企画展「カメラが撮らえた皇族と明治の偉人たち-福井が生んだ御用写真師 丸木利陽-」開会式 知事あいさつ
最終更新日 2015年4月25日 | ページID 029563
このページは、平成27年4月25日(土)に福井市で行われた、企画展「カメラが撮らえた皇族と明治の偉人たち-福井が生んだ御用写真師 丸木利陽-」開会式での知事あいさつをまとめたものです。
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皆さんおはようございます。今日は、企画展「カメラが撮らえた皇族と明治の偉人たち-福井が生んだ御用写真師 丸木(まるき)利陽(りよう)-」の開催に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
開催に当たり、多数の歴史的に貴重な写真資料をご寄託いただいた丸木眞二(しんじ)様、また多大なるご協力を賜った曾孫に当たる田川博己(ひろみ)JTB会長をはじめ、関係の皆様にまずもって深く御礼を申し上げます。ありがとうございます。
丸木利陽氏は、本県に生まれ、東京で写真館を独立開業し、明治から大正期にかけて活躍した我が国を代表する写真師、芸術家であります。“丸木式採光法”と言われる撮影手法を考案した方であり、国内外の博覧会にも出展するなど、優れた作品を通して日本人のイメージを発信し、肖像写真の撮影の普及と発信に貢献された偉人です。
本展では、写真師・丸木利陽が撮影した、天皇・皇族の方々や伊藤博文、板垣退助、福沢諭吉、本県出身の由利公正など、日本の歴史の大舞台に登場する明治期の偉人の貴重な肖像写真を数多く展示するほか、同じ時期に県内で活躍した写真師や写真館などの関係資料もあわせて展示をいたします。
写真師“丸木利陽”の偉業に出会う展覧会として、優れた肖像写真師の活躍を一人でも多くの方にご覧いただければ幸いだと思います。
さて、福井県では、福井藩士・橋本左内や由利公正などの本県ゆかりの歴史上の人物に関する重要資料に県民が触れる機会を増やし、その功績の積極的な発信に努めております。
この秋には、北陸新幹線の開業に合わせて、かつて本県に所在した優れた文化財を一堂に集めて公開する「里帰り文化財展」を開くなど、県内外から多くの方々に来場いただけるよう魅力あふれる展覧会を開く予定です。
皆様には、今後とも御支援・御協力を賜るようお願い申し上げますとともに、お集まりの皆様の益々のご発展、ご健勝を心からお祈り申し上げまして、開会のご挨拶といたします。ありがとうございます。
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