ふくいオープンイノベーション推進機構設立記念式典 知事あいさつ
このページは、平成27年6月3日(水)に福井市で行われた、ふくいオープンイノベーション推進機構設立記念式典での知事あいさつをまとめたものです。 |
今日は「ふくいオープンイノベーション推進機構」の設立でございます。設立に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。 ご出席の皆様方には、平素より福井県の産業振興にご尽力いただくとともに、広く県政の推進に多大なるご理解、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。また、ご来賓の皆様方におかれましては、福井県の産学官連携による取組みに積極的にご支援を賜っております。この場をお借りいたしまして、感謝を申し上げます。ありがとうございます。 さて、これまで福井県の産学官連携につきましては、行政が積極的に産・学の橋渡しを行う、いわば「福井方式」により、例えば繊維や眼鏡などの地場産業を中心に新たな技術開発を進めております。炭素繊維の航空機部材や眼鏡技術を応用した医療機器などを市場に送り出しております。 また、今後は県民の手による人工衛星「県民衛星」や「炭素繊維を活かした土木資材」などの新たなプロジェクトを立ち上げ、環境エネルギーや医療、農業、宇宙など、成長が見込まれる産業分野における事業化を進めてまいりたいと考えております。 こうしたことを本当の意味で実現するために、皆様からのご協力をいただき、「ふくいオープンイノベーション推進機構」を設立することとしました。この機構においては、これまで福井県が培ってきた「産学官」の連携に、地域企業の実情に詳しく経営・金融の専門である金融機関の力を得て、実用化・事業化までワンストップで対応しようとするものです。 国内外との競争において日本が、地方が、そして我が福井県が勝ち残るためには、これまで以上に「ものづくり」のノウハウを結集し、競争力のある新しい製品の開発、地域資源を生かした商品開発・販路の開拓、そして産業を支える人材の育成・確保を進め、地域産業の活性化を図っていく必要があると考えます。 また、国の「成長戦略」においては、革新的な技術からビジネスを生み出す仕組みづくりが重要な柱のひとつとなっており、地方が活力を取り戻すことが最大の課題である「地方創生」のプロジェクトにおいても、地域産業の競争力強化が最も重要な手段であります。 そのためにも、本日お越しをいただいている国・政府の方々をはじめ、産業技術総合研究所ならびにNEDOの皆様にはこれまで以上に強力なバックアップをお願いしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 結びになりますが、この機構が、福井県の産学官金を結集する総合的な体制となり、県内産業の活力を高め、国内外に打って出る駆動力となることを期待するとともに、今日ご出席の皆様の一層のご活躍、ご繁栄を祈念いたしまして、あいさつといたします。よろしくお願いいたします。 |
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