食品加工研究所２５周年記念フェア開催しました

 食品加工研究所の開所25周年記念フェアが10月26、27日の両日、同研究所で開かれました。多くの方にご来場くださり、ありがとうございました。

１．26日／記念講演・ミニセミナー

（株）ロッテ（本社東京都）執行役員でガム戦略プロジェクトマネージャーの荒生均氏が記念講演し、同社のブランド戦略や、商品開発について語りました。同社のガムやチョコレートなどの商品開発を行ってきた荒生氏は菓子を私たちの生活を楽しくしてくれる商品と位置づけ、ブランドを維持するためには、社会や顧客の変化に対応して、変えない部分と変えるべき部分をいかにコントロールしてゆくかが重要と指摘。150名に及ぶ参加者は熱心に聞き入っていました。記念講演の後、2会場に分けミニセミナーが開催され、研究所員による最新の研究成果が紹介されました。また展示ホールでは近赤外を利用して食品のカロリーや栄養成分を分析できる装置のデモも行われ、来場者の関心を集めていました。

　　　　　　　　

２．27日／験・販売イベント

 試食コーナーでは、世界一まずいお菓子と呼ばれるフィンランドのサルミアッキ（飴）や酸味を甘みに変えるミラクルフルーツの試食が人気を集めていました。このほか砂糖水の甘さを比べる味覚テストや、研究所で開発した飲料や飴の試食も行われました。煎った大豆をミキサーにかけカップシーラーに詰めるきな粉づくりや塩麹づくり、米粉でちんすこう（沖縄の焼き菓子）を作るコーナーもあり、来場者は職員の指導を受けながら加工を体験しました。伝統の福井野菜協議会のコーナーや福井県食品産業協議会による商品の販売も行われ、家族連れらでにぎわいました。