水質事故の実例における油流出等防止対策〔事例1〕(坂井健康福祉センター)

最終更新日 2012年4月1日ページID 007094

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タンク加温用配管の穴からのアルカリ排水の流出

 (直接原因:設備-間接原因:維持管理)

事例概要

 非鉄金属製造業の工場において、タンクの配管に穴が開いたため、水酸化ナトリウム水溶液が流出し、pHの高い排水が排出された。

原因

  • 水酸化ナトリウム水溶液タンク内の加温用蒸気パイプに穴が開いたため、蒸気ドレンパイプから防液堤内にアルカリ排水が流出し、場内雨水溝から公共用水域に流出した。(直接原因) 
  • 防液堤内の雨水排出用バルブが開かれていた。(間接原因)
  • 加温用蒸気パイプやタンクの維持管理が行われていなかった。(間接原因)

タンク内蒸気パイプ

改善措置・再発防止対策

  • タンクを更新した。
  • 社内の危機管理体制を整備した。
  • 蒸気パイプを更新するとともに、蒸気ドレンパイプにバルブを設置した。
  • 毒物及び劇物危害防止規定を作成した。
  • 雨水排水のpHの定期的測定および記録を実施した。
  • 次の内容について、社員教育を実施した。
    ① 防液堤内の雨水排出用バルブの扱い(常時閉)
    ② 毒物及び劇物危害防止規定
    ③ 雨水排水のpH測定・記録 等
     
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