングで、必要なチェックをして、必要な意見を言っていく、こういうことだろうと思っています。

 

【記者】

 中間貯蔵施設について、今回の面談でも実質ゼロ回答であったと思いますが、政府が原発の最大限活用にかじを切る、重要度が増している一方で、使用済核燃料をどうするのかという議論が置いてけぼり、なかなか進んでいないという意見もあります。この点について知事の考えと、今後議論について、立地自治体として望むものは何か伺います。

 

【知事】

 言われるとおり、核燃料サイクル全体が回っていかないと、どこかでひずみが生まれてくるということだと思っています。そういう意味ではバックエンドのところで、今回のGXの基本方針の中でも加速化するというふうには言われていますが、それを形にしていただく必要があると思います。言葉だけで言っていても仕方がないわけで、一つは再処理のところもありますし、MOXの再処理という話も出てくるわけですし、最終処分をどうするのかなど、いろいろなところが滞っているので、そういったところを国がもっと前面に出ながら、地域にも入って、了解をとりながら進めていく、これをやっていただくことに尽きます。言われたとおり、それは停滞している状況だと認識しています。

 

【記者】

 西武福井店について伺います。そごう・西武自体の売却が延期になり、少しタイミングがずれてしまうのですが、そごう・西武やフォートレスに県として何か働きかけをしていることがあればお聞かせください。

 

【知事】

 セブン&アイ・ホールディングスがそごう・西武さんをフォートレスに売却をする。こういう方向性は出ていて、おっしゃるように、今、少しそれが遅れていると先日も報道があったということは認識しています。

 いずれにしても、西武福井店ということから見ると、まずは、そごう・西武さんが運営主体の会社であるということは変わらないわけですので、まずはそごう・西武さんに対して、本社、トップに対して、これまでも福井県からは何度か出かけていって、福井県が、例えばダイノデパートやフード展のようなことをやったり、さらに「ふく割」などでも協力していることなど、こういうお話も何度もさせていただいて、福井県民が非常に心配しているということもお伝えさせていただいて、これまでのところ、そごう・西武さんからは福井県は非常によく取り組んでいただいている、もしくは地元の熱意を感じるということについてはご評価もいただいていますし、何とか残したい、残すんだという思いを強く言っていただいています。

 しかし、これから営業店が譲渡されますので、会社が譲渡された後、やはりその親会社の意向というのも大きいだろうということもあります。まずは私が、今の体制のままでもできるだけ早く、以前からまだ日程調整ができていませんでしたが、直近にでも、できるだけ早く、まずは今のそごう・西武さんのところへ行って、お会いして、直接私からもお願いする。もしくは、これから新幹線が来て、このような状況になりますといったところもお伝えさせていただきたいと思います。また、譲渡されれば、その親会社になるフォートレスさんも過去、かんぽの宿なども買われていますが、それは土地や不動産として売買するのではなく、営業を継続されています。そういう実績もありますので、お話は結構できるのではないかと思います。

 実際に、西武福井店については、昨年、一昨年もよかったらしいですが、今年度についても、しっかりとした業績を残されていると伺っていますので、このまま営業を続けないと損ではないですかということを、うまくセールスできればと思っています。

 

【記者】

 知事ご自身がという話でしょうか。

 

【知事】

 私はできるだけ早く、フォートレスさんはまだ先の話になると思いますが、そごう・西武さんのところには行きたいと思っています。

 

【記者】

 知事選のことについて、先日来、県政報告会を各地でされていらっしゃるかと思いますが、改めて知事選に向けた準備状況や、県民に向けた政策集の発表時期の見通しなどがありましたらお聞かせください。

 

【知事】

 昨年の12月2日に出馬の表明をさせていただいてから、いろいろなところで県政報告をさせていただいています。特に後援会の方が中心になってやる会としては、1月7日の永平寺町の県政報告会から、特に集中的に、今、精力的に県内を回らせていただいているところです。

 政策集も、12月2日にチャレンジという新しい政策集、7つの柱を出させていただいて、バージョン0という感じですが、そこから1月7日の県政報告会でバージョン1.0を出させていただきました。

 今、県政報告会へ行くと、本当に県民のみなさんがとても快く迎え入れてくださって、雰囲気もいいというか、私もお話しさせていただくと、とても次々と質問や意見、要請も含めて、出てきます。これからの県政に対する期待も感じさせていただいていて、私としても元気になるところです。そういうご意見などもたくさん伺っているところですので、こういったことも踏まえて、選挙の直前ぐらいになると思いますが、また次の詳細な、どの程度になるかわかりませんが、最終的な政策集に仕上げていきたいと思っています。

 

                                            ―― 了 ――

 

アンケート
ウェブサイトの品質向上のため、このページのご感想をお聞かせください。

より詳しくご感想をいただける場合は、kouhoukoucho@pref.fukui.lg.jpまでメールでお送りください。

お問い合わせ先

知事公室広報広聴課

電話番号:0776-20-0220 ファックス:0776-20-0621メール:kouhoukoucho@pref.fukui.lg.jp

福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)