「福井元気宣言」(Ⅱ 元気な社会)

最終更新日 2008年3月12日ページID 002382

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Ⅱ 元気な社会

 「元気な社会」は、「女性を元気にして福井を元気にする政策」、「学校教育における福井の将来を担う人づくり」、そして「熟年のパワーアップや、助けを必要とする方々に光を当てる福祉」の3つの政策から組み立てています。
 これら3つの政策により、「住んでよかった、生れてよかった」と実感できる「夢に満ちたふるさと」を創造します。

 

4 女性の元気が福井の元気

 21世紀は女性の世紀です。共働き率が全国一の福井の女性は、日本一元気な働き者です。
 福井の豊かさの半分は女性が創っており、女性が元気になれば福井も元気になるというのが私の考えです。女性がもっと活躍できる場をつくり、男女とも元気で夢の持てる福井を全力でつくります。
 女性のための斬新な施策を次々に打ち出していきますが、まず、女性の持つ優れた感性を県の政策に反映させます。 


 
○「福井女性会議」を設置
 男性中心の発想から県政を大胆に転換するため、県内各界各層の清新な女性の参加を得て、「福井女性会議」を設置。
  (メンバー)
   ・県内各界各層の女性50人程度で構成
  (具体的検討内容の例)
   ・女性が参加しやすい県行事のあり方
   ・県の施設に女性に配慮した工夫
   ・女性が相談しやすい県の各相談窓口の環境整備
   ・女性が受診しやすい県立病院の環境整備 など 

また、本県の女性が、積極的に創業や企業経営ができる環境を最大限整備します。
 
○年内に女性の起業や経営革新の支援を開始
女性専門の相談窓口、相談日の設置など産業支援センターの体制を整備し、女性の創業や経営革新を支援。
農業における女性リーダーの育成支援策の充実。 
 
○年内に「女性の異業種交流会」の創設
さらに、育児や生活の側面からも、女性をより元気にする政策を実行します。
「はつらつお母さん支援」として、女性の仕事、趣味、ボランティア活動などの自己実現と子育てとの両立を図ります。
女性が活き活きと暮らしをエンジョイするためには、仕事、趣味、ボランティアなどの様々な社会活動に携わることを通じて、自分の能力を開花させ、自己を実現することができるようにすることが必要です。
このために、子育てと自己実現のための活動とが両立できる環境づくりが不可欠です。もちろん、男性の子育てへの参加も必要です。また、子育てと自己実現の両立は、ひいては、「少子化」に歯止めをかけ、県の将来に活力をもたらすという側面もあります。 
 
○幼稚園・保育園での預かり保育、延長保育を充実
 
○児童館・児童センターの整備を促進、放課後児童クラブを育成・充実
放課後に留守家庭の児童を預かって健全育成する児童館・児童センターの整備促進と、放課後児童クラブの育成・充実。
 
○「まちなかキッズルーム」(休憩室・授乳室)を100か所設置
家族がいつでも気軽に外出できるように、デパートなどのほか、各種公共施設に多目的トイレ(おむつ替え台、乳児シート、親子便座などを備えたトイレ)、キッズスペース(子どもが安全に遊ぶことができる場所)、授乳コーナーなどを「まちなかキッズルーム」として整備し、子育てにやさしいまちづくりを推進。 
 
○「病児デイケア」を全市に設置
児童が病気で自宅での保育を余儀なくされる期間、その子どもを預かるデイサービスを行う「病児デイケア」施設を全市に整備。 
 
○周産期医療ネットワークの整備
妊娠・出産における母体・胎児の安全性を向上させるため、県立病院を中心に周産期医療体制を整備するなど、小児医療救急体制を充実。
 
○新県立病院に女性専用外来を設置
 
○子育て家庭の経済負担軽減策の検討・実施
  (具体的検討の例)
   ・教育費への補助
   ・保険制度への補助
   ・祝い金 など 

 

 

 

