平成17年度 第1回福井県公共事業等評価委員会(午後の部)

最終更新日 2008年4月18日ページID 001620

印刷

平成17年度福井県公共事業等評価委員会 議事概要

○ 開催日時  平成17年11月17日(木)
       【午後の部】13:00~14:20
○ 開催場所  県庁 特別会議室

【午後の部】

○ 出席者  
  (1)委員 10名のうち8名出席
       稲山 幹夫   稲山織物㈱代表取締役社長
       坂口 昌代   一級建築士
       高津 靖生   農業
       布谷冨美子  農業
       野田 敏秀   元福井県立大学生物資源学部助教授
       本多 義明   福井大学副学長
       薬袋奈美子  福井大学工学部建築建設工学科講師
       鰐渕 信一   福井県商工会議所連合会専務理事

  (2)事務局
   (総務部)      東村総務部企画幹、植田財務企画課長
   (農林水産部)   吉田農林水産部企画幹、岩本農林水産部技幹、中西森づくり課森林整備室長、
               辻岡農村振興課農村整備室長
   (土木部)       児玉土木部長、西浦土木部技幹、名津井河川課長、永見港湾空港課長

○ 議事概要
 (1)開会
 (2)抽出事業の審議

  《 資料―平成17年度再評価対象事業一覧表ほか(別添資料) 》

    (会 長)  午後の委員会では、午前の委員会で抽出した事業について審議する。まず、委員会の審議の進め方について、
           事務局から説明を求める。
    (事務局)  午前の委員会では、資料「平成17年度再評価対象事業一覧表」(資料5)に記載された18事業のうち、先に配布
           した抽出基準(案)の理由①に該当する事業は、№4、№9、№10、№11、№16の5事業で、理由⑤に該当する事
           業は、№17の1事業で、合計6事業が委員会で集中審議する事業として抽出された。本日の委員会では、この6
           事業について順に審議し、委員会としての意見をいただきたいと考えている。
    (会 長)  それでは、議事の都合上、№17、№16、№4、№9、№10、№11の順に説明を求め、①事務局からの事業内容説
           明、②意見交換、③意見の決定 の順で審議する。

[海岸環境整備事業について]
  〔事務局から№17の事業内容を説明〕
    (事務局) 本事業については、激しい海岸の浸食により住民生活に影響が出ている和田港海岸において、平成9年度から、
          突堤1基の新設、サンドバイパス等の対策を実施してきており、特定の地域では一定の成果が出ている。しかし
          ながら、事業当初の予測とは異なる沖への強い砂の動き等が判明し、残る地区についても引き続き対策を講じて
          いく必要性が生じたので、追加対策を含む事業計画変更を行いたいと考えている。
    (会 長) 事業計画を変更したいとのことだが、意見は。
    (委 員) 当初計画を変更し、さらに離岸提や突堤を建設するとのことだが、変更後、最初に着手予定の離岸提部分に関
          する費用や事業期間の見通しは。
    (事務局) 離岸提2基(L=300m)の暫定的な整備に関しては、計画変更後の総事業費は21億円強で、完成時期を平成
          25年度と見込んでいる。
    (委 員)  砂の流れについて実験を行っているのか。また、離岸提以外の方法についても検討したのか。
    (事務局) 当地区での砂の動きのシミュレーション結果を基に、複数の方法について費用対効果の検証や砂浜の利活用
          に関する地元の意見を勘案し、離岸提設置を選択した。 
    (委 員)  離岸堤設置により、海水浴場としての機能や風情などが失われるのではないか。 
    (事務局) 学識経験者や地元関係者、行政で構成する検討委員会の意見を基に、今回の計画変更を行っており、被害防
          止には離岸堤の設置が必要との結論に至った。
    (委 員) 離岸堤設置の効果について、引き続き調査や観測を行っていくべきである。
    (会 長) 本事業については、完成までに再度、再評価対象事業となる見通しであるため、その時点で、離岸提による砂
          の流出防止効果について再度評価し、更なる工事が必要かどうか決めることとしたいがどうか。
    (事務局) 全体計画のもとでの段階整備と理解してよろしいか。
    (会 長)  そのように取り扱いたいが、委員各位の意見は。
    (委 員) 異議なし。
    (会 長) 本事業は、「見直し」と評価する。

[総合流域防災事業(基幹)について]
  〔事務局から№16の事業内容を説明〕

    (委 員) 三方湖への水の流入調査は実施しているのか。
    (事務局) はす川において、水位観測を実施し、降雨による増加量を把握しているが、流入量自体の把握はしていない。
    (委 員) 放水路の必要性は認めるが、山間部の保水能力の状況を調査観測し、洪水を発生させない植生への転換等
          の対策も必要である。
    (会 長) 洪水の発生は予測しがたいため、本事業は早期完成を目指すべきと考える。
          本事業については、「継続」としてよろしいか。
    (委 員) 異議なし。
    (会 長) 本事業については、「継続」と評価する。

[林道事業について]
  〔事務局から№4の事業内容を説明〕

    (委 員) B/Cはどのように計算しているのか。
    (事務局) 国の評価マニュアルに従って、算出している。
    (委 員) 例えば、観光面や防災面での活用を検討するなど、一つの整備で複数の効果が期待できるような検討を行う
          など、中途半端な整備にならないような工夫も必要である。
    (委 員) 植林については、杉に限らず、ブナ等の多様な植生を考慮すべきと考える。
    (委 員) 県産材の利用についてはどうなっているのか。
    (事務局) 県産材の利用については、県庁内に部局連携の会議を設置して、利用拡大を推進している。
    (会 長) 本事業については、「継続」としてよろしいか。
    (委 員) 異議なし。
    (会 長) 本事業については、「継続」と評価する。

[かんがい排水事業について]
  〔事務局から№9および№10の事業内容を一括して説明〕

    (会 長) 本事業については、「継続」としてよろしいか。
    (委 員) 異議なし。
    (会 長) 本事業については、「継続」と評価する。

[湛水防除事業について]
  〔事務局から№11の事業内容を説明〕
 
    (委 員) 本事業については、工期の短縮を図り、早期完成を目指すべき。
    (事務局) 完成時期の前倒しに努力する。
    (会 長) 本事業については、「継続」としてよろしいか。
    (委 員) 異議なし。
    (会 長) 本事業については、「継続」と評価する。

[まとめ]
    (会 長) 本年度の審議対象事業である6事業についての審議の結果、「継続」が5事業、「見直し」が1事業という結論
          となった。

 (3)閉会


                                                        公共事業のページへ戻る

アンケート
ウェブサイトの品質向上のため、このページのご感想をお聞かせください。

より詳しくご感想をいただける場合は、zaisei@pref.fukui.lg.jpまでメールでお送りください。

お問い合わせ先

財政課

電話番号:0776-20-0234 ファックス:0776-20-0629メール:zaisei@pref.fukui.lg.jp

福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)