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最終更新日 2012年7月2日ページID 000521

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敦賀港の沿革

敦賀港シンボルマーク
敦賀港シンボルマーク

 中央に「立石岬灯台」を配し、大陸へとつながる日本海の「水平線」と「波涛」を組み合わせ、英文頭文字「T」を表現しています。「波涛」は人々の「賑わい」や「交流」を包含し、港の限りない未来へと「発展」「躍進」する姿を象徴しています。

沿革

 敦賀港は、日本海における天然の良港であり、古くからわが国とアジア大陸を結ぶ交流拠点として、また、江戸中期以降は北前貿易の中継基地として栄えてきました。こうした歴史を踏まえ、明治32年に勅令により開港場に指定され、同35年には、ウラジオストックとの間に定期航路が開設されました。また、同40年に第1種重要港湾の指定を受けたことにより、敦賀港は、軍事、経済、文化交流の拠点としてますます重要性を高め、同45年からは敦賀からウラジオストックまでの航路に接続するための新橋駅と敦賀港駅を直通で結ぶ国際連絡列車が運転されるなど、交通の要路として位置づけられ、黄金時代を築くに至りました。

 第2次世界大戦後は、国際情勢の変化により対岸諸国との貿易が途絶したことから、港勢は不振を極めるようになりましたが、昭和26年の重要港湾および外国人出入国港の指定を契機に、北海道間の定期航路の開設(同30年)、日・ソ定期航路の寄港地の指定(同33年)が行なわれるなど、港勢は徐々に回復に向かうようになりました。 
 

 このような状況の中で、木材、石炭、鉱物類などの工業用原材料輸入量の増加、外国船の入港の増加に伴い、港湾施設の総合的整備が必要になってきたため、同38年に港湾計画を策定し計画に基づいた港湾施設の整備に取り組み、近代的港湾としての面目を一新しました。この結果、北海道小樽港間の定期カーフェリー就航(同45年)、韓国釜山港間の定期コンテナ船の就航(平成2年)、中国大連港間の定期コンテナ船就航(同9年)、北海道苫小牧港間の定期RORO船の就航(同14年)、中国上海港間の定期コンテナ船の就航(同17年)、韓国釜山港間の国際定期RORO船の就航(同22年)など、環日本海時代に対応した流通港湾として、重要な役割を担っています。

 近年敦賀港においても、生産機能の拡充、物流機能の高度化に加え、国際交流機能、情報集積機能の拡充など、背後地域の発展に先導的役割を果たすことが要請されるとともに、石炭火力等のエネルギー基地としての一層の発展や、地域住民が港や海に親しめる賑わい空間の創出、安全かつ、健全な海洋性レクリエーション活動の場の確保など、多様な要請が寄せられています。

 このような情勢に対処するため、昭和52年、平成4年に港湾計画の改訂を行ない、鞠山地区において新港整備計画を策定し、さらに両地区を結ぶ臨港トンネルも開通しました。

 平成17年には近年の社会状況の変遷に対応すべく港湾計画の改訂を行い、11月に交通政策審議会第16回港湾分科会で承認されました。

 そして、平成22年10月には、新港地区に整備を進めてきた鞠山南国際物流ターミナルが完成し、本格供用を開始しました。

 さらに、平成28年3月から、近年の貨物の増加によるふ頭用地の不足を解消するため、鞠山南国際ターミナルの拡張に着手し、平成29年4月には鞠山南岸壁延伸整備が直轄事業として採択されました。

 

 

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