わかりやすい外交特別講座　―２０１０年日本ＡＰＥＣエネルギー大臣会合の福井開催に向けて―

最終更新日 2009年8月26日 ｜ ページID 009315

　２０１０年６月に本県で開催される日本ＡＰＥＣ（アジア太平洋経済協力会議）エネルギー大臣会合に向け、経済団体等の主催でＡＰＥＣの概要や外交戦略について学ぶ特別講座が敦賀商工会議所で開催されました。
　第１部では、経済産業省の福永室長が、ＡＰＥＣのこれまでの取組みや、特色などを説明し、「１９８９年に発足して今年で２０周年を迎え、来年以降、議長国が日本、アメリカへとリレーされることから、来年の日本開催は、日米連携の真価が問われる重要な会議であり、ＡＰＥＣの新たなビジョンを提示する好機である。また、原子力など日本の新たなエネルギー技術などをアジア太平洋地域で活用することが大切であり、日本企業のビジネスチャンスにもなり得る」と講演されました。
　また、第２部では、特別講演として、政府代表で外務省前事務次官の谷内正太郎氏が、「エネルギーは国家の命運を左右しかねない重要な外交の要素であり、日本は原子力を含めてエネルギーをしっかりと確保していく必要がある。また、日本が、外交面でのリーダーシップを発揮するために、世界的に優れたエネルギー関連技術を活用していくべきである。」と講演されました。

＜特別講座の概要＞

○日　　　時　　平成２１年８月２４日（月）１４時～１６時
○会　　　場　　敦賀商工会議所（６階ホール）
○内　　　容　　 第１部　ＡＰＥＣセミナー
　　　　　　　　　　「ＡＰＥＣの概要について」　
　　　　　　　　　　　　福永　哲郎　氏
　　　　　　　　　　　　（経済産業省通商政策局　
　　　　　　　　　　　　　アジア太平洋地域協力推進室長）
　　　　　　　　　　第２部　特別講演会
　　　　　　　　　　「外交戦略とエネルギー」　
　　　　　　　　　　　　谷内　正太郎　氏
　　　　　　　　　　　　（政府代表：外務省前事務次官 ）
○来場者数　　約１２０名
○主　　　催　　福井県環境・エネルギー懇話会
　　　　　　　　　　敦賀商工会議所
　　　　　　　　　　福井新聞社
○後　　　援　　福井県、敦賀市