ラスパイレス指数は、給与制度の改定・運用について、国と異なった措置が行われた場合（主に下記１～６

に該当する場合）に変動しますが、職員数の少ない町については変動幅が大きくなる傾向にあります。

1　給料表上の引上率が国と異なる場合

2　職員構成が変動した場合

3　昇格、昇給基準およびそれらの運用が適切でない場合

4　昇給短縮、延伸を行った場合

5　初任給基準の改定を行った場合

6　給料の減額措置を行った場合

ラスパイレス指数は、全地方公共団体の一般行政職の給料月額を同一の基準で比較するため、
国の職員数（構成）を用いて、学歴や経験年数の差による影響を補正し、国の行政職俸給表（一）
適用職員の俸給月額を１００として計算した指数。

経験年数

職員数(人)

国　 Ａ

俸給・給料月額（百円）

Ａ×Ｂ

（百円）

Ａ×Ｃ

（百円）

国　 Ｂ

当該団体
 Ｃ

1年未満

2,495

1,850

1,783

4,615,750

4,448,585

1年以上 　2年未満

2,438

1,911

1,843

4,659,018

4,493,234

2年以上 　3年未満

2,487

1,977

1,917

4,916,799

4,767,579

3年以上　 5年未満

3,816

2,105

2,020

8,032,680

7,708,320

5年以上　 7年未満

3,914

2,273

2,139

8,896,522

8,372,046

7年以上　10年未満

5,840

2,505

2,339

14,629,200

13,659,760

10年以上　15年未満

11,989

2,895

2,673

34,708,155

32,046,597

15年以上　20年未満

12,917

3,319

3,125

42,871,523

40,365,625

20年以上　25年未満

12,854

3,726

3,589

47,894,004

46,133,006

25年以上　30年未満

9,748

4,011

3,893

39,099,228

37,948,964

30年以上　35年未満

6,385

4,097

4,107

26,159,345

26,223,195

35年以上　

1,670

4,117

4,248

6,875,390

7,094,160

計

76,553

243,357,614
Ｄ

233,261,071
Ｅ

（短大卒）

計

10,186

34,220,980
Ｆ

33,648,864
Ｇ

（高校卒）

計

53,509

186,002,089
Ｈ

183,415,035
Ｉ

（中学卒）

計

71

94,880
Ｊ

96,636
Ｋ

（参考）

小規模な市町村については、国と同じ給料表を使用していても級立てが国よりも少ないため、国に準じた
給与制度、運用を行ったとしても、ラスパイレス指数は100を下回ることになります。