水質事故の実例における油流出等防止対策〔事例10〕(坂井健康福祉センター)

最終更新日 2012年4月1日ページID 007428

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トラック給油中のオーバーフローによる軽油の流出

(直接原因:作業-間接原因:認識)

事例概要

 有機化学工業製品製造業の工場において、原料運送業者のトラック運転手がサブタンクからメインタンクに燃料を移しかえている際、軽油がオーバーフローして流出した。

原因

  • サブタンクからメインタンクに燃料を移しかえている際、軽油がオーバーフローして流出した。 (直接原因)
  • 運転手がうたた寝をしていて、オーバーフローに気付かなかった。(間接原因)
  • 運送業者の運転手は、オイル吸着マットを常備していなかった。(間接原因)
  • 運送業者において、給油時のマニュアルは作成していなかった。(間接原因)
  • 燃料タンクにオーバーフローを防止する措置が講じられていなかった。(間接原因)

トラック燃料タンクおがくずによる油吸着

改善措置・再発防止対策

  • 工場が常備していたおがくずやオイル吸着マットにより、漏えいした軽油を回収した。
  • 降雨に備え、軽油の漏えい場所を洗浄した。
  • 場内側溝に平行して、流入側に防油用の側溝および油水分離槽を設置した。
  • 工場の事故時連絡体制を見直した。
  • 工場において、緊急事態訓練を毎年実施することとした。
  • 工場に出入りする運送業者に、 燃料タンクのオーバーフローを防止する措置のないトラックの保有状況を確認するとともに、工場内の給油禁止を伝達した。
  • 運送業者において、給油の作業標準書を作成し、運転手全員に教育を実施した。
  • 運送業者において、トラックにオイル吸着マットを常備した。
  • 運送業者において、「給油時に離れないこと」を表示したステッカーをタンク周辺に貼付した。
  • 運送業者において、給油は指定場所でのみ行うこととした。
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