このページは、平成２９年４月４日（月）に福井市で行われた、福井医療大学入学式での知事あいさつをまとめたものです。

　みなさん、こんにちは。間もなく、桜の開花の時期であります。今日のよき日に、晴れて第１回の福井医療大学の入学式がこうして行われますことに、一言お祝い申し上げます。

　晴れて、福井医療大学の記念すべき第１期生としてご入学されました１７６名の皆様方には、まずもっておめでとうございます。また、今日までお子様をお育ていただいたご家族の皆様にも、あわせて心からお祝い申し上げます。おめでとうございます。

　福井医療大学は、地元の方々や医療関係者からの熱い期待を担い、最新の医療機器を充実させながら、専門カリキュラムによるリハビリテーション学科や、看護学科を備えた四年制大学として、本年４月１日開学をされました。

　整備計画の段階から様々なご支援をさせていただいたところですが、文字通り、本日の開校に至るまでご尽力を賜りました林理事長、また山口学長をはじめとする諸先生方、関係者の皆様に敬意を表すとともに心からお祝いを申し上げます。

　ただいま、理事長からご挨拶がございましたが、福井県は大きな変革の時期を迎えております。５年後には、金沢から敦賀まで北陸新幹線が直結します。さらに、昨年末に敦賀から小浜、京都、大阪のルートが決定しました。今後十数年でつながっていくと思います。この夏ごろまでには、福井北インターから大野まで、中部縦貫道路がつながります。そして新幹線が敦賀までつながる６年余りのころには、岐阜県までつながりますので、福井県の立地条件は大きく変わります。

　皆さんはそういう時期を迎える中、今回の入学となることを意識してください。これから福井県の様子が変わってきますので、皆さんにいろんな面で是非とも頑張っていただく必要があると思います。

　さて、県内にさまざまな大学がありますが、昨年の春に、この建物の７階に「大学連携センターＦスクエア」をオープンし、教養学や恐竜学など、県内のいろんな産業の様子を大学の講堂として、他の大学生と一緒に垣根を越えて受講できるシステムを導入しております。自由に使うことのできるスペースもございますし、フリードリンク、あるいはWi-Fiも準備しておりますので、授業の合間に立ち寄っていただいて、駅前でのキャンパスライフを堪能していただければと思います。

　皆さんはこれから専門的な知識を学ばれますので、勉強が第一ですが、技術も極めて大事なので、しっかり学んで欲しいと思います。

　もう一つお願いですが、患者さんに人気のある医療関係者はどんな人たちかということです。腕前もしっかりしていて信頼されるのも大事だが、それと同じくらい大事なのは朗らかということだそうです。今日は緊張しておられるから肩が張っているかもしれないが、朗らかに、明るく、軽々しくというのではなく、かろがろしくと言うと良いでしょうか、こういう性格をできるだけ作っていただいて、人間関係を大事にして、頑張って欲しいと思います。

　そしてなんといっても若いですから青春を十分楽しんでいただかなければ、人生の値打ちがありません。恋愛も真面目にして欲しい。手始めに、まだ「チア☆ダン」という映画を見てなかったら、勉強の合間などにぜひ見に行ってフレッシュアップしていただければなと思います。

　これからの皆さんの輝かしい門出を心からご祈念申し上げまして、お祝いのご挨拶といたします。おめでとうございます。