福井農林総合事務所林業部事業課

最終更新日 2015年12月3日｜ページID 002501

事業課について

事業課では林道の開設、治山工事、林道施設・保安林・林地開発の保全を主に行っています。

林道事業

林道の役割
　森林は今、長期にわたる木材価格の低迷や経営コストの上昇による林業の採算性の悪化などによって、保育や間伐など手入作業の停滞を招き、危機的な状況になってきています。
　しかし、森林は、木材を生産する機能に加え、災害の防止、水源のかん養、生活環境保全などの「公益的機能」を備えています。また、近年、地球環境の保全が世界的に重要な課題となっているなかで、森林が光合成を通じて、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素を吸収する機能に関心が高まっています。
　林道は、森林のこのような機能を高度に発揮させるため、森林の適正な管理を行うのに欠かすことのできない施設であるとともに、農山村地域の人々の生活道としても重要な役割を果たしています。また、近年では、森林レクリェーションを楽しむ人々のアクセス道としても。その利用が高まっています。
森林資源の活用に欠かせない林道
　森林は、適正な管理が行われてこそ、その機能を発揮します。
林道が整備されることにより、効率的かつ適正な森林施業が可能になり、公益的機能を果たす健全な森林が育つとともに、再生産可能な森林資源を有効に活用することができます。
山村のくらしに密着した林道
　山村では、地域の活性化や林産業の振興、地域間交通のアクセス道路として、林道はなくてはならない生活基盤となっています。
人と森林のふれあい
　森林を訪れる人々が増加しているなか、林道は森林へのアクセス道路としても重要な役割を果たしています。
　また、森林・林業の重要性や多様な森林づくりの必要性等についての理解を深める機会提供や、森林づくりの体験等を通じて森林に親しみ、森林を育てる人づくりの推進にも林道は大きな効果を挙げています。
木材の利用と自然環境に配慮した道づくり
　再生産可能な資源である木材（間伐材）の利用、地形に見合った林道の開設や周囲の景観と調和した工法の採用など、自然と調和した林道整備を進めています。　　
県営で開設した林道
　森林基幹道・広域基幹林道・ふるさと林道について紹介します。

トップへ戻る

治山事業

治山事業とは
　森林は木材などの林産物を供給するばかりでなく、水源かん養、洪水や山崩れ防止、汚れた空気の浄化、また、レクレェーションの場の提供等、県民のくらしを守るために欠くことのできないさまざまな働きをしています。県民の生活にとって特に重要な役割を果たしている森林は、「森林法」により保安林に指定されています。
　治山事業は、その保安林がもっている機能が高度に発揮されるよう、森林の造成・維持に必要な治山ダム工、植栽工等を施工し、安全で住みよい環境を整備する事業です。
くらしを守り、豊かな緑をつくる治山事業