財政事情　第１４８回

　

一乗谷朝倉氏遺跡博物館　令和４年１０月1日開館しました。

 

　 

　 

この財政事情は、県の財政状況と県が管理する地方公営企業の業務状況を広く県民の皆様にお知らせし、県政に対する御理解と御協力をいただくため、県が毎年２回公表しているものです。

　今回は、令和３年度の決算状況ならびに令和４年度の上半期（令和４年４月１日から令和４年９月３０日まで）における財政運営の状況および公営企業の業務状況について公表します。

　県内では、８月４日から５日にかけて降り続いた大雨により、各地で洪水や土砂崩れが発生し、３３０棟を超える住家が全半壊や床上・床下浸水となるなど、多くの家屋や道路などに被害が生じました。

県では、災害対策本部を速やかに設置し、陸上自衛隊への派遣要請、食料や飲料水などの物資の搬送、仮設トイレの設置、水道等のライフラインや道路、河川等の応急対策、武生駅と敦賀駅間において災害時緊急バスを運行による移動手段確保等の対策を実施いたしました。

今後も、被災した道路や河川、農地等の速やかな本復旧や再度の災害防止への対策を全力で進めてまいります。

　さて、最近の経済情勢については、国の８月の月例経済報告において、「景気は、緩やかに持ち直している。」とされております。しかしながら、県内経済は、感染症の影響の長期化や物価高騰などにより、依然として厳しい経営環境にあることから、その影響を受ける業種を中心に「ふく割」を発行するなど、引き続き、県内の消費喚起に努めています。

　加えて、令和元年８月に作成した「行財政アクションプラン」に基づき、歳入の確保や歳出の合理化・重点化、収支見通しに基づく健全な財政運営を引き続き推進し、健全財政を堅持してまいります。

県民の皆様におかれましては、この財政事情の公表を通じて、本県の財政状況について御理解をいただくとともに、今後とも県政推進に一層の御協力をお願いします。

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