平成15年度 県内ベンチャー事業
平成15年度県庁内ベンチャー事業 研究成果
~「福井元気宣言」に基づき、若手職員に新しい行政課題を与え、解決方策を提言させます~
福井県総務部政策推進課
平成15年度は、「エコ・グリーンツーリズム推進」、「構造改革特区」の2つを研究テーマに設定し、6月末に2つのベンチャーグループを立ち上げました。
「エコ・ツーリズム」「グリーン・ツーリズム」の推進については、同じく「福井元気宣言」に掲げている課題であり、また、「構造改革特区」については、これまで低調気味であった本県における構造改革特区の導入の促進を図るとの趣旨から、今回の研究テーマに選ばれたものです。
両ベンチャーグループは、約2ヶ月にわたり調査・研究活動を実施し、9月8日には知事をはじめとする幹部職員に研究成果のプレゼンテーションを行いました。(研究成果の概要は以下のとおり)
今後は、各グループからの提案を踏まえ、提案内容を所管する部局において、事業の具体化に取り組んでまいります。
「福井型エコ・グリーンツーリズム」(概要)
学習や体験をキーワードとした「滞在型」、「体験型」の観光の振興や地域の活性化を図るため、豊かな自然や風情豊かな農山漁村を活用した「福井型」のエコ・ツーリズム、グリーン・ツーリズムの推進方策を提言する
1.福井型エコ・グリーンツーリズムのビジョン
(1) 福井県の優位性
- 京阪神、中京から2時間圏。海、山、里のどれもがコンパクトに存在。
- 道路事情がよく渋滞がない。
→ 車に最適な環境 - 夏の海水浴、冬のスキー、雪遊びまであらゆるニーズに対応可能。おいしい水と抜群の食材。
→ 自然の多様性、四季性、機動性は京阪神、中京近隣のいずれの県にもない
(2)目指すべき方向
これらの特性をもとに、小中学校や一般のファミリー層に加え、特に帰るべき「田舎」、「ふるさと」がない都会の第3世代のファミリー層をターゲットに、「おばあちゃんち」を提供。
海、山、里のエリアが相互に協力し、体験メニューを相互に提供しあうことにより、「山のばあちゃんち」、「海のじいちゃんち」、「村のおばさんち」のイメージを提供。
親子で共通の体験をすることはもとより、親にはのんびりとしたスローライフの体感を、子供には海、山、里の自然体験や農林水産体験を、それぞれのニーズにあったカントリーライフを提供。
このような取組みを通して、リピーターを確保することにより、ターゲット世代以降の世代をも確保していくこと、真においしいものは現地に行ってこそ手に入るのだということ、都会の生活は地方が支えているのだということを都会の住民に理解してもらい、農山漁村と都市との交流促進および活性化を目指す。
(3) コンセプト あなたの田舎に立候補します。
~グリーンツーリズムを通したスローライフの体感~
2 課 題
(1) 人づくり
1.核となる人材の不足
研修会等を開催しているが、地域の核となるべき人材が不足している。
潜在的な人材の掘り起こしのため、エコ・グリーンツーリズムに魅力を感じている人が手を上げやすい状況を作る必要がある。
2.サポーター、ガイドの確保
エコ・グリーンツーリズムの企画、運営等を行う人材を確保する必要がある。
農林水産漁家をガイドとして養成する必要がある。
(2)福井の特性の有効活用
関西、中京地区から日帰り圏に位置し、安・近・短の需要に対応している。また、コンパクトであることから海・山・里の体験が可能である。
このような状況を背景に、都市部の住民のニーズに対応した魅力あるメニューが提供できているか。魅力あるモデルコースが設定されているか。
(3) PR・誘客方法
- エコ・グリーンツーリズムを志向する消費者に対し的確にPRがなされているか。
- ターゲットの設定がなされているか。
- 消費者の視点からみて魅力あるメニューとなっているか。
- 観光事業者(旅行エージェント、宿泊施設等)との連携がなされているか。
3 推進方策
(1) 人づくり
①第1段階:やる気のある人材の発掘……「担い手募集」
グリーン・ツーリズムに魅力を感じる人が手を上げやすい状況を作る。→ 手を上げた人に支援
費用負担やPR等の行政支援策も準備し、収入増・地域活性化等のメリットをアピールする。
行政主体でなく、住民のやる気が不可欠(行政は後押しのみ)
