マダガスカルでの物資活用報告
福井県民のみなさまへ
青年海外協力隊員がいる村の子供たちといっしょに
ボールで「アリガトウ」
ここマダガスカルで人気のスポーツといえばサッカーとラグビーで、町を歩いていると子供たちが手作りのボールを使ってサッカーをやり、
芝生の上ではラグビーをしている光景をよく目にします。
しかし、ソフトボールや野球はというとほとんどの人が見たことも聞いたこともありません。
現在、ソフトボールを普及させようと、マダガスカルソフトボール連盟のメンバーが小学生ぐらいの子ども達に教えています。
これまで、大使館や日本の企業から寄付してもらった道具を使用していましたが、古くなり使えないものもありました。
もちろん、ここではグローブ、ボール、バットなどの道具を手に入れることができません。そこで、今回、福井県国際交流協会をとおして
福井県民のみなさまへ道具の寄付をお願いしたところ、予想していたよりはるかに多くの道具がここマダガスカルに届きました。
これらの道具は、ソフトボール連盟と青少年を対象に活動している青年海外協力隊員がいる町や村、そして自分の任地の子供たちなど
に使ってもらうことにしています。6月には、ほかの隊員任地の子供たちのところへボール、バット、グローブを届けに行きました。
真っ白なボールでまりつきをしたり、反対の手にグローブをはめたりする子供たちもいましたが、初めて触るソフトボールの道具に
みんなはしゃぎまわっていました。それを見ていたその父兄たちも子供たち以上に楽しんでいました。
先日8月4日には、マダガスカルソフトボール連盟(全国に7チーム)に道具の贈呈式があり、みなさんの道具を渡すことができました。
その一週間後に、ソフトボールトーナメント大会がありました。それぞれ、配られた新しい道具を使いながらゲームをしたのですが、
特にバットが良いものがあり、これまでより飛距離が出て点の取り合いの試合が多く、いつもの大会より白熱しました。
このときは日本人チームも民間人、隊員や大使館などの人を集めて大会に参加したのですが、残念ながら1回戦で負けてしまいました。
でも、日本人とマダガスカル人との交流が深まり、今後も続いていくことだと思います。
道具の贈呈の様子
最後に、これらの道具とともに多くの励ましのメッセージもいただき、福井のみなさんの国際協力への気持ちが伝わってきました。
残りの任期は1年を切りましたが、協力隊としての野菜普及活動とともにソフトボールの普及にも力を入れたいです。
この機会にもっと多くの人にソフトボールの楽しさを伝えられたらと思っています。
ソフトボール大会後の集合写真(前々回の大会の写真です)
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