「安全・安心ふくい」万全プランの策定について

 　県、県公安委員会および県警察が共同で「安全・安心ふくい」万全プランを策定しましたので、県民の皆様にご報告します。

　県、県公安委員会および県警察では、平成１５年以降、総合的な治安対策プランを共同で策定し、治安の向上に取り組んでいます。これまでに６回の改定を重ね、平成２５年４月からは「安全・安心ふくい」充実プランに基づく各種施策を推進してきました。

　この結果、平成２６年の刑法犯の認知件数は4,871件と、平成１５年以降１２年連続して減少し、戦後最少を記録しました。

　また、刑法犯の検挙率は55.5パーセントで、前年より16.7ポイント向上しました。

　その一方で、昨年は女性が被害者となる犯罪や特殊詐欺の被害が増加しました。全国的には子どもが被害者となる犯罪の発生や危険ドラッグの蔓延、テロの脅威など早急に対処しなければ深刻な被害を招く事案が増加している状況にあります。
　そこで、これらの課題を克服して治安水準を一層引上げ安全で安心な暮らしを願う県民の皆様の期待に応えるため、「子ども、女性、高齢者を犯罪から守る」を始め、新たな課題や治安情勢の変化に対応した「安全・安心ふくい」万全プランを策定し、平成27年度から２か年をめどとして取組むこととしました。　

　今後、県では県警察と力を合わせて 「子ども・女性・高齢者を犯罪被害から守る」対策 や「犯罪の起きにくい社会をつくる」対策、「交通事故から県民を守る」対策を展開し、「日本一安全で安心な福井県」を目指して全力で取組んでいきますので引き続き県民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

 

 定例記者会見での発表後、握手を交わす西川知事（左）と井上警察本部長（右）