今庄つるし柿をアイシン・エィ・ダブリュ工業(株)が応援中!
今庄特産のつるし柿
今庄特産の「つるし柿」は、北陸道の宿場町「今庄宿」があった旧今庄町の名物で、『今庄のつるし柿を一つ食えば一里、三つ食えば三里歩ける』といわれ、江戸時代の旅人や参勤交代の大名一行が携帯保存食として買い求めたと伝えられています。
(江戸時代末期に加賀藩の重臣が上京する道中の木ノ芽峠の茶屋で、お茶菓子に「釣柿」を所望されたという古文書が残っています。)
原料に用いられる渋柿は「長良」(ながら)という品種で、旅の僧が400年以上前に栽培技術とともに今庄の農家に伝えたと言われています。
「みちしば」という野草の葉を編んだ約50センチの縄に1本に5個柿を吊るし、縄2本を結んで10個ずつ干し、そのままの姿で販売しています。しぐれる時期に乾燥させるため、ケヤキなどの広葉樹で燻煙しています。燻煙した干し柿は日本で唯一といわれており、表面に白い粉(ブドウ糖)がふき、やさいしい甘さが食べた瞬間に口に広がります。
国鉄北陸本線の開通後は県内外で販売され、平坦な農地が少ない今庄の農家にとって、重要な収入源としてさかんに生産されてきました。しかし、高度経済成長期以降の食生活の多様化や生産者の高齢化など社会条件の変化によって、つるし柿生産が減少してきています。
アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社が応援に駆け付けてくれました!
平成27年8月29日(土)にアイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社の社員29名がつるし柿作業の応援に駆け付けてくれました。
今年は今庄特産の「つるし柿」の収穫までに必要な栽培管理作業について知っていただくために、ほ場の除草作業を支援していただきました。
▲安全な作業のため刈払機の説明を受けます ▲普及指導員や農家の指導を受けながら作業 ▲鎌も使って下草を刈りました
▲除草後、きれいになった柿園地 ▲最後はみんなで記念撮影しました
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