このページは、平成２９年３月２５日（土）に敦賀市で行われた、敦賀南スマートインターチェンジ開通式典での知事あいさつをまとめたものです。

　本日、敦賀南スマートインターチェンジの開通式典がこのように盛大に開かれますことを、心からお喜び申し上げます。

　皆様もご存知のとおり、この若狭さとうみハイウェイは日本海国土軸の強化に欠かせないものであり、嶺南地域の観光・産業振興に大きく貢献するとともに、太平洋側の災害時の代替ルートともなる重要な路線であります。

　２６年７月の若狭さとうみハイウェイ全線開通により、嶺南若狭の主要観光地の入込観光客は２年間で1割近い９％の増加、２６０万人となっています。沿線地域での企業進出により約１，１００人の新規雇用が見込まれるなど、様々なストック効果が現れているところであります。

　そして、このハイウェイで初のスマートインターチェンジとして、敦賀南スマートインターチェンジが、本日開通の運びとなりました。これはひとえに、地元の皆様をはじめ県選出国会議員の皆様、県議会の皆様、国交省、そして中日本高速道路株式会社、そして敦賀市のご尽力によるところであり、関係者のご協力とご尽力に心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。

　県内の高速道路については、今年の夏までに中部縦貫自動車道永平寺大野道路の大野までの全線開通が予定され、また県内の主な都市が１本の高速道路で結ばれます。来年には福井しあわせ元気国体が開催され、こうした高速道路を利用して多くの皆さんの交流が期待されます。

　県といたしましては、北陸新幹線の敦賀までの開通、さらなる京都～小浜、京都を通って大阪への延伸など、多くの課題がありますが、こうした高速体系を全力で進めてまいります。
　そして、若狭さとうみハイウェイ４車線化、またスマートインターから敦賀市内への交通の連結など、まだまだ多くの課題がありますし、アクション・プログラムによる地域振興にも役立てなければならないと思います。

　スマート・インターチェンジでありますから、スマートというのは、かっこいいというイメージがあるでしょうが、本当はかしこい、賢明だ、利巧だという意味があります。こうしたプロジェクトをうまく使って、さらに地域が盛り上がるように皆さんとともに全力で進めたいと思いますので、よろしくお願い致します。

　皆様のこれまでのご尽力に心からお礼を申し上げまして、お祝いの言葉にいたします。