統計グラフを作ってみよう!

最終更新日 2022年2月25日ページID 048356

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↑上の画像をクリックすると、統計グラフ作成についての説明動画をご覧いただけます。
  YouTubeが開き、約7分の動画が再生されます。

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1.統計とは?

 統計とは、人、物、出来事など、ある集まりについて、特徴や性質を観察・調査して、その結果を具体的な数字で表したもののことです。
 例えば、「あさがおの花は何日で咲くの?」「クラスのみんなに人気のスポーツは?」など、皆さんの身の回りにある「知りたいこと」について調べたり、観察したりして、資料(データ)を集めて集計した結果を「統計」と言います。

 

2.統計グラフの作り方

 統計グラフを作成するのは、統計をグラフ化し、見る人に情報を分かりやすく伝えるためです。グラフは「目で見る統計」と言われるように、数字だけでは分かりにくいデータも、グラフに表すことで簡単に理解が出来たり、意外なことに気付くことができたりします。
 ここでは、統計グラフの作成手順についてまとめていますので、ぜひご活用ください。

 

(1)テーマを決めよう!

 身の回りのこと、クラスのこと、興味のあることなどで、「なぜ?」や「知りたい!」と思うことはありませんか?

  (例) 身の回りのこと…あさがおの花は何日で咲くの?
      クラスのこと…クラスのみんなの好きなスポーツは?
      興味のあること…国内のオリンピックのメダルの取得数の推移は?

 興味のあることが挙がったら、どういう目的で、どういうことを表し、これから作る統計グラフで見る人に何を伝えたいかを考えながら、テーマを決めましょう。

 

(2)決めたテーマについて調べよう!         

 テーマを決めたら、次はテーマを解決するために、必要な資料(データ)を集めましょう。
 調べる方法には、次のようなものがあります。

   1)自分でアンケートを取ったり、観察したりする。
   2)本や雑誌、新聞、インターネットなどで調べる。

 

(3)タイトル・見出しを考えよう!

 タイトルや見出しは、作品の中で一番目立つ部分であり、作品の顔となります。そこで、タイトルや見出しを決めるときは、グラフの内容や問題点をはっきりと表現していることや、見る人の目を引くようなものを考えましょう。

 

(4)調べたことをグラフにまとめよう!

 調べたことを表やグラフにして整理します。 その前に、グラフに表す際のきまりごとを確認しましょう。

 

【グラフのきまり】

 kimari

 1)表題(タイトル)
   分かりやすく簡単に。図の上の部分にはっきりと分かりやすく書く。
 2)目盛り単位
   通常、左側の一番上に書く。目盛りの基点(最も小さい部分)は、「0」

  とする。
 3)目盛り数字
   基線(グラフのもととなる縦の線)の左側に書くのが基本。
 4)凡例(説明文字)
   グラフのそれぞれが何を示しているか、忘れずに書くこと。
 5)脚注、出典など
   ・アンケートや観察をした場合…いつ調べたか、調べた範囲、調べた数・

    人数を書く。
   ・本や新聞、インターネットなどで調べた場合…資料の名前や調査名、

    いつの資料かを書く。
    脚注や出典は、図の下の部分に書くのが基本ですが、右側や図の中の

    空白部分に書き込んでも良いです。


 グラフに表す際は、データの内容にふさわしい種類を選びます。また、必要に応じて、データを平均、比率、構成比などに加工してみましょう。
 グラフの種類やまとめ方については、
総務省統計局子ども向け学習サイト「なるほど統計学園」で紹介されていますので、ぜひご活用ください。

 

(5)レイアウトを考えよう!

 見出しやグラフなどの位置とそれらが占める広さのバランスを考えます。その際、「一番伝えたいことは何か?」「見る人の視線を引くためにそれをどこに置くべきか?」などを考慮しましょう。次の点を参考にして、分かりやすく楽しいグラフになるように工夫してみてください!


  1)強調したいところを目立たせる
   特に見てもらいたいところ、訴えたいところ、メインとなるグラフや文字

  は大きくしたり、色を変えたりして目立つようにしましょう。

  2)見る人の視線を導く
   横書きのものは左から、縦書きのものは右から書くという決まりがありま

  すね。
   また、広告のチラシなどは、左上から右上、左下、右下と自然と見ていく

  流れがあるようです。
   特に見せたい順序があれば、番号をつけたり、矢印で誘導してみましょう。
  3)イラストを入れる
   イラストを入れるとイメージしやすくなり、親しみを感じます。

   ※ゆるキャラやアニメのキャラクターなど、他の人が作ったイラストや
    写真は使わないでください。
    イラストを入れるときは、必ず自分の考えたオリジナルのイラストを

    使いましょう。
 

(6)下書きをしよう!

 いよいよ用紙にグラフを書いていきます。まずは下書きをしましょう。
 下書きをすると、頭の中に思い描いたイメージが現実に近付きます。色の使い方などを考えながら下書きをしてみてください。 また、数値やグラフなどに誤りがないか、もう一度チェックしましょう。

 

(7)仕上げをしよう!

 下書きをしたものに色塗りなどをして、作品を完成させます。色彩によって、作品のイメージは大きく変わります。色相・明度・彩度などにも気を配り、美しく仕上げましょう。

 

3.統計グラフコンクールに応募しよう!

 福井県では毎年夏頃に、「統計グラフ福井県コンクール」を行っており、色々なテーマで様々な工夫をした統計グラフが応募されています。また、統計グラフ福井県コンクールで優秀だった作品は、全国コンクールに出品します。
 みなさんの素敵な作品、お待ちしています!

 

<参考リンク>
 ・応募前の作品チェックシート 
 ・なるほど統計学園(総務省統計局)
 ・統計グラフ全国コンクール(公益財団法人 統計情報研究開発センター)
 

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