このページは、平成２７年６月１日（月）に福井市で行われた、ふるさと福井移住定住促進機構開所式での知事あいさつをまとめたものです。

　本日、市町や関係団体の皆様にご支援をいただき、「ふるさと福井移住定住促進機構」の開所の日を迎えることができました。皆様に厚くお礼申し上げます。

　皆様には、日頃から福井県の移住・定住政策に格別のご尽力をいただき、また、今日は大変お忙しい中ご出席いただき、心から感謝申し上げます。

　人口減少問題が深刻化する中、ふるさと福井の活力維持のためには、結婚・子育ての応援はもとより、県外からの移住や学生のＵターンなど、福井への移住・定住を進めていくことが重要な柱になります。

　そこで、この新しい機構、通称「福井Ｕターンセンター」を設け、３つの役割を担っていきたいと考えております。
　１つ目は、移住希望者のニーズに合った職業、働く場所をしっかり探すことです。２つ目には、お住まいや子育てなど生活全般にわたる相談への総合対応をすることです。そして３つ目は、首都圏などでの情報発信の強化です。さらに多くの方の福井への移住を促進していくことになると思います。

　今ほど、新進気鋭の１７名の市町職員の方に、センターの移住定住支援員を特別にお願いしたところです。ご一緒に定住まできめ細かく徹底したサポートを行って参りたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。このような協力体制が、全国の先進的な例になるはずです。

　さらに大都市圏での情報発信や相談対応については、東京、大阪、名古屋にセンターの支所を設け、各都市での福井の暮らしやすさや魅力のアピールを強化する必要があります。

　雇用の受け皿となる企業や担い手育成を図られている農林水産業、住まいの情報に関わる不動産関係団体などのご協力をいただきながら、こうしたことを総合的に進めて参りたいと思っております。

　県外から戻ってこられたりＩターンした方は、本県の貴重な人材となる方々ばかりで、特に本日お越しいただいた地域おこし協力隊の皆様のように、若くエネルギーに満ち溢れた方は、福井をより元気に、豊かにしてくれるはずです。皆様のアイデアを活かしながら、地域社会全体で「住むには福井」だと思われるような受け入れ体制を充実して参りたいと考えます。

　福井県では、今後とも本県への移住・定住の促進をはじめとする人口減少対策を推進してまいりますので、本日ご来賓の皆様はじめ、関係者の皆様には引き続き絶大なるお力添えいただきますよう心からお願い申し上げまして、お願いとご挨拶といたします。ありがとうございます。