財政事情　第１４４回

　

JR福井駅と福井県立恐竜博物館を結ぶ恐竜バス

 

 まえがき

　この財政事情は、県の財政状況と県が管理する地方公営企業の業務状況を広く県民の皆様にお知らせし、県政に対する御理解と御協力をいただくため、県が毎年２回公表しているものです。

　今回は、令和元年度の決算状況ならびに令和２年度の上半期（令和２年４月１日から令和２年９月３０日まで）における財政運営の状況および公営企業の業務状況について公表します。

　さて、最近の県内の経済情勢は、新型コロナウイルス感染拡大により経済活動が停滞する中、個人消費は一部に持ち直しの動きもみられますが、以前として力強さに欠けています。また、住宅投資や設備投資といった指標においても弱めの動きとなっています。

　こうした状況の中、県政においては、新型コロナウイルス感染症に関する必要な対策をしっかり進めながら、「感染拡大防止」と「経済再生」の両立に全力で傾注してまいりました。９月補正においては、経済団体や交通・旅行業団体等の意見を踏まえた新型コロナウイルス感染症対策と、福井県長期ビジョンを推進等するための必要な予算を編成しました。

　一方、徹底現場主義による県民主役の新たな行財政改革を進めるため、令和元年８月に作成した「行財政改革アクションプラン」に基づき、歳入の確保や収支見通しに基づく健全な財政運営を引き続き推進し、健全財政を堅持してまいります。

　県民の皆様におかれましては、この財政事情の公表を通じて、本県の財政状況について御理解をいただくとともに、今後とも県政推進に一層の御協力をお願いします。

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