「福井元気宣言」(Ⅳ 元気な県政)
Ⅳ 元気な県政
「元気な県政」は、いわば福井を元気にするための行政システムの構築です。
変革の時代である21世紀には、時代にふさわしい「新たな行政システム」で元気な県政を運営したいと考えます。県民の皆さんの思いやエネルギーが、絶えず県政に活かせるような全く新しい「地方政府」を樹立する、という意識で地方分権新時代にふさわしい県政を行います。
一方、新しい行政システムにより、「夢あるふるさとづくり」を県民の皆さんとともに進めていきます。福井の恵まれた「良きもの、優れたもの」を大切に活かし、心の豊かさや環境などのソフトを重視した県政を進めます。
9 新しい福井県政府の樹立
地方分権新時代を迎え、福井県は「地方政府」としての自覚と責任を持って、県民本位で日本一の行政システムをつくり、強力なリーダーシップのもとにスピードと決断の県政運営を行います。また、新しい福井県政府は、市町村と協力し、また、国に対等・協力の関係で福井県の立場を堂々と主張します。
「新しい福井県政府の樹立」とは、平成12年に成立した地方分権一括法の精神で、「自己決定・自己責任」の原則の下、国に対して対等の立場で県民益を主張・提言できる独立した地域の経営体(従来は、国は陳情の対象、上下の関係)として県政をとらえるという意味で、次のような21世紀型の全く新しい行政システムを確立します。
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リーダーシップ
○民意を十分くみ上げながら、強いリーダーシップを発揮し、スピードと決断で県民本位の県政運営を行い、全国に先駆けて独自の政策を実施 -
○変革とスピードの時代に対応して、期限を明確にして事業を実施するとともに、事業の成果を重視して、大胆な選択と集中により予算を配分○21世紀型の行政課題に取り組むため、若手職員による「県庁内ベンチャー事業」を立ち上げ、優秀な若手職員グループに新しい行政課題を与え、解決方策の提言を指示○幼稚園・保育園での預かり保育、延長保育を充実
民の力
○新たな風で行革を断行するため、コスト意識や効率を重視する民間の経営感覚を県政に導入○民間の経営手法などを活用して、新しい時代にふさわしい行財政構造改革・機構改革を推進フレンドシップ
○政策形成過程から県民参加を推進し、行政情報の公開を徹底。また、各界各層の幅広い意見を集約するため、全市町村で「座ぶとん集会」を市町村ごとに開くなど、県民との直接対話によって明朗でオープンな県政を推進○NPOや地域コミュニティとの協働や、PFI(民間による公共施設の整備、運営)、アウトソーシング(民間への外部委託)など、行政サービスの供給手段の多様化を推進○公共事業は、政策効果を重視し、真に必要な公共事業を、民間のマーケッティングなどの手法により県民ニーズを把握しながら実施○住民に最も身近な市町村を重視するとともに、市町村の自治能力を拡充するための適正な規模への合併の自主的な取組みを支援し、地域コミュニティの文化や機能を強化
10 夢あるふるさとづくり
福井が持つ「良きもの、優れたもの」を大切に活かすことにより、県民の皆さんが「ふるさとに誇りを持てる」地域づくりを進めます。
美しいふるさとの環境保全や安全・安心な県民生活の実現に全力で取り組みます。
また、まちづくりや文化振興、IT技術の活用などを通して、県民の皆さんが豊かさを実感できる施策を積極的に推進します。
公共施設等の利便性向上
環境保全
また、福井の豊かで美しい水を保全し、水と共生するまちづくりを推進。
まちづくり
○県都の活性化の推進
歴史的遺産である福井城址を、都市環境整備のシンボル・県都のランドマーク・未来への財産として復元することを検討。また、「県都の顔」整備の一環として、県庁移転について今から県民とともに検討に着手。
また、貴重な歴史的遺産の一乗谷朝倉氏遺跡の復元・整備を促進し、本県の観光振興とイメージアップに活用。
○美しい街並み景観の創出
安全・安心
文化等
IT
(ブロードバンド)
ADSLやCATVなど高速大容量通信による次世代コンピューターネットワーク。
「福井元気宣言」
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