Q&A 大腸菌と大腸菌群の違い
Q.大腸菌群と大腸菌とは違うのですか?
●大腸菌:食品の汚染指標として、大腸菌を調べることがあります。人や動物の腸内に存在するので、食品からこの菌が検出されれば、糞便などに直接的または間接的に汚染されていることになります。
●大腸菌群:一部の食品をのぞき、多くの加工食品で”大腸菌群”を汚染の判定基準としています。大腸菌群は公衆衛生上で便宜的に使われているもので、乳糖を分解してガスを発生させる菌をいいます。もちろん、大腸菌も大腸菌群に含まれています。しかし、大腸菌群は、糞便に無関係で植物、土壌、水などに存在している菌も含まれています。
このため、非加熱の食品からは大腸菌群が検出されることがあります。衛生状態の確認を目的とした検査などでは、大腸菌群が陽性の場合は大腸菌の検査を追加実施する必要があります。
なお、作り方(加熱のあるなしなど)や原料、包装の有無などで汚染指標の規格基準が変わってくる場合があります。調べたいときはご相談ください。
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