平成16年度 第2回福井県公共事業等評価委員会 議事概要

最終更新日 2008年4月18日ページID 002207

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1 開催日時  平成16119日(火) 14:0015:40
2 開催場所  県庁 特別会議室
3 出席者
(1)委員   10名全員出席
           相木 玲子 医師
           稲山 幹夫 稲山織物㈱代表取締役社長
           坂口 昌代 一級建築士
           高津 靖生 農業
           布谷冨美子 農業
           野田 敏秀 元福井県立大学生物資源学部助教授
           本多 義明(会長) 福井大学副学長
           前波  實 弁護士
           薬袋奈美子 福井大学工学部建築建設工学科講師
           鰐渕 信一 福井県商工会議所連合会専務理事

(2)事務局  (総務部)  杉本総務部長、植田財務企画課長
          (農林水産部)東條農林水産部長、岩本農林水産部技幹、
             
中西森づくり課森林整備室長、石川農村振興課農村整備室長
          (土木部)  福田土木部長、池田道路建設課長、塚本河川課長、
                     永見港湾空港課長、中井都市整備課長

4 議事概要
(1)開会
(2)あいさつ    〔杉本 総務部長よりあいさつ〕
(3)抽出事業の審議

   資料―平成16年度再評価対象事業一覧表(別添)

(会 長)本日の委員会では、第1回委員会で抽出した事業について審議する。まず、委員会の審議の進め方について、事務局から説明を求める。


(事務局)前回の委員会では、資料「平成
16年度再評価対象事業一覧表」に記載された14事業のうち、「評価委員会審議対象」の欄に丸で囲んだ数字が付してある8事業が委員会で集中審議する事業として抽出された。この数字は、資料の一番下にある前回決定した抽出基準①から⑤までのどれに該当するかを示している。本日の委員会では、この8事業について順に審議し、委員会としての意見をいただきたいと考えている。

(会 長)それでは、資料の順に沿って事業ごとに、①事務局からの事業内容説明、②意見交換、③意見の決定 の順に審議する。


    [地すべり防止事業について]
  〔事務局から事業内容を説明〕

(会 長)特に質問、意見はないようなので、本事業については、「継続」としてよろしいか。
(委 員)異議なし。
(会 長)本事業については、「継続」と評価する。

   [かんがい排水事業について]
  〔事務局から事業内容を説明〕

(会 長)特に質問、意見はないようなので、本事業については「継続」してよろしいか。

(委 員)異議なし。
(会 長)本事業については、「継続」と評価する。

  
[海岸保全施設整備事業について]
  〔事務局から事業内容を説明〕

(事務局)既設堤防については、老朽化等による損傷が著しく、防災上の観点から堤防の全面改修を計画してきたが、建設副産物排出の抑制、ストックマネジメント等の観点から、詳細調査をした上で、既存施設を有効活用する可能性を検討していきたい。

(会 長)「見直しをしていきたい。」とのことだが、意見は。

(委 員)棚田百選の話しがあったが、波返しをつけると景観上良くないのではないか。
(事務局)棚田百選の場所は、本地区とは異なる。
(会 長)他に質問、意見はないようなので、本事業については、「堤防200m全面改修であったものを若干見直す。」としてよろしいか。

(委 員)異議なし。

(会 長)本事業については、「見直し」と評価する。

   [道路改築事業(一般国道365号)について]
  〔事務局から事業内容を説明〕 

(事務局)当事業では、平成5年度に織田町上山中区間の延長265mを供用しており、引き続き、現道に取り付くまでの延長795mについて、平成17年度の供用を目指して現在工事中である。残る海側の区間1,440mについては、周辺住民の生活環境や自然環境、コスト縮減等の観点から、今回、全体事業計画を見直し、現道取り付けまでの区間を平成17年度完成としたい。

(委 員)進捗率が91.3%となっているが、どのように算出しているのか。
(事務局)事業計画変更後の全体事業に対する進捗率となっている。
(会 長)本事業については、「見直し」としてよろしいか。
(委 員)異議なし。
(会 長)本事業については、「見直し」と評価する。

    [統合河川整備事業(七瀬川)について]
   〔事務局から各事業を説明〕

(委 員)事業期間が長くなっているが、地元住民の方はどう考えているか。
(事務局)平成2年から事業を実施しているが、土地改良事業との調整に時間を要し、前回の再評価の時期にようやく事業の進展を望めるようになった。地元の方も事情は理解いただいている。今回の福井豪雨で上流も被災しており、事業推進の強い要望もあることから、河川改修事業を促進していきたい。

(委 員)この事業が完成すると、どれくらいの浸水被害が減少するか。
(事務局)現状は1年に1回程度の浸水が発生する状況にあるが、2~3年に一回程度に浸水被害を低減することができる。さらに、治水安全度を向上させるためには、下流から再整備が必要となる。当事業を推進し、上流の浸水区域を少しでも早く減らしていくことが重要と考えている。

(会 長)本事業については、「継続」としてよろしいか。
(委 員)異議なし。
(会 長)本事業については、「継続」と評価する。

    [港湾改修事業(鷹巣港)について]
   〔事務局から事業を説明〕

(事務局)当事業においては、小型船舶の避難港として、平成2年度から整備を進めてきたが、避難船のこれまでの年間利用実績が少ないことから、あらためて避難需要隻数を算定し、防波堤延長など全体計画の見直しとしたい。(会 長)本事業については、事務局から説明のあったとおり、防波堤の延長を縮小する方向で「見直し」としてよろしいか。
(委 員)異議なし。
(会 長)本事業については、「見直し」と評価する。

   
[基幹河川改修事業(芳野川)について]
   〔事務局から事業内容を説明〕

(委 員)平成25年度までに事業を完成できるのか。
(事務局)用地買収を先行的に実施しており、橋梁も先行的に6橋ができていることから、事業は順調に推移しており、平成25年度で完成できる見込みである。
(会 長)本事業については、「継続」としてよろしいか。
(委 員)異議なし。
(会 長)本事業については、「継続」と評価する。

    [街路事業((都)松木春江停車場線)について]
   〔事務局から事業内容を説明〕

(事務局)本事業区間のうち、JR春江駅から嶺北縦貫線までの延長660mは既に供用しており、残る春江町役場までの116mは未整備である。残る区間における消防署の移転など、事業用地の取得に当たっては、市町村合併に伴い、移転地の選定等に時間を要することが予想されることから、今回、事業を中止し、嶺北縦貫線までの延長660mでの完成としたい。
(委 員)今後、高齢化社会が到来することを考えると、市街地から役場までのルートにおいてバリアフリーを進める必要があると思うが、どう考えているのか。
(事務局)嶺北縦貫線を潜る地下歩道は、既にバリアフリー化済みで車椅子でも走行可能。また、嶺北縦貫線との交差点にも信号機、横断歩道が設置されている。
(委 員)都市計画道路であるので、事務局は、都市計画決定にどう対応するのか。
(事務局)消防署移転および代替地問題が解決すれば、再度、事業化について検討することになる。
(会 長)本事業については、「中止」としてよろしいか。
(委 員)異議なし。
(会 長)本事業については、「中止」と評価する。

    [まとめ]

(会 長)本年度の審議対象事業である8事業についての審議の結果、「継続」が4事業、「見直し」が3事業、「中止」が1事業という結論となった。


(4)閉会

 

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