世界初!多筒型繊維用超臨界染色・機能加工試験機 “Sustaina Dye-mini”(サステナテック株式会社)
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二酸化炭素を媒体とする染色の実用化展開を受け、調色に用いる簡便で再現性の高い試験機を開発しました。
令和3年度、 令和4年度
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事業実施の経緯
近年、水を使わず、廃液も出さず、エネルギー使用量が半分で済む超臨界二酸化炭素染色が実用化されていますが、適当な試験機がなく、目的の色の調製が十分できていません。これを解決するために高効率で再現性の良い超臨界染色・加工の試験を実施できる装置の開発に取り組みました。
事業の内容
福井大学およびサステナテック(株)がこれまでに積み上げてきた超臨界染色・加工の基礎研究の成果を生かし、世界で初めて、(1)効率が良く、(2)再現性が高く、(3)同時に3バッチの試験ができ、(4)取り扱いが容易で、(5)染色以外に繊維の精練や機能加工などの試験にも使える試験機を設計・製造しました(図1)。
図1 設計製造された3ポット式超臨界染色加工試験機
事業の成果
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製品のPR
製造した試験機について和文・英文のパンフレットを作成し、学会、展示会等で発表し(図4)、大きな興味をいただいています。装置の商品名を“Sustaina Dye-mini”とし、商標登録されました。特許出願も済ませ、2023年4月から販売を開始しています。
図4 ジャパンヤーンフェアでの出展風景
経営者の声
代表取締役社長 堀 照夫 氏 |
染色ポット内部に設置する治具については効率向上および浴比(繊維とCO2の割合)可変のために数回の改良を重ねました。他に例のない超臨界専用の染色・加工試験機が製造できました。
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企業情報
企業名 | サステナテック株式会社 |
業務内容 | 繊維技術サービス業 |
所在地 | 福井県福井市文京三丁目9-1福井大学産学官連携本部内 |
担当者 | 代表取締役社長 堀 照夫 |
問合せ先 | TEL 0776-27-8641 |
HP | https://sustainatech.co.jp/ |