ツブ貝による食中毒にご注意ください【注意喚起】

最終更新日 2020年10月22日ページID 045329

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ツブ貝による食中毒にご注意ください

ツブ貝を食べることにより、頭痛、めまい、酩酊感、目のちらつき、嘔吐感などの症状を呈することがあります。
これは、これらの巻貝の唾液腺(だえきせん)中に含まれるテトラミンという毒素により起こることからテトラミン中毒とも呼ばれています。
食中毒予防のために、調理する前に唾液腺を除去しましょう。 

1 ツブ貝とは

エゾバイ科などに代表される巻貝は、「ツブ貝」と呼ばれ、エゾボラモドキ、ヒメエゾボラなどがあります。
これらは、唾液腺に「テトラミン」という物質を含んでいます。
 

2 症状について

有毒部位である唾液腺を食べると、食後30分から1時間後に、頭痛、めまい、酩酊感、目のちらつき、嘔吐感などの食中毒症状を呈することがあります。
症状は一過性で、通常数時間で症状は回復します。死亡例は報告されていませんが、注意が必要です。

3 テトラミンについて

テトラミンは、肉食性の巻貝の唾液腺に含まれる毒素で、加熱しても分解されないため、生食・加熱に関係なく、調理の前に唾液腺を確実に除去することが必要です。
貝の種類や個体によって含まれているテトラミンの量は異なりますが、1個分の唾液腺に含まれる量でも症状が出ることがあります。

4 対策について(飲食店、販売店へのお願い)

調理の際、唾液腺を取り除くことが重要です。
鮮魚店などでこれらの貝を殻付きのまま、あるいは切り身等に加工しないで販売する場合は、購入者に対して当該部位の処理方法について、適切に説明、指導をお願いします。

【関連リンク】
自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省)
巻貝:唾液腺毒(テトラミン)(厚生労働省)

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