② 第2段階:発掘した人材の育成……「担い手育成」
グリーン・ツーリズムによるメリットを実感させる。
募集に応じてきた人への研修(国内外先進事例の視察助成、情報提供、研修等)
利用客とのふれあいを重視し、リピーターを確保できるような人材の育成
ベンチャー的事業案 その1
「エコ・グリーンツーリズム女性講座」の開設(県立大学公開講座、中小企業産業大学校等)
(1)事業目的 県内のエコ・グリーンツーリズムの担い手として期待される主婦層の意識啓発、育成
(2)事業内容 県内の女性(農家に限らず)を対象に、グリーン・ツーリズムのオモシロさ、やりがい、取組み方法をわかりやすく講義。
年間6回程度、実践をプラスしてもよい。
ベンチャー的事業案 その2
エコ・グリーンツーリズム出前講座
(1)事業目的 エコ・グリーンツーリズムに関する意識の醸成
(2)事業内容 各地域へ赴き「出前講座」を開催。少人数でも可
ベンチャー的事業案 その3
エコ・グリーンツーリズム地域サポーター募集・育成事業
(1)事業目的 企画、PR、運営ができる人材の発掘、育成
(2)事業内容 地域の観光協会、エコ・グリーンツーリズム推進団体等において人材を募集
・人材は、県内外を問わず、また、経験の有無も問わず、熱意のある人材を選定
・必要に応じ研修費用を支援(研修内容は自ら企画)
・農林漁業者や観光業者等との交流(異業種交流)を行い見聞を広める
ベンチャー的事業案その4
エコ・グリーンツーリズムスターターキット事業
(1)事業目的 エコ・グリーンツーリズムの立ち上げに必要となる物的、人的支援
(2)事業内容 共通電話、営業サポート(人との接し方、営業マニュアル)
③ 第3段階:維持運営するための組織づくり……「ネットワーク化」
- 継続していくための地域主体のシステムづくり
- 魅力ある人材を核とした地域づくり、地域のイメージづくり
- 客の受入れ、ニーズに応じたさばき体制の整備(グループ連携)
(2) 魅力づくり……「福井らしさ」の発掘
① 必要な施設等のデータは、農林水産部、産業労働部等で抽出済み
今後必要な視点は、「効果的な組み合わせ」+「新たな切り口」
② 県外者(新鮮な視点)、旅行エージェント(専門家の視点)等による発掘が必要
「こんなものが都会の人には受けるのか」という「自分達では気付かない魅力あるもの」が必ず見つかるはず。
ベンチャー的事業案その5
「緑のバス」事業
(1)事業目的 県外からの福井へのグリーン・ツーリズム、エコ・ツーリズムのお客さま確保、来た人の口コミによるお客の確保
継続的に意見、アドバイスを行うサポーターの確保
(2)事業内容 県外の自治会、子供会、社員研修など(原則10名以上)に対して、福井県のグリーン・ツーリズム、エコ・ツーリズムを体験するバス代(交通費)を補助
参加者にグリーン・ツーリズムのニーズ、県外から見た福井のいいところ、改善点を意見聴取
ベンチャー的事業案 その6
エコ・グリーンツーリズム素材再発見事業
(1)事業目的 旅行エージェントの意見を活かしたコンテンツの充実を図り、旅行商品への取込みを働きかける。
(2)事業内容 旅行エージェント等による視察と地元との意見交換会
県内の農業体験施設等を視察し、施設の職員や地元との意見交換を実施
ベンチャー的メニュー案
- ・「コシヒカリのふるさとで日本で最初に刈り取って食べるツアー」(お米ヌーボー)
- ・「新鮮自然薯と麦刈りで日本一新鮮な麦とろ飯を」
- ・ふくい自然学校:合宿形式で、子どもに海・山・川で自然体験をさせる。たくましい子どもになって帰ってくる。
- ・山村でスローホリデー:空き民家を借り、そこにしばらく住んでみる。のんびりと何もしない休暇
- ・越前民家で蚊帳(生産量日本一)に泊まろうツアー
- ・自然巡りツアー (名水ツアー、源流ツアー)
- ・林、小山を買い取り、虫がたくさんいる「蟲の山(林)」をつくる。
- ・関西、中京からの日帰りの登山客の誘致 + 温泉
- ・ほたるの里、赤とんぼの里、泥の
- ・川で遊ぼうツアー
- ・ナイトツーリズム:ホタル、巨木のライトアップ、星空観察、きもだめし →宿泊客の確保
- ・大きなカブの里(巨大野菜)
- ・子供と大人で別メニュー(子供は恐竜化石発掘体験や芋堀り体験、大人は森林浴等)
