絵文字を用いた感情測定技術活用によるUXDB構築と観光活性(株式会社リジック)

最終更新日 2024年9月17日ページID 058298

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シェアサイクル利用者のUX(ユーザーエクスペリエンス)を絵文字で記録するUXDB基盤を構築し、体験型観光・地域活性技術の確立に繋げる。

 

令和5年度
成長産業チャレンジ支援事業補助金

「絵文字を用いた感情測定技術活用によるUXDB構築と観光活性」 

事業実施の経緯

(現状)
  2023年より福井県あわら市内3拠点で、2次交通の一部を担うシェアサイクル事業を開始し、
 利用者満足度調査のため、シェアサイクル返却時にWebアンケート実施。
(課題)
 😣従来の方法は、返却後の総合評価であり、回答に手間がかかり、
   利用中のタイムリーな感想を伺うことができない。
 😣利用者が、いつ、どこで、誰と、どのような体験内容かについて詳細把握が困難。

上記課題を解決すべく、本事業に応募しました。

事業の内容

 本事業では、株式会社リジックと国立大学法人福井大学(以下、福井大学)が、共同研究中のシェアアサイクルを利用した新たな観光活性化事業に、国立研究開発法人産業技術総合研究所人間拡張研究センター(以下、産総研)がもつ日常生活中の感情測定技術を融合させることで、利用者がシェアサイクルを通じて得るユーザエクスペリエンス(以下、UX)に関するデータベース(以下、UXDB)の基盤構築を行いました。

事業の成果

・UXの測定システムおよびデータベースの構築を行えるようWebツール型のシステムの開発
・開発システムの有用性検証で27名分のUXデータを集計
・UXの報告は全部で313件(GPSデータのみを含めると689件、これまでのアンケートに比べ、
 非常に多くのUXに関するデータを収集)
・検証の参加者よりUIに関する改善点を抽出し、アプリケーションの改良を実施
・その他、次年度以降のサービス化に向けた市場調査及び販売計画を策定

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経営者の声
代表取締役 
平山 英樹  氏

 本事業にて利用者がシェアサイクルを通じて得る、いつ、どこで、誰と、どのような体験内容かというUXを絵文字で記録するデータベース構築ができた。シェアサイクルの利用者から取得できたデータを用いて、新たな地域観光資源の発掘、市と連携した観光ルートの最適化等の地域活性化につなげていく。また、旅行会社との連携やユーザーの興味に繋がる企業広告の掲載等の機能具備を行い、継続可能なサービスに繋げる。

企業情報
企業名 株式会社リジック
業務内容 地域活性事業、不動産事業、通信事業
所在地 あわら市大溝2-25-35-2
担当者名 戸水 信孝
問合せ先 TEL 080-1518-2400
MAIL tomizu@resyc.co.jp
HP https://resyc.co.jp

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