伝染性紅斑(リンゴ病)の患者報告数が増加しています!(注意喚起)
伝染性紅斑(リンゴ病)の患者報告数が増加しています!(注意喚起)
福井県内の小児科定点医療機関(25医療機関)からの報告によると、令和7年第20週(令和7年5月12日から5月18日)の1定点あたりの患者報告数は、2.04人であり、警報レベルの目安である1定点医療機関あたりの「2」に達しました。
年始から7月上旬にかけて増加することが多く、全国的にも患者報告数が増加していることから、小児を中心に注意が必要です。
年始から7月上旬にかけて増加することが多く、全国的にも患者報告数が増加していることから、小児を中心に注意が必要です。
詳しい発生状況は、こちら(福井県感染症情報ホームページ)

伝染性紅斑(リンゴ病)とは
伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。
感染症発生動向調査によると、年によってパターンの違いはあるものの、年始から7月上旬頃にかけて増加し、9月頃に最も少なくなる季節性を示すことが多いですが、流行の少ない年には、はっきりとした季節性がみられないこともあります。
患者さんの年齢分布では、5~9歳での発生が最も多く、ついで0~4歳が多いとされています。
感染症発生動向調査によると、年によってパターンの違いはあるものの、年始から7月上旬頃にかけて増加し、9月頃に最も少なくなる季節性を示すことが多いですが、流行の少ない年には、はっきりとした季節性がみられないこともあります。
患者さんの年齢分布では、5~9歳での発生が最も多く、ついで0~4歳が多いとされています。
主な症状
約10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。
中には、長引いたり、一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現したりすることがあります。
多くの場合、頬に発しんが出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜのような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが、発しんが現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力も消失しています。
中には、長引いたり、一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現したりすることがあります。
多くの場合、頬に発しんが出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜのような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが、発しんが現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力も消失しています。
妊娠中または妊娠に可能性がある方へ
これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な症状や、流産のリスクとなる可能性があります。熱や倦怠感が出現した際に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。また、感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
伝染性紅斑の家族がいる場合や、流行している地域で多くの小児と接する機会がある職業の方などは特に注意が必要です。かぜ症状がある方との接触をできるだけ避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。
感染経路
感染した人の咳のしぶき(飛まつ)を吸い込むことによる感染(飛まつ感染)や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)が知られています。
治療方法
伝染性紅斑に、特別な治療法はありません。基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
予防と対策
伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません。
紅斑が出ている時期にほとんど感染力がないため、かぜ症状のある人はこまめな手洗いや、せきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなど、「咳エチケット」を心がけることが大切です。
紅斑が出ている時期にほとんど感染力がないため、かぜ症状のある人はこまめな手洗いや、せきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなど、「咳エチケット」を心がけることが大切です。
また、これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な症状や、流産のリスクとなる可能性があります。熱や倦怠感が出現した際に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。
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より詳しくご感想をいただける場合は、hoken-yobo@pref.fukui.lg.jpまでメールでお送りください。
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電話番号:0776-20-0349 | ファックス:0776-20-0643 | メール:hoken-yobo@pref.fukui.lg.jp
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