福井県内の養豚農家における豚コレラの発生について

　越前市の養豚農家において豚コレラを疑う異状を呈する事例が発生し、病性鑑定を行った結果、本日（７月２９日）、豚コレラ陽性と判定されました。

１　概要

　７月２８日、越前市の養豚農家から、県家畜保健衛生所に、飼養豚の死亡および呼吸器症状について報告があり、県ならびに国（国立研究開発法人　農業・食品産業技術総合研究機構　動物衛生研究部門）において、豚コレラに係る精密検査を実施したところ、７月２９日、豚コレラ陽性と判定されました。
　今回の発生事例により、直ちに移動制限区域（発生農場の半径３km以内の区域。対象農場１戸）および搬出制限区域（発生農場の半径３kmから１０kmまでの区域。対象農場なし）を設定しています。

２　対応

　防疫措置を実施しており、7月29日午後８時８分から殺処分を開始しました（７月３０日完了見込み）。

３　その他

・現場での取材は、本病のまん延を引き起こす恐れがあることから厳に慎んでいただきますようお願いします。特にヘリコプターを使用しての取材は、防疫作業の妨げとなるため、謹んでいただきますようお願いします。

・豚コレラは、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。また、感染豚の肉が市場に出回ることはありませんが、仮に感染豚の肉を摂取しても人体に影響はありまん。
　
　農林水産省　豚コレラチラシ

　消費者の方へ：農林水産省 (maff.go.jp)