財政事情　第１３３回

 

恐竜モニュメントによる恐竜王国福井の発信（福井駅西口駅前広場）  　　

 

 まえがき

この財政事情は、県の財政状況と県が管理する地方公営企業の業務状況を広く県民の皆様にお知らせし、県政に対する御理解と御協力をいただくため、県が毎年２回公表しているものです。

　今回は、平成２７年度当初予算の概要と平成２６年度下半期（平成26年10月1日から平成27年3月31日まで）の財政運営の状況を中心に、県財政の推移と現状について説明します。

　さて、最近における我が国経済は、企業部門に改善がみられるなど、緩やかな回復基調が続き、北陸三県でも個人消費が緩やかな回復基調となるなど、全体として緩やかに回復している中で、海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要があるとされています。

　一方、本県を取り巻く環境は、戦後７０年の節目を迎え人口の減少と東京一極集中など、時代の変革期にある中で、３年後の「福井しあわせ元気国体」に続いて、東京オリンピックの開催、さらにその先には北陸新幹線の敦賀開業や中部縦貫自動車道の全線開通も控えるなど、県政を新たな段階へ引き上げる好機を迎えています。

こうした中、本県においては、平成２３年７月に策定した「第３次行財政改革実行プラン」に掲げた基金・起債残高を達成し、健全財政を維持してきたところです。

今後も国体の開催や高速交通網の整備等を安定した財源で円滑に推進していくため、新たな行政改革の指針の策定も予定しております。

　県民の皆様におかれましては、この財政事情の公表を通じて、本県の財政状況について御理解をいただくとともに、今後とも県政推進に一層の御協力をお願いいたします。   

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