福井県ブランド戦略
目次
●福井県ブランド戦略について
●戦略の目的
●活動方針
●活動の内容
●戦略イメージ図
●戦略ができるまで
福井県ブランド戦略について
北陸新幹線福井・敦賀開業により本県の露出度が高まり、たくさんの方の来県が想定されます。新幹線効果を最大化・持続化するためには、多くの交流が生まれるこの好機を捉え、国内外の多くの方に、福井への「ポジティブでいいイメージ」を持ってもらうことが重要です。このため県では今年度、本県に対する前向きで明るい地域イメージの形成に向け、本県ブランド確立の方向性を示す「福井県ブランド戦略」を策定しました。
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戦略の目的
1 定義
この戦略が対象とする「福井ブランド」とは、本県の観光地や特産品のみならず、本県のくらし、県民性、歴史、文化、自然、産業などの地域資源から連想される「イメージの総体」のことをいいます。
2 戦略の目的
(1)福井県に関係するすべての人々に、地域の良さを再認識してもらい「地域に対する自信・誇りの醸成」を図ります。
(2)福井県の県内外での認知・評価を高めることにより、「選ばれ続ける地域として魅力向上」を図ります。
(3)地域全体のイメージづくりとの相乗効果により、地域資源の価値を高め、「持続的な地域の活性化」を図ります。
活動方針
1 考え方
本県の本質的な価値として、伝統工芸をはじめ1000年以上の歴史を有する地域資源が豊富 であることや、 幸福度日本一と評される生活環境の良さなどがあげられます。さらに最近では、音楽フェスや若者チャレンジなど 県民主体の主体的な活動やまちづくりの動きが活発化してきています。北陸新幹線開業を迎えるこのタイミングが、県民チャレンジをさらに拡大し、県内外に本県のポジティブイメージを発信する絶好の機会です。
長期ビジョンでも示した「千年文化」を軸に、福井県の良さを深堀りしたり、新たな価値を見出していく活動を共有することにより、「福井がいま、おもしろい!」という前向きで明るい地域イメージを形成していきます。
2 活動方針
![]() 1500年の歴史を持つ伝統工芸をはじめとするふくいの「千年文化」。 先人が進取の精神で知恵と工夫を積み重ね、今に続く唯一無二の文化を生み出した。 ふくいの歴史、文化、自然、産業、そして日本一のくらしの良さ。 さまざまに変化しながら連綿と紡がれた、これらの素晴らしい価値を未来につなげていく。 そして、今を生きるわたしたちも、新たな挑戦を続けていこう。 いま始めた挑戦が次世代に受け継がれ、10年、100年、そして1000年続く新たな文化になることを願って。 |
活動の内容
1 活動の内容
(1)つなぐ(千年文化を未来につなぐ)
ふくいの千年文化、なぜ福井で続き、どんな価値があるのか、みんなで見つめ直し、未来につないでいく。
(2)創る(千年未来に続く文化をつくる)
福井の良さを生かし、今後1000年続くような、福井の新たな文化を自ら創っていく。
2 具体的なプロジェクト(令和5年~6年度 試行)
(1)ふくい最高プロジェクト(R5~)
県民が福井の「最高」を見つけ出し、共有することで、地域に対する自信と誇りを醸成
(2)県民と県内外クリエイターによる実験的プロジェクト(R6~)
県内外のクリエイターと連携し、県民参加型のプロジェクトを実施
戦略イメージ図
○「千年文化」を軸に、福井の良さを語り、学ぶ、参加型プロジェクトを実施
(福井に受け継がれる良さは何か、それをどうつなぐか、そして新たな文化や誇りをどう創っていくか)
○ プロジェクトを通じ、県民同士、県民と県外・国外在住者とのコミュニケーションを活発化
○ コミュニケーションによる変化を楽しみながら、時間をかけて、福井の新しいイメージを形成
戦略ができるまで
●R5.7.21 第1回ブランド戦略推進会議を開催
統一的なふくいブランドの発信、戦略的なブランド展開を推進するため、県庁内関係部署の課長等が参加する「ブランド戦略推進会議」と、担当職員が参加する「ワーキングチーム会議」を設置しました。
