「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群 ~御食国若狭と鯖街道~」が日本遺産に認定されました!

最終更新日 2016年5月9日ページID 029480

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「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群 ~御食国若狭と鯖街道~」が日本遺産に認定されました!

 平成27年度から創設された「日本遺産」に、本県からは「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群 ~御食国若狭と鯖街道~」が認定されました。
 「日本遺産」とは、地域の文化財を地域の歴史や伝統を語る群としてつなぎ、そのストーリーを国内外に発信することで、観光誘客の促進や地域の活性化につなげようとするものです。

 

★認定された本県の日本遺産HPは、こちら

☆その他認定された日本遺産は、こちら
 

海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群 ~御食国若狭と鯖街道~

【申請者】 小浜市、若狭町、福井県

【ストーリーの概要】
  日本海にのぞみ、豊かな自然に恵まれた若狭は、古代、海産物や塩など豊富な食材を都に送り、朝廷の食を支えた「御食国」のひとつであり、御食国の時代以降も「若狭の美物(うましもの)」を都に運び、京の食文化を支えてきた。近年「鯖街道」と呼ばれる若狭と都とをつなぐ街道群は、食材だけでなく、様々な物資や人、文化を運ぶ交流の道であった。朝廷や貴族との結びつきから始まった都との交流は、「鯖街道」の往来を通じて、市民生活と結びつき、街道沿いに社寺・町並み・民俗文化財などによる全国的にも稀有なほど多彩で密度の高い往来文化遺産群を形成した。
 「鯖街道」をたどれば、古代から現在にかけて1500年続く往来の歴史と、伝統を守り伝える人々の営みを肌で感じることができる。

 〇若狭街道 ―御食国若狭の原点と鯖街道のメインルート―
  「鯖街道」のメインルート若狭街道を囲む御食国ゆかりの古墳群や宿場町熊川の町並み
  (構成文化財)
   上中古墳群、岡津製塩遺跡、重伝建地区熊川宿、瓜割の滝 など

 〇鯖街道の起点 ―湊町・小浜の賑わい―
  「海の道」と「陸の道」が結節点として様々な物資、人、文化が集まった「湊町・小浜」
  (構成文化財)
   重伝建地区小浜西組、小浜市場、後瀬山城跡、小浜の祇園祭礼群、和久里壬生狂言、若狭塗など

 〇針畑越え ―最古の鯖街道の歴史的景観―
   若狭彦の伝説が残る最古の「鯖街道」沿いに残る古道景観と古刹・仏像群
  (構成文化財)
   遠敷の町並み、上根来集落、お水送り、古代中世の社寺・仏像群(若狭彦神社、神宮寺、明通寺など)など

 〇若狭の浦々に続く鯖街道 ―都の祭りや伝統を守り伝える集落―
   街道沿いの集落に伝わる中世社寺芸能など四季折々の民俗行事と伝統的な食文化
  (構成文化財)
   若狭の王の舞群、六斎念仏群、地蔵盆、松上げ、若狭能倉座の神事能、へしこ、なれずしの製作技法 など

 遺産イメージ

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