産業廃棄物として処理されている農業用フィルム及びバリケードを再利用する為の粉砕、洗浄技術の確立(株式会社八木熊)

最終更新日 2022年7月1日ページID 049971

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廃棄されているプラスチックの汚れを落とす技術を確立する事で新しいプラスチックの排出抑制、再生プラスチックとして再利用する為の技術の開発に取り組みました。

 

令和3年度
成長産業チャレンジ支援事業補助金
「廃プラスチック有効活用に向けた洗浄技術の開発」

事業実施の経緯

農業用のフィルムや市場で使用されたバリケードをリサイクルする事が難しく廃棄するしかない現状を解決したいと考え本事業を開始しました。中国の廃プラスチックの輸入禁止措置やバーゼル条約の改正を受け、より重要性を増す廃プラスチックを有効活用する為の技術確立を目標に取り組みました。

事業の内容

廃プラスチックとして処理されていた実際のサンプルを用いて試作を実施しました。廃棄サンプルを洗浄できるサイズまで粉砕し、成形する上で問題ないレベルまで付着した汚れを洗浄し、材料を造粒、成形、物性測定、各種性能試験を実施しました。

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事業の成果
付着している汚れの成分の特定、汚れの付着量、洗浄後の付着量を定量的に計測する事でどの程度汚れが落ちたかを定量的に計測する方法の確立を図りました。実際に廃プラスチックを原材料に混ぜ、量産金型を使用して成形品を成形する事が出来ました。      004
経営者の声
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代表取締役社長
八木 信二郎 氏

当社の強みである「進化型商社×メーカーの融合体企業」としての機能を最大限に活かした、環境負荷低減につながるビジネスモデルの構築や技術/生産体制を確立する事で、サステナビリティ実現に向けた活動を今後も進めていきます。

開発者の声
製商品開発部
西川 将司 氏

近年SDGsの観点により注目を浴びている「環境配慮」というテーマにおいて本補助金を活用して実施した技術はリサイクル事業において有効な手段を確立できたと考えております。

企業情報
企業名 株式会社八木熊
業務内容 プラスチック製造業
所在地 福井県福井市照手2-6-16
担当者 製商品開発部 西川 将司
問合せ先 TEL 0776-22-3300
HP https://www.yagikuma.co.jp/

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