5 未来を託す人づくり

 福井の未来を担う人づくりの面では、学校教育が最も人格形成の基礎となるものであり、高校進学率、大学進学率ともに全国有数の本県教育水準は、教育を重視する県民性に支えられています。
 学区制や学校群制度が平成16年3月の受験から撤廃され、高校進学における選択の可能性が拡大することなどを背景に、これからは生徒の能力や個性を最大限に引き出すための教育が不可欠になっています。
 本県の未来を託せる子どもの教育充実のために、特色ある新しい教育政策を全力で実行します。 


 
○高校生の学力全国10位以内の実現
 
○30人学級編制の導入など、きめこまかな教育体制の拡充増
30人学級編制を導入するとともに、ティーム・ティーチングや小人数学習など、教育現場に応じた効果的な組合せによる教育体制の拡充。 
 
○国際人育成の一環として、英語などの会話力養成
21世紀の福井を担うひとづくりのために、インターネット社会も含めた国際的共通語“英語”のコミュニケーション能力(特に会話力)を大幅に拡充。
中学校卒業時には、あいさつや応対等の平易な会話、高校卒業時には全員が日常会話が可能となるよう、コミュニケーション能力を重視した英語教育を推進。
 
 
○「福井型コミュニティ・スクール」を全市町村に創設
保護者や地域住民の代表が参画した「地域協議会」が、学校運営、予算の使途、地域との協力のあり方などを協議する「福井型コミュニティ・スクール」を全市町村に創設。 
 
○学校教室の冷房施設の整備を促進
 
  

 

 

6 活き活きやさしい福井づくり

 高齢者が知恵や経験を活かして、健康で活き活きと暮らせる社会づくりを行います。
 また、社会的に助けが必要な人たちに光が当たる“一人ひとりの命が輝く福祉”を実現します。 


活かそう熟年パワー

 福井は男女ともに全国2位の長寿県です。高齢者の知恵や経験を社会のあらゆる分野で活かします。また、仕事、生涯学習など生きがいづくりを支援します。
 
○熟年人材バンクにより、高齢者の知恵や経験を社会に還元・雇用創出
 
○シルバー人材センターの機能充実
 
○高齢者の生涯学習機会の充実 
 
元気百歳プロジェクト

 また、長寿県福井をさらに確固としたものにするため、「元気百歳プロジェクト」として、死亡原因のトップ(約3割)のがん対策などを徹底します。
 
 
○がん検診の徹底
 
○本県が持つ高度な陽子線技術をがん治療に応用
 
○「健康寿命」の引き上げ
丈夫な歯や健脚など、健康な体を維持するための県民運動を展開し「健康寿命」を全国トップクラスに。 
 
一人ひとりの命が輝く福祉

 社会的に助けが必要な人たちに光を当て、大切に支える政策を実施します。
 また、楽しく働ける場の創出などを通じて、障害者が安心でき、夢を持てる社会をつくります。
 
○授産施設の充実、民間の経営手法を活用した製品の販路拡大
 
○全国的にも高い本県の心身障害者更生援護施設の整備基準の維持・充実
 
○在宅障害者が安心して日常生活を送るために必要なデイサービスやホームヘルプサービスの一層の充実
 
○障害者が健常者とともに暮らすまちづくり
歩道の段差の解消、公共施設のスロープ・エレベーター設置などのバリアフリー化推進。
公共交通機関の整備充実。
これらの施策を「ユニバーサル・デザインのまちづくり」の中で位置付け。
 
○NPO、ボランティアや地域コミュニティと連携して、地域全体で高齢者・障害者等を支える体制を整備
 
○「待機者ゼロ県」を実現
本県の特別養護老人ホームの充足度は、人口当たりで全国第3位であるが、現在、真に入所が必要な待機者が約700人であり、今後、計画的に介護施設の増床を進め、「待機者ゼロ県」を実現。

 

 

「福井元気宣言」

 

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