④ エリアごとのテーマの設定
- グリーン・リゾート坂井:収穫体験(らっきょ、スイカ、ミディトマト等)、牧場、海、いねす(伝承技術講座)、ユリーム春江、三国の原生林など
- 自然の宝庫奥越前:恐竜化石発掘、サトイモ、水芭蕉、白山ワイン、北谷集落、勝山エコミュージアム、ミルク工房など
- みどり豊かな南越:そば道場、コムニタ、夜叉が池、悠久ロマンの杜、農林ピック、水仙、地引き網など
- 海あり山あり若狭:渓流釣り、地引き網、縄文体験、棚田、自然薯、熊川葛など
⑤ 宿泊施設の確保
利用者が行き先を選択する際の判断基準の一つ(大きなウエイト)
農林漁業体験ができることがポイント
【ケース①】一般農家を活用した「農家民泊」への取組み
メリット ①地元住民との直接ふれあいがしやすく、利用者へのアピール度が高い。
②農家の活性化、収益向上が図れる。
【ケース②】既存の宿泊施設を活用した「体験型民宿」
メリット ①許認可、改造経費等は特に必要ないため、すぐに受け入れができる。
②既存施設の利用客増が図れる。
ベンチャー的事業案 その7
廃屋・廃校等活用支援事業
(1)事業目的 ビジョンに掲げる、福井型のエコ・グリーンツーリズムを進めるため、越前民家等の再生や廃屋、廃校を活用した体験または宿泊施設の整備を推進
(2)事業内容 旧民家や廃屋、廃校を活用し、エコ・グリーンツーリズムに活用を希望している地域、市町村等を募集
当該建築物の活用方法等の計画を作成、改修に対する支援
(3) PR・誘客方法
これまでの、インターネット、パンフレット配布、雑誌広告、イベントキャンペーン等によるPR方法に加え、次のような視点でPR・誘客を強化する。
ベンチャー的事業案 その8
童話・絵本の里作り事業
(1)事業目的 小学校や小学生のいるファミリー層の誘客促進。リピーターの確保
(2)事業内容 福井の自然を題材とした童話の作成(公募またはNPOに依頼)
童話や絵本を県外事務所や小学校、県内の体験施設等に配布
ベンチャー的事業案 その9
「ふくいふるさと会員」、「福井人パスポート」事業
(1)事業目的 ①固定客、リピーターの確保
②口コミによる売り込み
(2)事業内容 ①県内体験施設、民宿等の割引、特産品プレゼントの募集
②「福井エコ・グリーン・カレンダー」の作成
③県外への「福井人パスポート」の売り込み
ベンチャー的事業案 その10
スローライフ実践コンテスト
(1)事業目的 福井県ならではのスローライフのモデルコースを参加者の視点で発見、PRする
(2)事業内容 県内外を問わず、福井県内でグリーン・ツーリズム、エコ・ツーリズムを実際に行ったコースを募集(出発地からの全経費、写真などを添付してもらう)
(4) その他
ベンチャー的事業案 その11
海、山、里の3地区モデル事業
(1)事業目的 海・山・里のそれぞれのモデル地区を設定、育成し、ノウハウを蓄積することにより、エコ・グリーンツーリズムの全県的展開を図る。
(2)事業内容 ①モデル地区の選定(海、山、里の各一地域を選定)
②地域起こしプロデューサーを選定(超有名人がよい)
③地域サポーター募集(企画、PR、実施、現場との調整)
④地域整備の支援
⑤体験メニューの開発
⑥PR戦略の策定
⑦「あなたの田舎」登録制(全国発信)\
⑧海、山、里の各エリア間の協力体制
ベンチャー的事業案 その12
福井型エコ・グリーンツーリズム地域支援強化事業
(1)事業目的 ①エコ・グリーンツーリズムに興味のある地域または人の立ち上げを支援する。
②企画、PR方法等の支援
(2)事業内容 アドバイザーの派遣の強化-海、山、里の3地域(月1回×12月)
地域住民への研修等の強化(アドバイザーの指導に基づく研修の支援)
「地域経済の活性化を目指して-福井県の構造改革特区計画(案)-」(概要)
小泉内閣の推進する構造改革特区制度について、15年11月末の第4次提案募集、15年10月と16年1月の認定申請受付に向け特区構想を提出できるよう、本県の自発性と地域の特性を生かした具体的提案の形成を目指す。
1 福井産業の新たな方向性 -特区計画推進に当たって-
(1) 少子高齢化、経済のソフト化・サービス化が進む中、福井の「労働集約的構造」+「女性就業率の高さ」をどう活用するか?
