県営かんがい排水事業（一般型）

沖田用水（おきだようすい）地区

 

地区概要

　本地区は、一級河川九頭竜川最下流部の左岸側に広がる農地に位置しています。本地区にある用水路は、
昭和３０年代に整備された開水路です。現在では、不陸等による通水障害や漏水による水不足、軟弱地盤に
よる不等沈下から生じる用水配分の不均等などの問題を抱え、維持管理に大変苦労しています。
　これらの問題を解消するため、国営かんがい排水事業－九頭竜川下流地区－の幹線水路のパイプライン化
に併せて、本事業で用水路のパイプライン化と水管理システムの再構築を行います。また、担い手育成に資す
る合理的な水利用と維持管理の省力化を目指して最適な水利システムを構築し、安定した農業経営を目指し
ます。

 

事業内容

　用水路工　：　４，２００ ｍ　
　　老朽化の進んでいる幹線用水路をパイプライン水路に整備します。

　水管理システム　：　１式　
　　公平な水配分と水配分の労力低減のため、遠方から水配分の操作や監視が出来るシステムを整備します。

 

事業工期　

　平成２１年度～２７年度

 

 　　　　　　　　　　　　　

用水路の不等沈下によって水路の打ち継ぎ目の止水板が断裂（左）し、漏水が農道まで越流（右）している様子

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 

　　　　　　用水路のひび割れからの漏水　　　　　　　　　　　　　　　　　　水路の傾きによって越流している様子