人工衛星に搭載可能な炭素繊維保護ボックス(鯖江精機株式会社)
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宇宙産業へ供給される新素材として注目されている炭素繊維複合材料を用いた人工衛星構造体部材の開発を行いました。 平成30年度 |
事業実施の経緯
弊社は、ふくい宇宙産業創出研究会と「県民衛星プロジェクト」の主体となる技術研究組合に参画しています。
眼鏡・繊維産業から発展してきた福井県産の代表的部材には、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)があります。
炭素繊維複合材料は、宇宙産業へ供給される新素材として、軽量、高強度などの特性から、高い注目を浴びていることから試作およびその評価のため環境試験と改善等を行い、人工衛星に搭載可能な部材の開発に取り組むこととしました。
事業の内容
福井県工業技術センターの有する炭素繊維加工技術を活用し、人工衛星に搭載可能な部材や新たな産業分野に向けた開発に取り組みました。 |
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事業の成果
本研究では、人工衛星構造体部材を従来の金属のみから、福井県が得意とする炭素繊維材料を活用し、炭素繊維材料と金属とのハイブリッド構造化することで部材に要求される強度を保ちつつ、(1)箱状で使用する場合は20%程度、(2)パネル・板材で使用可能な場合では40%程度の軽量化を達成できる結果を導くことができました。
経営者の声
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弊社は、創業57年で培った高い技術力と調達力を生かし幅広い分野のお客様向けの自動化合理化生産機械を提供しているセットメーカーです。 |
企業情報
企業名 | 鯖江精機株式会社 |
業務内容 | 自動化合理化機械設計製作 |
所在地 | 福井県丹生郡越前町気比庄22-8 |
担当者 | 桐山 勉 |
問合せ先 | TEL 0778-34-8600 |
HP | https://www.sabaeseiki.jp |