(女性の労働力比率 約55%(全国平均47%)で日本一)
→ 生産性は低く、労働集約的だが温かみのあり、手間のかかる、アナログ的な事業への労働移行
→ 様々なカウンセラー、福祉・健康・環境ビジネス、コミュニティビジネス、コールセンター、観光アドバイザー(観光コンシェルジェ)、農業・環境・教育NPO、など
⇒ 女性のサービス業における能力向上・専門化、女性の起業化・グループ化(NPO等受け皿づくり)を更に大胆に促す施策が必要
【参考】 高知県のトヨタの部品下請企業 → 製造業から福祉ビジネスへの転換
(2) 繊維・眼鏡で培ったデザイン・設計などの付加価値を、いかにアニメ・コンテンツ・映像ビジネスとつなげ、新産業型の「クリエイティブ人材」育成につなげて行けるか?
⇒ 2010年までに北陸一のデザイン・コンテンツの情報・人材集積地をめざす!
⇒ 優秀なIT・デザイン人材の集積を誘致希望企業等にアピール!
⇒ IT・映像・デザイン関連企業の誘致を大胆に促進させる戦略強化が必要
(3) 21世紀は「観光」・「健康」・「癒し」・「本物志向」の時代。観光を他産業と融合させ、より付加価値を高め、都市圏・アジアからの交流人口を戦略的に拡大できないか?
○ 観光 ⇔ 住宅(週末リフォーム・セカンドハウス)・農業(→「滞在型グリーンツーリズム」)
○ 観光 ⇔ 医療・健康・温泉・食(→「メディカルヘルスツーリズム」)
○ 観光 ⇔ ファッション・デザイン・ものづくり体験(→「癒しのものづくりツーリズム」)
⇒ ストーリー性を高め、付加価値をUP ⇒ 交流人口の増大
⇒ 観光客と県民の交流促進と週末・休暇時の地域消費を拡大させることが重要
(4) より効率化された「独自のものづくり研究開発生産群」の集積が不可欠!
→ ナノメッキ、金属加工(チタン・マグネシウム)、レーザー加工、産業用繊維など
→ ただし、そこで生き残れるのは、研究開発型の一部の企業とその下請け企業群
→ 下請け的構造と生産性の低い業態が多いことから考えると、アジアシフト継続により、本県製造業 7800社(約10万人雇用)が大きく減少することは必至
⇒ コア技術の研究開発や独自の製造技術・製造販売方式に特化した競争力の高い「ファブレス型」(過度な製造ラインを有しない)の企業群を集中的に
育成・誘致することもたいへん重要
製造業等の高度化、スリム化による雇用減に早急な対応が必要
↓
サービス業(医療・福祉・教育)、農業等の分野で大胆な規制緩和(特区導入)を実行し、新産業と雇用を創出することが必要
2 特区申請・導入に当たり重要なポイント
- 厳然とした規制が存在すること
- 規制を緩和・撤廃したら、必ずその分野に参入する事業者等が想定できること
- 特区導入による地域への経済的・社会的なプラスの影響が数年以内に現れることが証明できること
- 特区を成功させ、地域を活性化させようという、地域の熱意や下地(地域プロジェクト性=既存の地域施策との整合性)があること
- 規制をなくすことによる悪影響をカバーし得る代替的措置が自治体において可能なかぎり講じられること
3 構造改革特区計画(案)
分野 | 特区の名称 | 区域の範囲 | |
環境・まちづくり | 福井まちなかにぎわい特区 | 福井市の一部 (中心市街地) |
大規模小売店法の出店手続きを緩和することにより、大型店の出店や改装を促進し、中心市街地商業の活性化を図る。 |
バイオマス・エコエネルギー特区 | 大野市 和泉村 |
木質系廃棄物のリサイクル施設の設置手続き、電力特定供給事業およびアルコール製造に係る規制を緩和し、バイオマス・リサイクル施設の新規開設を促進することにより、地域内の林地残材のリサイクル率の向上を含む地域資源循環型社会の構築を図る。 | |
