持続可能な社会の実現に向けた産業廃棄物再利用による新建材の開発(株式会社越前セラミカ)
数種類の産業廃棄物を陶建材の原料として配合し、新たな物性を探ると共に、越前瓦の既存原料の置き換えや新たな物性を活かした新商品の開発を行いました。
令和3年度 |
事業実施の経緯
越前瓦の原料となる粘土が枯渇してきており、代替原料の研究が急務となっています。火力発電所から排出されるフライアッシュ(石炭灰)を瓦の原料に配合する取り組みは以前から行っていましたが、その他の産業廃棄物を原料として配合する研究を進めることで、粘土の採掘量のさらなる削減を図り、新建材を開発するために本事業を始めました。
事業の内容
石炭灰、グラスウール、珪石排泥を原料として、焼結体を作成し物性を評価しました。配合比率を変えることにより、物性が変わるため、新たな機能性についても評価を行いました。
事業の成果
製品のPR
資源の循環と伝統技術の継承を実現し、新たな商品開発に繋げることができる技術です。
経営者の声
代表取締役 石山 享史 氏 |
福井の風景を彩る越前瓦は、過酷な自然環境から建物を守ってきた屋根材です。その製造技術を活かし、タイルなどの陶建材の開発に取り組んでいます。持続可能な社会の実現、地域の風景を守るためにさらなる技術開発に取り組んでいきます。 |
開発者の声
同上 |
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企業情報
企業名 | 株式会社越前セラミカ |
業務内容 | 越前瓦 製造販売・タイル 製造販売・屋根工事 |
所在地 | 福井県越前市池ノ上町5-12 |
担当者 | 石山 享史 |
問合せ先 | TEL 0778-24-0832 |
HP | https://e-seramika.com/ |