第1回ブランド戦略推進会議・ワーキングチーム会議では、ブランド戦略の推進方針を共有するとともに、有識者を招いたセッション型の講演を行いました。
⇒第1回ブランド戦略推進会議の資料はこちら
●R5.8~ 素案策定に向けた県民・職員アンケートを実施
「地域への誇り」や「ふくいらしさ」等について、県民の皆さんや職員を対象にしたアンケートを行いました。アンケートの意見を基に、外部の専門家(デザイナーなど)と議論を重ね、核となる考え方について検討しました。
●R5.10.23 デザイナーと知事との意見交換
ブランディングの方向性について、知事と外部の専門家(デザイナーなど)で意見交換を行いました。
●R5.12~R6.1 県内外の専門家やクリエイターと意見交換
検討を進めてきた「福井県ブランド戦略」の素案について、県内外の専門家やクリエイターと意見交換を行いました。福井県とゆかりのある専門家やクリエイターの皆さん十数名からの意見を基に、「福井県ブランド戦略」素案のブラッシュアップを進めました。
●R6.2.9 第2回ブランド戦略推進会議を開催
第2回ブランド戦略推進会議では、「福井県ブランド戦略(案)」を共有し、議論しました。あわせて、ブランド構築の前提となる「地域の誇り」について理解を深めるため、専門家・実践者3名を招き、パネルディスカッションを行いました。
⇒第2回ブランド戦略推進会議当日の模様はこちら
●R6.2 県議会における議論
令和6年2月議会において、福井県ブランド戦略案について議論されました。
⇒令和6年2月議会でのブランド戦略に関係する議論(PDF)を見る
中学生福井王決定戦~ふくいの千年文化にチャレンジ!~
福井県ブランド戦略の活動方針「千年文化を未来へ」のもと、福井の良さを語り、学ぶことでふるさとへの自信と誇りの醸成に取り組む県民参加型プロジェクトとして、中学生を対象に福井の特徴(歴史、文化、自然、産業、くらしの良さなど)を題材としたクイズ大会「中学生 福井王決定戦~ふくいの千年文化にチャレンジ!~」を開催します。
(特設サイト)https://fukuiou-quiz.jp
○競技形式
・県内中学生2~3名からなるチーム対抗戦
・決勝大会では、オンライン予選会を突破した10チームによる準決勝を実施し、その後、5チームによる決勝戦を実施予定
○オンライン予選会
・令和7年7月1日(火)~7月31日(木)
○決勝大会
・令和7年9月20日(土) ハピリンホール(福井市にぎわい交流施設3階)にて開催予定
※決勝大会の観覧者募集は8月1日(金)から
ふくい千年文化プロジェクト
福井県ブランド戦略に基づき、専門的な知識を有する人材と県民が改めて福井が持つ良さを風土、自然、歴史などの観点から探求し、1000年後の未来を考えるプロジェクトです。
クリエイターと県民が一緒に食、文化、産業、伝統工芸など、県民自身が千年先に残したい福井のモノやコトについてグループワークや現地取材を行いながら、記事にしてオリジナル手帳「ふくい千年文化手帳」として収録しました。また、福井にゆかりのある県外クリエイターとの交流により、県外視点で見た福井の良さの発見や県内外の交流を促進しました。
●R6.9.22 スタートアップイベント
●R6.10.18、11.8 ワークショップ
●R6.12.22 フィールドワーク
●R7.3.20 「ふくい千年文化手帳」完成披露イベント
⇒「ふくい千年文化手帳」についてはこちら
ふくい最高プロジェクト
福井県ブランド戦略に基づき、県民の皆さんの新たな挑戦や活動、地域の自慢など、ふくいの中にある「最高!」を見つけ出し、共有することで、地域への自信と誇りを醸成することを目的としたプロジェクトを令和5年度から進めています。私たち福井県民が、自信をもって堂々と「ふくい最高!」と言い合えるような機運を高めていくことを目指します。
⇒ふくい最高プロジェクトについて詳しく見る
活動方針に沿った主な事業
活動方針「千年文化を未来へ」の考え方に沿った主な事業について、戦略の事業体系図の3つのセクション別に紹介しています。
・令和6年度(R7.3月公開)