ゼロ・エミッション特区 | 福井県全域 | 食品リサイクル法上の登録再生利用事業者制度の登録要件を緩和し、NPO等の小規模事業者の未利用有機性資源の堆肥化への参入を促進することにより、食品廃棄物のリサイクル率の向上を含む地域資源循環型社会の構築を図る。 | |
農業 | アグリスクール特区 | 丹南地域 嶺南地域 |
農業経営および市民農園開設主体に係る規制を緩和し、株式会社等による市民農園、アグリスクール事業への参入を促進することにより、農地の適正かつ効率的な利用の確保と農業や自然の体験、学習を通じた都市農村交流促進を図る。 |
都市農村交流 | 都市型健康づくり農園特区 | 清水町 | 市民農園の開設主体に係る規制を緩和し、県農業公社や農業者、農業生産法人等による遊休農地を活用した市民農園の開設を促進し、都市と農村間の交流、農作物の栽培を通じた都市住民の健康づくり等の実現を図る。 |
UJIターン促進田園居住特区 | 美山町 和泉村 池田町 |
空き家が目立ち、かつ不動産斡旋業者のいない山間地において、自治体と協力して地域おこしを行うNPO等が都市住民等に対する不動産斡旋事業を可能にし、また、農地の取得下限面積を緩和することにより、特区地域への都市住民のUJIターンを促進し、地域の活性化を図る。 | |
生活福祉 | 福祉のまちづくり特区 | 福井県全域 | 高齢者、身体障害者、心身障害者等の受益者ごとに区分されている現行の在宅福祉サービス制度を相互に利用できるようにすることで福祉サービスの拡大を図るとともに、NPO等による安全かつ低廉な有償移送サービスを提供することにより、地域福祉の増進を図る。 |
教育 | 子育て支援特区 | 福井県全域 | 私立幼稚園への入園基準を緩和することにより、満3歳になる年度当初(4月)から入園を可能にし、異年齢児の混在による児童の社会化の涵養を図る。 |
産業活性化 | ふくいIT産業人材育成・活用特区 | 福井市・丸岡町・松岡町の一部 | 国公立大学、公設試験場等が集積する「ソフトパークふくい(丸岡町熊堂)」周辺の特性を生かし、各機関の連携を図るとともに、外国人研究者の在留期間、学校設置基準等の規制を緩和させることにより、情報産業人材育成の拠点化および新産業の育成を図る。 |
癒しのものづくりツーリズム特区 | 丹南地域 | 伝統工芸品産業や繊維、眼鏡産業が集積する丹南地区の特性を生かし、工房や職人宅での民宿開業や地場産地間を結ぶ定額料金制タクシー事業者の参入を促進させる規制緩和を行うことにより、体験・滞在型の産業観光を促進し、地場産業の産地の活性化を図る。 | |
福井型COE特区 | 福井県全域 | 産官学連携のもとに生まれた新たな産業クラスターの芽を育成し、その分野における世界一の研究ができるCOE(Center of Excellence)機能をネットワーク型で形成し、研究成果を移転することで新たな地場産業の創出等を図る。 |
4 特区計画の認定に向けて
(1)計画(案)のブラッシュアップ
区担当課の強力なリーダーシップのもと、各所管課で内容の精査、検討が必要不可欠
(2)パブリックコメント型アイデア募集制度
特区計画の立案、申請、認定そして実現のためには民間事業者等の参加が必要不可欠
↓
① 民間事業者、県民への特区制度のPR
② インターネット等を活用したアイデア募集制度の創設
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