財政事情　第１１８回

 

財政事情　第118回

まえがき

この財政事情は、県の財政状況と県が管理する地方公営企業の業務状況を広く県民の皆様に知っていただき、県政に対するご理解とご協力をいただくため、県が毎年２回公表しているものです。

今回は、平成18年度の決算状況ならびに平成19年度の上半期（平成19年4月1日から同年9月30日まで）の財政運営の状況および公営企業の業務状況について公表します。

さて、国と地方においては、その借金である長期債務残高が平成19年度末には773兆円に上ると見込まれるなど、国債・地方債の発行に依存した厳しい財政運営が続いている中で、今後、国・地方を通じたプライマリーバランスの黒字化に向けて、「歳出・歳入一体改革」に取り組むこととしています。

本県におきましても、平成16年2月策定の「行財政構造改革実行プログラム」に掲げた「国から自立した財政構造の確立」、「管理から経営への改革」といった基本的考えを堅持しながら、平成18年度3月に策定した「行財政改革実行プラン」に基づく政策推進マネジメントシステムの運用を通じ、民間の経営手法を導入して、人材や予算など限られた行政経営資源の最適配分等を進め、県民にとって最大の政策効果を実現していくこととしています。

さらに、今後は「福井新元気宣言」に基づきさらなる行財政改革を推進するため、「実行プラン」の見直しを行なうこととしています。

県民の皆様におかれましては、今回の財政事情の公表を通じて、本県の財政状況についてご理解いただくとともに、県政推進のため、今後とも一層のご協力をお願いいたします。

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